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アメリカNOW! 今週の5銘柄 〜米国株はドルの動向がポイントか、物色は業績上方修正銘柄に注目〜

2016/04/04
投資調査部 榮 聡

先週の米国株式市場は、イエレンFRB議長のハト派的な発言でドル安が進み、また雇用統計の結果も株式に理想的な形となってS&P500指数は週間で1.2%の上昇となりました。今週の米国株式市場もドルの動向に左右される状況が想定されます。ドル安が進む場合は株式は上値を試す展開が、ドル安が進まない場合はもみ合いとなる可能性が高いと考えられます。

今回はドル安が進まず相場全般がもみ合いとなる場合に物色されやすいと考えられる、直近の業績予想修正動向が良好な銘柄として、タイム ワーナー(TWX)、フェデックス(FDX) 、ウォルト ディズニー(DIS)、 ハネウェル インターナショナル(HON) 、プライスライン グループ(PCLN) の5銘柄をご紹介いたします。

尚、ドル安が進む場合には、本レポート3/22号で取り上げたドル安が恩恵となる銘柄がご参考になるかと思います。

図表1:S&P500指数の一目均衡表(日足、6ヵ月)

※当社WEBサイトを通じて、SBI証券が作成

<先週の米国株式市場>
先週の米国株式市場は、3/29(火)にイエレンFRB(米連邦準備制度理事会)議長が「利上げに慎重」と考えられるハト派的な発言でドルが反落して株価は上昇、4/1(金)には中国の3月製造業・非製造業PMIがともに大幅改善し、米国の3月雇用統計も株式市場にとっては理想的な結果となりました。S&P500指数は週間で1.2%上昇しました。

3月の雇用統計は、非農業部門雇用者数が21.5万人(予想は20.5万人)、平均時給は0.3%増(予想は0.2%増)、失業率は5.0%(予想は4.9%)、労働参加率は4ヵ月連続で上昇して63%でした。雇用拡大が続く一方、労働市場への参加が増えることで先行きの賃金上昇を抑制することが想定され、利上げ期待を過度に引き上げることはなく、株式市場にとっては理想的な形となりました。

4/1(金)発表の3月ISM製造業景況指数は51.8と15年9月以来6ヵ月ぶりに50を超えてきました。米国の製造業の底入れの可能性がさらに高まったと見られます。また、中国の製造業PMIは15年7月以来8ヵ月ぶりに50を超える50.2(予想は49.4)となり、非製造業PMIも53.8(前月は52.7)と改善しています(図表2)。一方、ミシガン大学消費者マインド指数は3ヵ月連続で低下して91.0(予想は90.5)となっています。

<今週の米国株式市場>
今週の米国株式市場は、引き続きドルの動向が焦点となりそうです。

S&P500指数ベースの予想PERは17.6倍に達し、16年1-3月期の企業業績は引き続き停滞見通しのため、基本的に株価指数の上値は抑えられやすいと考えられます。

ただし、ドル安が進む場合には企業業績を抑えている重要な要因が緩和されるため、株価指数は上値を試しに行く可能性が考えられるでしょう。図表3の通り、週足の一目均衡表では1.15ドル/ユーロが雲の上限でテクニカルに重要なポイントとなっています。これを超える場合、金融市場での反応が大きくなると見込まれます。

今週の重要イベントとして、4/5(火)の3月ISM非製造業景況指数が注目です。同指数は15年11月から4ヵ月連続で悪化しており、市場予想(予想は54.2)通り2月の53.4から改善するか注目されます。また、4/6(水)には3/15-16開催分のFOMC(米連邦公開市場委員会)の議事録が公表されます。いずれのイベントも米国の利上げの見通しとドル相場に対する影響が見込まれます。

16年1-3月期の決算発表は、4/11(月)のアルコアを皮切りに4/18(月)の週から本格化します。S&P500指数採用企業の4/1(金)時点のコンセンサス予想では、EPSは前年同期比0.7%減です。15年10-12月期の前年同期比4.4%減からは改善となる見通しです。

(今週の5銘柄)

米株式市場は、ドル安が進むのでない限りはバリュエーションの高さや企業業績の停滞を背景にもみ合いに移行する可能性が高いと考えられ、好業績銘柄の個別物色が強まりやすいとみられます。

そこで今回は、直近の業績予想修正動向が良好な銘柄をスクリーニングしてご紹介いたします。以下の条件でスクリーニングを行い、図表4に抽出された銘柄を今週の5銘柄といたします。

【スクリーニング条件】
(1)過去1ヵ月、3ヵ月の予想EPSが上方修正
(2)今期予想EPSが増加見通し
(3)予想PERが20倍以下
(4)S&P100指数構成銘柄

セクター要因で株価評価が低下している中、「バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生」のヒットで注目されるタイム ワーナー(TWX)、直近の四半期決算が市場予想を上回り株価が戻り歩調にあるものの依然割安と考えられるフェデックス(FDX) 、世界に通用するコンテンツ創出力の高まりと6月に上海ディズニーの開業を控えて注目できるウォルト ディズニー(DIS)、米資本財セクターの代表的な優良銘柄で、足元の「米国製造業の底入れ」のテーマに乗るハネウェル インターナショナル(HON) 、世界最大のオンライン旅行会社でドル安の恩恵が大きいプライスライン グループ(PCLN)です。

尚、ドル安が進みユーロ・ドルで1.15を超えるような状況となれば、ドル安がメリットになる銘柄が物色されるでしょう。その場合は、3/22掲載の「アメリカNOW! 今週の5銘柄 〜米市場のテーマはドル安!?ドル安メリット銘柄に注目〜」で取り上げた銘柄を参考にしていただけたらと思います。

図表2:中国の3月製造業・非製造業PMIは大幅改善

※BloombergデータをもとにSBI証券が作成

図表3:イエレンFRB議長の発言を受けてドルは反落 (ドル/ユーロ相場、週足、2年)

※当社WEBサイトを通じて、SBI証券が作成

図表4:業績堅調銘柄のスクリーニング

※BloombergデータをもとにSBI証券が作成

今週の注目銘柄

買付 チャート 銘柄 株価
(4/1)
予想PER
(倍)
ポイント
買付チャートタイム ワーナー(TWX) 72.99ドル13.7 ・米国の総合メディア大手企業です。CNN、TBSなどを擁するテレビ局ネットワークのターナー、ケーブルTV局のHBO、映画・TV番組制作のワーナー・ブラザースの事業を展開しています。

・15年12月期業績は、売上が前年比3%増、営業利益は増収効果とターナー部門のリストラ費用の減少により同15%増と堅調です。16年12月期のEPSは5.30-5.40ドル(15年12月期実績4.75ドル)を見込んでいます。

・株価は15年夏にウォルト ディズニーの業績下方修正を受けてメディアセクター全体が下落したことを背景に下落しました。一方、業績は堅調となっており、見直しが期待できるでしょう。直近の業績上方修正は「バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生」のヒットが貢献していると見られます。直近号の「バロンズ誌」にも注目銘柄として取り上げられています。
買付チャートフェデックス(FDX) 163.67ドル13.5 ・世界最大の航空貨物輸送会社です。昨年4月に欧州の物流大手TNTの買収で合意(欧州委員会の承認待ち)しています。

・主力のエキスプレス部門は、ドル高の影響を受けて減収となるも、値上げやコスト削減で増益を確保しています。陸上貨物部門はeコマースの拡大を受けて増益が続いています。景気低迷の影響を強く受けている航空貨物部門のマイナスをカバーして、全体として増益基調が確保されています。

・3/16発表の15年12月-16年2月決算は、売上が前年同期比9%増、EPSが同25%とエキスプレス部門の利益向上策が効いて好調でした。直近の予想EPSの上方修正は決算で市場予想を7%上回ったことが要因と考えられます。17年5月期基準の予想PERには依然割安感があると見られます。
買付チャートウォルト ディズニー(DIS) 99.07ドル16.9 ・ESPN(スポーツ放送)、ABC(TVネットワーク)などの放送事業、ディズニーランドなどのテーマパーク事業、映画事業を展開しています。

・昨年夏にESPNのケーブルTVでの加入者数減少が表面化して以降、株価は低調となっています。一方、テーマパーク事業、映画事業の牽引により会社全体の業績は好調で、15年10-12月期決算のEPSも市場予想を13%上回り、直近の業績上方修正に繋がっています。

・ESPNの動向が落ち着けば、かなり見直される可能性がありそうです。6月に上海ディズニーランドの開業を控えて市場の注目度も高まりやすい状況です。
買付チャートハネウェル インターナショナル(HON) 113.23ドル17.1 ・主に産業向けのテクノロジー製品を製造する資本財メーカーです。航空宇宙製品、自動化機器、制御・感知用製品、自動車製品、先端材料、石油化学用加工技術など幅広い製品を提供しています。

・15年10-12月期決算は産業景気の停滞を受けて売上が前年同期比3%減ですが、利益率の大幅な改善により税前利益は同27%増でした。 「HOS Gold」と呼ばれる業務効率化プログラムの効果が表れているようです。16年12月期の営業利益率のガイダンスは18.0-18.4%で、15年12月期の17.9%を上回る見通しです。

・当社は米国の資本財セクターで3Mと並んで最もうまく経営されている企業と考えられます。足元で進む「米国製造業の底入れ」のテーマでまず買われる銘柄と考えられ、注目できるでしょう。
買付チャートプライスライン グループ(PCLN) 1299.70ドル18.8 ・オンライン旅行予約の大手で、宿泊予約では世界最大です。欧州の宿泊予約サイトのブッキングドットコム、旅行比較サイトのKAYAK、レストラン予約のオープンテーブルを買収して事業分野を拡げてきました。

・ドル高の影響を強く受けていますが、業績の基調は堅調です。2/17発表の15年10-12月期は売上が9%増、EPSが16%増でいずれも市場予想を上回りました。16年1-3月期のガイダンスは予約高が前年同期比12-19%増(為替の影響を除いて18-25%増)、売上は同9-16%増で、前四半期の9%増から加速が見込まれています。

・欧州のテロ事件や移民問題の影響が懸念されて株価は昨年末にかけて下げたと見られますが、好調な見通しが発表されて見直しが進んでいます。 欧州の売上が過半を占めるため、ユーロ高・ドル安の恩恵が大きい企業です。

注:予想PERは、Bloomberg集計のコンセンサス予想EPSによります。フェデックスは17年5月期、ウォルト ディズニーは16年9月期、それ以外は16年12月期です。

※会社資料、BloombergデータをもとにSBI証券が作成

主要イベントの予定

日付 経済指標・イベント 企業決算
4(月)・製造業受注(2月)
5(火)・ユーロ圏小売売上高(2月)
・米貿易収支(2月)
・ISM非製造業景況指数(3月)
・JOLT求人(2月)
ウォルグリーン ブーツ
6(水)・ドイツ鉱工業生産(2月)
・FOMC議事要旨(3月15-16日開催分)
モンサント、コンステレーション ブランズ
ベッドバス&ビヨンド
7(木)・中国外貨準備(3月)
・ECB政策金利
・イエレンFRB議長講演
カーマックス、コナグラフーズ
8(金)・米卸売在庫(2月)
10(日)・中国資金調達総額(3月) 15日までに発表
11(月)・日本機械受注(2月)
・中国消費者物価指数(3月)
・中国生産者物価指数(3月)
アルコア
12(火)
13(水)・中国貿易収支(3月)
・米小売売上高(3月)

・米生産者物価指数(3月)
JPモルガン
14(木)・米消費者物価指数(3月)バンク オブ アメリカ、ウェルズ ファーゴ
15(金)・中国実質GDP(1-3月)
・中国鉱工業生産・小売売上高・固定資産投資(3月)

・米鉱工業生産・設備稼働率(3月)
・ニューヨーク連銀製造業景気指数(4月)
・ミシガン大学消費者マインド(4月)
シティ グループ

※Bloombergデータ、各種報道をもとにSBI証券が作成

※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。

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