2025-06-14 05:27:44
月間人気銘柄ランキング国内(株価・指標):15分ディレイ、海外(株価・指標):原則15分ディレイ(指数によって異なります)、為替:10分ディレイ 当社専属アナリストがランキングから5月を振り返る!投資情報部 鈴木 英之 ■5月の東京株式市場の概況 5月の東京株式市場では、日経平均株価の月末終値が前月末比で5%上昇し、2ヵ月連続の上昇となりました。 4月上旬、関税問題で米中対立が激化する中、株価が急落しましたが、5月は米英交渉での合意形成や、米中間の関税引き下げなど、関税問題への不透明感後退につながる材料が目立ちました。 反面、米国で減税に向けた動きが本格化し同国の財政不安が高まる中、ムーディーズが米国債を格下げするという動きがあり、米長期金利は上・中旬に上昇傾向となりました。世界的に財政規律の後退が懸念され、日本でも長期金利が上昇基調になりました。また、米国債への不安から暗号資産が買われる場面が目立ち、金も高値圏で保ち合う展開となりました。 こうした中、ウクライナ・ロシア戦争の継続に加え、中東ではイスラエルによるイラン核施設の攻撃等が懸念されるなど、地政学リスクの高まりがみられました。一方、日米通商交渉が進捗する中、造船分野を含む防衛面での対米交渉が意識されるなど、防衛産業には追い風が強まりました。米国ではボーイング株が上昇基調となりました。 なお、5月は前半に3月決算企業等の決算発表が佳境を迎えました。上場企業の業績は踊り場を迎え、26年3月期は減益となる企業が増えそうです。一方、企業による資本政策の変更や親子上場解消に向けた動きも増え、東京市場の株価を下支えしました。 ■月間ランキングでの傾向 前項にあったように、防衛産業に追い風が目立ったことから、月間ランキングでも防衛産業の活躍が目立ちました。「SBI証券でのはじめての信用取引」では、三菱重工業(7011)がトップを維持し、第6位に川崎重工業(7012)がランクイン。また、「SBI証券の売買代金ランキング」では、第2位に川崎重工業、第3位に三菱重工業、第9位にIHI(7013)がランクイン(売り・買いとも同順位)しました。暗号資産の人気化を反映し、ビットコインへの投資姿勢を強めるメタプラネット(3350)が「SBI証券の売買代金ランキング」で第2位になりました。 なお、5月の米株式市場では、AI向け半導体のエヌビディアが24%上昇するなど、半導体関連株がけん引し、フィラデルフィア半導体株指数は12%上昇しました。その流れを受け、「SBI証券の売買代金ランキング」では、ディスコ(6146)が首位を奪回しました。また、金価格の堅調を背景に、「SBI証券のETF/ETNランキング」では、純金上場信託(現物国内保管型)(1540)が第2位にランクインしました。 SBI証券ではじめてお取引された銘柄人気ランキング(2025年5月)現物(2025年5月)SBI証券でのはじめての取引。みんなどんな銘柄を購入したの?
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