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2019年 年頭のご挨拶
あけましておめでとうございます。
昨年の相場環境は、年末の相場の急変こそございましたが、26年11ヵ月ぶりに日経平均株価が2万4200円台に達し、世界経済においては、「米国一強」と言われるほどの米国経済の好調さが際立つなど、投資家の皆さまにおかれましては、取引機会に恵まれた一年だったのではないかと存じます。そのような中、弊社はおかげさまで、総合口座数は証券業界でもトップクラスとなる445万口座を達成し、預り資産は13.6兆円を突破、さらに外部機関の評価では、「2018年 オリコン日本顧客満足度ランキング ネット証券」にて、3年連続11度目となる総合1位を獲得するなど、大きな飛躍の年となりました。これもひとえに多くのお客さまのご愛顧の賜物と感謝申し上げます。
弊社は、昨年も経営理念である「顧客中心主義」を引き続き追求し、国内株式現物のダークプール取引「SBBO-X」や「米国株式・ETF定期買付サービス」の提供開始、少額投資サービスや国内株式取引アプリのリニューアルなど、お客さまの多様なニーズにお応えすべく、さまざまな施策を実施いたしました。また、ホールセール・ビジネスの強化にも継続して取り組み、IPOの引受関与率は95%以上となるなど、個人投資家の皆さまにとって魅力的な投資機会をご提供できるよう努めてまいりました。
さらに昨年は、SBIグループ内外との連携による、プラスαの価値の創出にも積極的に取り組んでまいりました。「地方創生」のグループ戦略のもと、地域金融機関との金融商品仲介業での提携先は30を超え、更なる連携強化の取組みとして共同店舗の運営を開始し、地方銀行4行との提携に至っております。
さて、近年はさまざまな環境の変化から、金融サービスをご利用いただくお客さまのニーズは多様化しております。「人生100年時代」という言葉に表されるように、ライフデザインについて再定義がなされる中、資産形成に対する意識にも変化が起こりつつあります。
弊社はこれまでもお客さまの幅広いニーズにお応えできるような金融サービスを提供してまいりましたが、今後、より一層多様化するお客さまのライフスタイルを前に、弊社としてどのようにお応えし、お役に立つことができるか、常に模索してまいります。2019年も、めまぐるしく変化する環境のもと、金融イノベーターとして、以下のような施策を通じて、これまでにないサービスをご提供していく所存です。
・SBIグループのシナジーを最大限に活用したホールセール・ビジネスの強化
・IPO主幹事獲得数の増加と、それによる新産業/新領域への魅力的な投資機会の提供拡大
・地域金融機関との連携を通じた、地方創生への取組み
・業界・業態の垣根を超えたアライアンスの強化と新たなサービス・価値の創出
・NISAやiDeCoなどの税制メリットを最大限享受いただけるサービスの提供と、それによる投資家の裾野の拡大
本年も、最大限皆さまのお役に立てるよう、引き続き努めてまいりますので、変わらぬお引き立ての程、よろしくお願い申し上げます。
最後に、2019年が皆さまにとってますます希望に溢れる一年となりますよう、心からお祈り申し上げます。
平成31年 元旦
株式会社SBI証券
代表取締役社長