2014/9/4

SBI証券の投資信託ラインナップに今までにないテーマのファンドを追加しました。三井住友アセットマネジメントの「三井住友−YOURMIRAI　ワールド・リゾート」です。このファンドは、カジノ（統合型リゾート）やテーマパークなどのリゾート関連企業を主な投資対象とします。これらの銘柄は、世界経済の回復や新興国の所得増加を背景に更なる成長が期待できます。また、ポートフォリオのパフォーマンスを試算してみると、世界株式全体や世界のホテルやレジャー関連の指数よりも高いリターンを出していました。

日本でもカジノを含む統合型リゾートが導入される可能性があり、観光立国として更なる成長が期待されることから注目を集めているテーマに投資できるファンドは国内公募投信ではこの1本のみです。（2014/8/28現在）

このファンドは設定されて1ヶ月ほどしか経過しておりませんが、過去のデータを用いてポートフォリオのリターンを試算してみますと過去約5年（2009年8月末〜2014年8月19日）の累積リターンが+384.3％（5倍弱）でした。一方、同期間の世界株式全体の累積リターンが+96.0％、世界のホテルやレジャー関連の銘柄の累積リターンが+176.8％となっています。

• ※上記は2014年8月19日現在のポートフォリオを基に過去のデータを用いて試算した結果であり、実際の運用とは異なります。当ファンドの運用実績ではありません。また、当ファンドの将来の運用成果等を示唆あるいは保証するものでもありません。一定の前提条件に基づくものであり、経費等は考慮されていません。実際の運用においては、市場動向等の諸条件が異なることによりパフォーマンス等は大きく異なります。
• 出所：三井住友アセットマネジメント提供資料

• 出所：三井住友アセットマネジメント提供資料

経済の発展とともに、新興国では中間所得者層〜高所得者層の人口が今後も拡大することが期待され、これらの人たちが旅行やショッピングに対する支出を増やすことが見込まれます。

世界の富裕層が集まるカジノの地域別収益を見ると、アジア・オセアニア地域のカジノ収益はマカオやシンガポールを筆頭に、アメリカに迫る勢いで成長しています。

• 出所：三井住友アセットマネジメント提供資料

カジノだけではなく、テーマパークやホテル市場も今後更なる成長が期待できます。世界の主要テーマパークの入場者数は年々増加しており、主要ホテル5社の売上高推移を見ても堅調に推移しています。
人々が豊かになれば娯楽に対する支出も増え、関連企業の売上増加が期待されます。

• ※主要テーマパーク入園者数は、各年における入園者数トップ10のテーマパークの合計。
• ※ 主要ホテル5 社は、マリオット、ヒルトン、アコール、スターウッド＆リゾート、インターコンチネンタル。2014年〜2015年はBloombergによる予想値。
• ※AECOM、Bloomberg等のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成
• 出所：三井住友アセットマネジメント提供資料

さらに、旅行者が増えれば、そこでの消費も増えます。世界全体で見た場合、国際線の利用者数は年々増加することが予想され、特にアジア太平洋地域では、2010年の2.0億人から、2020年には3.6億人へと年率＋5.7％のペースで拡大すると見られています。

また、高所得者層が今後も増加することが予想されており、旅行先での高級ブランド品の購入が期待されます。多くのカジノを含む統合型リゾートやホテルには高級ブランド品の店舗が誘致されており、高級ブランド品の消費に寄与しています。

• （注） データは2001年〜2013年（国際線利用者数は2012年まで）。海外旅行者数の2020年はUNWTOによる予想値。
• （出所） UNWTO、ICAO（国際民間航空機関）のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成
• 出所：三井住友アセットマネジメント提供資料