投資基礎講座 外国為替保証金取引(FX)
「外国為替取引」とは、ドルと円、円とユーロなど異なる通貨を交換(売買)することを意味します。例えば、外国通貨(米ドルなど)を買い、自国通貨(日本円など)を売るといった取引のことです。
一方、「保証金取引」とは、一定額の保証金を担保として差し入れることで、取引会社より信用を供与され、保証金の数倍の金額に相当する取引が可能になる取引です。 |
外国為替保証金取引の魅力
秒刻みで変動する為替レートに対して24時間リアルタイム取引!
為替取引は、日本をはじめ世界各国で24時間取引されています。外国為替保証金取引なら個人投資家の方でも為替ディーラーと同じように24時間取引が可能なので、仕事を終えて帰られてからでもリアルタイムで取引が可能です。(※)
SBI FX αの取引レートは、常に買値と売値を同時に提示する「2-Way方式」を採用しています。また、買値と売値は同じではなく差があります。
主な外国為替の取引時間(日本時間ベース)
取引手数料
「SBI FX α」の場合・・・新規・決済共に0円(現引きの場合も同様)
取扱通貨ペアと保証金について
一般の外国為替取引との違い
1米ドル=100円の時に外貨投資しようとした場合・・・
つまり、10万円の担保(保証金)で、100万円分に相当する米ドルを購入するのと同じ効果が得られる取引と言えます。
多様な収益機会!
(1)円安でも円高でもどちらも収益のチャンスがあります!
通常の外貨預金などでは、購入時より円安に動いた時のみ為替差益が発生致しますが、外国為替保証金取引の場合、売建から取引を始めることにより、購入時より円高に動いた時の収益チャンスもございます。
(2)海外の好金利を享受することも可能です!−スワップポイント−
「スワップポイント」とは、異なる2通貨間の金利差により生じる差損益です。金利の高い通貨を買建ることで受取り、金利の高い通貨を売建ることにより支払が発生します。
通常の為替取引は、売買の2営業日後が決済日となっています。外国為替保証金取引では、「ロールオーバー」という仕組みにより、反対売買がなされない限り決済日を1営業日ずつ繰延べますので、長期間ポジションを維持することができます。
ロスカット・ルールで、損失の拡大を防止します!
外国為替保証金取引は、レバレッジを効かせたハイリスク・ハイリターンなお取引なので、相場が予想と逆の動きをした場合、損失が大きく膨らんでしまう恐れもございます。
預託保証金を超える損失の発生を未然に防ぐため、預託保証金率がロスカット水準を下回った場合、当社はお客さまの全ての建玉について、当社の提示する為替レートで反対売買を行い決済します(以下「ロスカット」といいます)。
ただし、相場の状況により、預託保証金率がロスカット水準以下になっても即座に反対売買ができず、ロスカット水準を大きく下回る水準で強制決済されることがあります。
上記の場合であっても、相場の急激な変動により、預託保証金を超える損失が発生する可能性があります。
(注) 「SBI FX α」では各コース毎に最低ロスカット水準が設けられ、その水準以上に関しては5%ごとにお客様の任意で設定が可能です。
アラーム通知
預託保証金率が当社が予め定める水準を下回った時点、またはお客様が設定した水準に達した時点で、アラーム通知を行ないます。(Eメールでのご通知は差し上げておりません。WEBサイトのSBI FX α取引サイト「ホーム」>「お知らせ」や「口座管理」>「口座情報/建玉一覧」画面に表示されます。)
新規建玉注文の自動取消
既に建玉があり、かつ未約定の新規建玉注文がある場合において、預託保証金率が100%を下回った場合、当社は即座に全ての未約定の新規建玉注文を取消します。
ロスカット・ルールのイメージ
外国為替保証金取引のリスク
- 外国為替保証金取引(SBI FX α)は、1取引単位は1万〜1,000万通貨単位で、必要保証金は取引金額に下記のレバレッジコース毎の保証金率を乗じた金額になります。
「ローレバレッジ1倍コース:100%」
「ローレバレッジ3倍コース:33%」
「ローレバレッジ5倍コース:20%」
「スタンダードコース:10%」
「ハイレバレッジ25コース:4%(※)」
「法人口座コース:過去のボラティリティに応じて、週次で通貨ペア毎に上限レバレッジを見直し」
(個人のお客さまは、必要保証金の額の約1倍〜25倍の取引が可能です。法人口座のお客さまは、レバレッジコースの変更はできません。)※高レバレッジ取引の可能な通貨ペアは原則として当社が指定する主要通貨ペアに限定されます。
- 本取引は、取引額(約定代金)に対して少額の必要保証金をもとに取引を行うため、必要保証金に比べ多額の利益を得ることもありますが、その一方で短期間のうちに多額の損失を被る可能性があります。
- 本取引は、通貨等の価格又は金融指標の数値の変動により損失が生ずるおそれがあり、かつその損失の額が預託した保証金の額を上回ることがあります。
- 本取引は元本及び利益が保証されるものではありません。
- スワップポイントは金利情勢の変化等により変動しますので、将来にわたり保証されるものではありません。
- 取引レートは2Way方式で買値と売値は同じでなく差があります。
税金について
個人のお客様の為替保証金取引によって得た売買益及びスワップポイントは、平成24年1月以降、先物取引に係る雑所得等として、申告分離課税の対象となります。
詳しくは、お近くの税務署や、税理士等の専門家へお問い合わせください。
平成23年度税制改正により、平成24年1月以降に行われる個人のお客様の店頭デリバティブ取引等の課税方法が「総合課税」から、先物取引に係る雑所得等としての「申告分離課税(税率20%)」に変更となりました。
ご注意事項
- 本取引は元本及び利益が保証されるものではありません。
- スワップポイントは金利情勢の変化等により変動しますので、将来にわたって保証するものではありません。