積立FX(外貨積立)

- 「外貨積立」は「積立FX」の愛称であり、外国為替保証金取引です。外貨預金とは異なります。
「積立FX(外貨積立)」のその他ポイント
収益の計算方法
積立FX(外貨積立)の収益は、為替の値動きによる為替差損益と通貨間の金利差によるスワップポイントによって発生します。
為替差損益の計算方法
積立FX(外貨積立)では、外貨の購入 (買い) を行い、決済 (売り) を行うことによって、為替差損益が確定します。 計算式は、以下のとおり


例えば、1ドル=100円のときに1,000ドル購入し、1ドル=101円のときに1,000ドル追加購入した場合、 保有数量は2,000ドル、購入平均価格は100.50円となります。 この状態で1ドル=102円のときに、1,000ドルを売却すると、為替損益は、


となります。
スワップポイントについて


為替取引では、バリューデイト (Value Date) と呼ばれる決済日は、通常は取引日の2営業日後となります。
スワップポイントは、このバリューデイトの日数で計算されるため、実際にポジションを保有していた期間とは異なります。
FX取引では、ロールオーバーという未決済建玉の決済日 (バリューデイト) を翌営業日に繰り延べる処理が行われます。自動的にポジションをロールオーバーすることにより、スワップポイントが発生し、また長期間ポジションを保有することが可能となります。
スワップポイントが3日分発生するのは水曜日から木曜日のロールオーバー時

火曜日に保有していたポジションが水曜日にロールオーバーされると、決済日が木曜日から金曜日に1営業日繰り延べられたことになり、1日分のスワップポイントが発生します。
同じように、水曜日の保有ポジションを1営業日ロールオーバーすると、決済日は金曜日から月曜日までの3日間繰り延べることとなるため、3日分のスワップポイントが発生します。
- 日本や海外の祝日等により、バリューデイトが不規則となるときがあり、ゴールデンウィークや年末年始等に多くの日数分のスワップポイントが発生する場合があります。HP等でご案内いたしますので、ご確認ください。
積立FX(外貨積立)のスワップポイント
積立FX(外貨積立)では、少額の外貨の購入が可能なため、1円未満のスワップポイントが発生いたします。
例えば、10,000通貨あたり1日30円のスワップが発生する場合に、100通貨保有していると、
100通貨÷10,000通貨×30円=1日あたり0.3円のスワップポイントが得られます。
- 未決済建玉 (保有ポジション) のスワップポイントは、小数点第6位まで計算されて保持されます。決済に伴う金銭の授受は小数点第4位まで計算した結果にて行います (小数点下5桁目は切り捨て)。
税金について
FX取引によって収益が発生した場合、課税所得の中でも「雑所得」として扱われ、確定申告をする必要があります。申告を忘れると、脱税や申告漏れと判断されてしまうので、注意が必要です。
雑所得とは?
雑所得 (ざつしょとく) とは、利子所得・配当所得・不動産所得・事業所得・給与所得・退職所得・山林所得・譲渡所得・一時所得のいずれにも該当しない所得となります。一般的なものについては、公的年金などが挙げられます。
一年間の雑所得 (経費控除後の金額) が20万円以下の場合は申告が不要となっています。
その他以下のような特徴があります。
- 店頭デリバティブ取引との損益通算が可能
- 損失の繰越控除が3年間可能
詳しくはご存知ですか?「 FXの利益にかかる税金」をご覧ください。
ご注意事項
- 取引手数料は無料です。
- 外国為替保証金取引 (SBI FX) の1取引は1,000通貨〜500万通貨となります。
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個人のお客さまの必要保証金は取引金額に下記のレバレッジコース毎の保証金率を乗じた金額になります。
「レバレッジ1倍コース:100%」
「レバレッジ3倍コース:33%」
「レバレッジ5倍コース:20%」
「レバレッジ10倍コース:10%」
「レバレッジ25倍コース:4%※」
(必要保証金の額の約1倍〜25倍の取引が可能です。)
- 高レバレッジ取引の可能な通貨ペアは原則として当社が指定する主要通貨ペアに限定されます。
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法人のお客さまの必要保証金は金融先物取引業協会、及びNEX Data Servicesが算出した通貨ペアごとの為替リスク想定比率 (保証金率) を取引金額に乗じて得た金額になります。
為替リスク想定比率とは、金融商品取引業等に関する内閣府令第117条第31項第1号に規定される定量的計算モデルを用い算出します。
- 保証金率は毎週見直し、適用される保証金率は取引サイト等であらかじめお知らせいたします。
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外国為替保証金取引 (積立FX(外貨積立)) は、1通貨から取引が可能です。
必要保証金は取引金額に保証金率33.334%〜100%を乗じた金額になります。(必要保証金の額の約1倍〜約3倍までの取引が可能です。)
- 本取引は、取引額 (約定代金) に対して少額の必要保証金をもとに取引を行うため、必要保証金に比べ多額の利益を得ることもありますが、その一方で短期間のうちに多額の損失を被る可能性があります。
- 本取引は、通貨等の価格又は金融指標の数値の変動により損失が生ずるおそれがあり、かつその損失の額が預託した保証金の額を上回ることがあります。
- 本取引は元本及び利益が保証されるものではありません。
- スワップポイントは金利情勢の変化等により変動しますので、将来にわたり保証されるものではありません。
- 取引レートは2Way方式で買値と売値は同じでなく差があります。