ESGに取り組む注目の"世の中を良くする企業"を深堀り!第三回「リクルートホールディングス」
2021/10/8
HRテクノロジー(求人検索、求人広告)、メディア&ソリューションズ、人材派遣事業を柱として躍進を続けるリクルートホールディングス。個人と企業をつなぎ「まだ、ここにない出会い」を実現する情報サービス提供企業として、国内外で幅広く事業を行っています。近年は得意分野である人材活用のノウハウを生かしたESGにも注力している同社。今回はその活動内容をご紹介したいと思います。
グローバリゼーション戦略で売上規模2兆円を超える企業に
1960年に大学新聞専門の広告代理店として創業したリクルートホールディングス。人材関連事業からスタートし、以降、人生の節目となる「ライフイベント」領域・「ライフスタイル」領域へと事業を拡大。近年では、SaaS (Software as a Service)ソリューションを活用したクライアントの集客や顧客管理にも取り組んでおり、2020年度の売上規模は2兆円超。日本を代表する企業へと成長を遂げました。
2000年代に入ってからはその活動の場を海外へと広げ、現在は世界60カ国以上でサービスを提供。2011年度には3.6%だった海外売上比率も2020年度には約45%*にまで拡大し、世界中の個人の求職活動と企業の採用活動を支援しています。
- *リクルートホールディングス 第61期 有価証券報告書より野村アセットマネジメント算出
2021年から2030年までに3000万人の就業を支援
2021年5月17日、リクルートホールディングスは、ESGに関する具体的な目標を決め、2030年度の達成を目指すと発表しました。
環境面においては、オフィス電力の再生可能エネルギーへの切り替えや、派遣社員を含む従業員のリモートワーク推進、環境負荷の少ないデータセンターの活用などに取り組み、2030年度までにバリューチェーン全体で温室効果ガス排出量のカーボンニュートラルを目指すとのこと。
また社会面においては、2030年度までに、テクノロジーとデータを駆使してマッチングを効率化し、就業までに掛かる時間を2021年度比で半分に短縮。さらに雇用市場にある障壁を低減することで、2021年度から2030年度までに累計3,000万人の就業を支援するとしています。
女性の活躍の場を広げるべく女性取締役比率50%を目指す
また、2030年度までにグループ全体の上級管理職・管理職・従業員それぞれにおける女性比率を約50%にすると発表。2021年4月1日時点でリクルートホールディングスの女性従業員比率は51.5%と約半数を占めていますが、女性管理職比率は41.5%、女性上級管理職比率は10.0%となっております。これらの比率がすべて50%に引き上げられれば、かなりのインパクトとなることでしょう。
さらなるグローバリゼーションに向けて、積極的にESG活動に取り組むリクルートホールディングス。人材に強い会社だけに、今後も女性を始めとしたさまざまな人材活用の分野で、世界をリードしていくことが期待されています。
「世の中を良くする企業ファンド」の詳細はこちら
- ※上記は参考情報を提供することを目的としており、特定銘柄の売買などの推奨、また価格などの上昇や下落を示唆するものではありません。
ご注意事項
- 「毎月分配型」「隔月分配型」の投資信託については、お取引の前に必ず「毎月または隔月分配型投信の収益分配金およびNISAでのご注意事項、ならびに通貨選択型投信に関するご注意事項」の内容をご確認いただきますようお願いいたします。
- 投資信託は、主に国内外の株式や債券等を投資対象としています。投資信託の基準価額は、組み入れた株式や債券等の値動き、為替相場の変動等により上下しますので、これにより投資元本を割り込むおそれがあります。
- 投資信託は、個別の投資信託毎にご負担いただく手数料等の費用やリスクの内容や性質が異なります。ファンド・オブ・ファンズの場合は、他のファンドを投資対象としており、投資対象ファンドにおける所定の信託報酬を含めてお客さまが実質的に負担する信託報酬を算出しております(投資対象ファンドの変更等により、変動することがあります)。
- ご投資にあたっては、商品概要や目論見書(目論見書補完書面)をよくお読みください。