「まだまだインド」派 「NEXTインド」派 あなたはどっち?
2024/4/15

人口増加や経済発展に伴う成長期待から、好調なパフォーマンスを見せてきたインド株式ファンド。
SBI証券でも2023年以降「インド」が検索ホットワードに上がり続けており、その人気には衰えが見えません。
しかし一方で、高値警戒感やポートフォリオ分散の観点から、インドの次のテーマを物色し始めている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今回は、引き続きインドに注目する「まだまだインド」派、インドの次(NEXT)に来るテーマを探す「NEXT インド」派、それぞれの方に向けて注目ファンドをご紹介します。(コメント・データは2024年2月末時点)
CONTENTS
まだまだインド派 インド株式ファンドでしっかりパフォーマンスを狙いたい
まだまだインド派のあなたのために、トータルリターンランキングをチェック!
また、玉石混交の新興国株式市場だからこそ注目したいポイントを、
SBI証券川上ファンドアナリストに聞きました。
インド株式ファンドのトータルリターン(1年)ランキング(※1)
ファンド名 | トータルリターン | 標準偏差 | |||
6ヵ月 | 1年 | 3年 | |||
1 | HSBC インド・インフラ株式オープン | 27.8% | 68.6% | 34.8% | 12.9 |
2 | イーストスプリング・インド・インフラ株式ファンド | 27.7% | 62.4% | 27.9% | 12.7 |
3 | イーストスプリング・インド・コア株式ファンド | 23.1% | 55.1% | 44.4%※2 | 12.5 |
※1データは2024年2月末時点。データは、ウエルスアドバイザー社から提供を受けたデータを元に表示。
※2イーストスプリング・インド・コア株式ファンドは3年の運用期間が無いため、設定来のリターンを表示。
インド関連ファンドでは、インドの代表的な指数であるSENSEX30指数やNifty50インデックスへの連動をめざすインデックスファンドが人気となっています。しかし、1年リターンでは、Nifty50インデックスを大きく上回る好成績のアクティブファンドが多くなっていることに注目ください。
これらのアクティブファンドの特徴としては、
第2次モディ政権(2019年〜)の大型インフラ投資で恩恵を受けているインフラ関連(資本財、エネルギー、素材など)の株式にフォーカスして投資を行っているファンドであることや、堅調な個人消費の拡大を背景として高い成長が期待できる中小型株式に着目して投資を行っているファンドといえます。
高成長が期待できるインドへの投資においては、大型株の指数への連動をめざすインデックスファンドだけでなく、好成績のアクティブファンドを活用して高いリターンを狙う戦略が有効と考えます。
NEXTインド派 インドの次に来るテーマを探したい
NEXTインド派のあなたに向けて、SBI証券川上ファンドアナリストに、
インドの次に着目したいテーマを聞きました。
新興国株式への投資においてはインド株だけでなく、広く分散投資を行ってある程度リスクを抑えて高成長を享受したいというニーズもあると思われます。
そういう方におすすめしたいのは、新興国株式インデックスの実績を上回るアクティブファンドです。
SBI証券「国際株式・エマージング」カテゴリでのリターンを見てみましょう。
1年リターンの首位のファンドは、ビッグデータ新興国小型株ファンド(1年決算型)です。
新興国の小型株を投資対象としており、国別ではインド、台湾、韓国の組入比率が高くなっています(2024年2月末)。近年パフォーマンスで劣後する中国株の比率は新興国インデックスファンドと比べて低くなっています。
同様に3年リターン首位のファンドは、iTrust新興国株式(愛称:働きざかり〜労働人口増加国限定〜)です。
愛称の通り、労働人口の拡大に注目し、相対的に高い成長が期待される国に投資しています。2月末時点の上位組入国は、ブラジル、インド、メキシコ、南アフリカ、アラブ首長国連邦の5ヵ国となっています。その他9ヵ国に投資していますが、中国の組入れはありません。
分散型の新興国株式への投資は、インデックスファンドだけでなくアクティブファンドの活用も有効といえます。
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