2018/12/4
提供:三菱UFJ国際投信
「投資環境ウィークリー」12月3日号より抜粋
30-10年債の利回り格差は拡大基調
■ 米中首脳会談で追加関税に猶予期間
12月1日(土)米中首脳会談では、2019年1月より10%から25%に引き上げられる予定であった2000億ドルへの追加関税が90日間猶予されることが決まりました。引き続き、交渉は難航する可能性があるものの、米国株のS&P500先物は一時1.5%急進するなど好感されています。
■ 米10年債が3%割れるも、30年債は高水準
米10年債金利は9月以来となる3%割れとなる、2.99%で11月30日の取引を終えていました(上図)。パウエルFRB議長の発言による過度な利上げ観測の後退、原油市況の下落によるインフレの鈍化などが背景とみられます。ただ30年債は財政赤字などへの懸念から高水準に留まっており、30-10年の利回り差は足元で拡大基調です。
■ 今週は米雇用統計とOPEC総会に注目
今週は米国の雇用統計が公表予定です。10月の平均時給は前年比+3.1%と2009年以来の水準に上昇しましたが、ハリケーンの影響も指摘されています。11月も3%を上回れば、米国経済への期待も高まるとみられます。OPEC総会では減産が続く見通しです。また10週連続で増加している週間の米原油在庫も注目です。(永峯)
今週の主要経済指標と政治スケジュール
12/3(月) |
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12/4(火) |
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12/5(水) |
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12/6(木) |
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12/7(金) |
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12/8(土) |
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注)★は特に注目度の高いイベント
(日)は日本、(米)は米国、(欧)はユーロ圏、(英)は英国、(独)はドイツ、(仏)はフランス、(伊)はイタリア、(豪)はオーストラリア、(中)は中国、(伯)はブラジルを指します。日程および内容は変更される可能性があります。
出所) 各種情報、Bloombergより当社経済調査室作成
MSCI WORLD、MSCI EMは現地通貨ベース。
騰落幅、騰落率ともに2018年11月23日対比。
(日本の株式・10年国債利回りは2018年11月22日対比)。
出所) MSCI、Bloombergより当社経済調査室作成
注) 上記3図の直近値は2018年11月30日時点。
出所) Bloombergより当社経済調査室作成
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