2025-07-12 19:25:26
月間人気銘柄ランキング国内(株価・指標):15分ディレイ、海外(株価・指標):原則15分ディレイ(指数によって異なります)、為替:10分ディレイ 当社専属アナリストがランキングから6月を振り返る!投資情報部 鈴木 英之 ■6月の東京株式市場の概況 6月の東京株式市場では、日経平均株価の月末終値が前月末比で6.6%上昇し、3ヵ月連続の上昇となりました。5月中旬以降、日経平均株価は38,500円前後まで上昇しては跳ね返される展開が続いていましたが、イスラエルとイランの停戦が実現した6月第4週以降は、そうした抵抗ラインを上抜ける展開となり、6月27日(金)には5カ月ぶりに4万円台を回復しました。 6月の米国株は総じて堅調で、AI・半導体関連株がリード役となる展開でした。これは、半導体大手企業がAI普及に伴う半導体需要への強気な見方を示したことが背景にあります。特に月末にかけては上昇が加速し、ナスダック指数やS&P500指数が最高値を更新しました。 世界的に投資家が「リスクオン」のスタンスを強める中、東証の投資部門別売買状況では、海外投資家が13週連続で買い越しとなりました。これは約3年ぶりの連続記録です。日本の上場企業の間で資本政策の見直しが進み、企業買収や親子上場解消の動きが増加傾向にあることも背景とみられます。 日経平均採用銘柄の物色動向を見ると、6月はAI・半導体・データセンター関連株が上位をほぼ独占しました。4月以降の上昇相場をけん引した防衛関連銘柄の多くも上昇を維持しましたが、イスラエル・イランの停戦もあり、利益確定売りが目立ち始めました。 ■月間ランキングでの傾向 6月の大きな出来事と言えば、イスラエルとイランの間で対立が深まり、互いにロケット攻撃を繰り返すなど、地政学的リスクが高まったことが挙げられます。戦争の不安が強まる投資環境下では、投資家は株や債券といった伝統的な投資対象の他に、金や暗号資産などへ投資する「オルタナティブ投資」を指向しやすいと考えられます。実際に6月は、金や暗号資産が高値圏で推移する展開となりました。 株式市場では、東証スタンダード市場のメタプラネット(3350)が「SBI証券ではじめてお取引された銘柄人気ランキング」で、「現物」の第3位、「信用」の第1位にランクされました。同社はビットコインに積極的な投資を行っており、こうした投資環境が追い風になった可能性があります。 「SBI証券ではじめてお取引された銘柄人気ランキング」の「信用」部門では、すかいらーくホールディングス(3197)が第5位にランクインしました。信用取引のランキングには、その月に株主優待の権利が確定する銘柄がランクインする傾向があり、同社も6月中・下旬に「空売り」が増えており、「つなぎ売り」を活用した投資家が多かったことが示されています。 「SBI証券の売買代金ランキング」では、ディスコ(6146)、アドバンテスト(6857)、レーザーテック(6920)などの半導体製造装置大手企業が上位を独占しました。米国株式市場で6月の主役が半導体関連銘柄であったことから、日本でも同様の傾向が見られました。 SBI証券ではじめてお取引された銘柄人気ランキング(2025年6月)現物(2025年6月)SBI証券でのはじめての取引。みんなどんな銘柄を購入したの?
信用(2025年6月)SBI証券でのはじめての信用取引。みんなはどんな銘柄を取引したの?
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