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2019-12-15 03:09:10

投資信託 > 史上最高値更新国続出!今年の新興国は選別物色に勝機あり!?

史上最高値更新国続出!今年の新興国は選別物色に勝機あり!?

2014/8/7

年初から7月末までの国別の株価騰落状況を各国の代表的な指数で比較するとインド、トルコといった新興国が上位に並びます。新興国全体でみると時価総額の大きい中国や韓国の値動きの鈍さが影響し、上値が抑えられていますが、個別国では大きく上昇している国が散見されます。

今回の特集では、今年上昇率が高い国の状況を個別国毎に見たうえで、長期的な展望を考察していきたいと思います。

図1 各国の年初来株価指数騰落率(2014年7月末基準)
  • (出所)bloombergよりSBI証券作成。
  • (注)2014年初から5月20日まで。日本は日経平均株価、米国はS&P500指数、中国は上海総合指数、英国はFTSE100、ドイツはDAX指数、韓国は韓国総合指数、シンガポールはST指数、インドネシアはジャカルタ総合指数、インドはSENSEX指数、ロシアはRTS指数、トルコはイスタンブール100種指数 、南アフリカはFTSE/JSE アフリカ 全株指数 、ブラジルはボベスパ指数 。

ピックアップ!新興国株式ファンド

各ファンドのパフォーマンスはこちら

1「継続的な変化への期待」が株価を押し上げる

今年の株価上昇率が高い国に共通する特徴は「継続的な変化への期待」と言えます。年初から指数が10%以上上昇している国の内、ベトナムを除く5ヵ国で今年は選挙の年となっています。そして既にインド、南アフリカ、インドネシアでは選挙が実施されました。

インド:10年ぶりの政権交代!改革を積極的に推進できる安定した新政権が誕生

モーニングスター・レーティング:(2014年6月基準)

インドでは改革派のナレンドラ・モディ氏(以下、モディ氏)率いる最大野党インド人民党(BJP)が過半数の議席を獲得して政権交代が実現しました。モディ氏は、グジャラート州首相として同州の経済再生で実績を上げた人物で、その手腕を全国で振るうことが期待されています。改革を積極的に推進できる安定した新政権の誕生は、インド株式市場およびインドルピーにとって好材料であり、市場は株高、通貨高、債券高のトリプル高で反応しました。

当ファンドはインド株の中でもインフラ関連の株式に投資するファンドです。
モディ氏が今後手がける経済政策として注目されているのがインフラ整備です。モディ氏は2001年から州首相を務めた西部グジャラート州でインフラ整備をテコに企業誘致に成功した実績を持ちます。モディ氏が率いるインド人民党のマニフェストにもインフラ分野の政策が多く並んでおり、インフラ関連の企業に商機がありそうです。

南アフリカ:現職のズマ大統領62%の得票率を獲得し圧勝!

モーニングスター・レーティング:★★★(2014年6月基準)

南アフリカでは現職のズマ大統領率いる与党「アフリカ民族会議(ANC)」が62%の得票率を獲得し圧勝しました。ズマ大統領は1期目に経済成長の低迷やストライキ頻発に苦しみましたが、選挙圧勝の勢いに乗り2期目は企業に有利な改革の推進や雇用創出、インフラプロジェクトの拡大など経済の立て直しに重点的に取り組むことを約束するなど期待が高まっています。

当ファンドは当社取扱いファンドの中で唯一南アフリカ単一国の株式に投資するファンドです!

インドネシア:「庶民派」大統領誕生で高まる改革期待!

モーニングスター・レーティング:★★(2014年6月基準)

インドネシア大統領選においてジャカルタ州知事で「庶民派」とされるジョコ・ウィドド氏が当選を決めました。ジョコ氏は政権公約で資源頼みの経済構造を改めるため、インフラを軸に投資を誘致すると強調するなど「改革者」としての期待が高まっています。

当ファンドは、インドネシア株式を対象とする国内公募投信の中では最も純資産額の大きい代表的なファンドです。

  • 今後選挙が実施されるトルコやブラジルでも期待が株式市場を動かしています。
トルコ:統一地方選挙での与党勝利!高まる大統領選挙への期待

モーニングスター・レーティング:★★(2014年6月基準)

トルコでは、8月10日の大統領選の前哨戦として注目された3月の統一地方選挙においてエルドアン首相率いる与党AKP(公正発展党)が勝利を収めたことを切っ掛けにトルコ株は急上昇しました。エルドアン政権はこれまで高い経済成長を実現し、経済運営の手腕が国内外から高く評価されており、市場参加者からも8月の大統領選でエルドアン氏が選出されることが期待されています。ただ、昨年12月、現職閣僚の親族など数十人が贈収賄の疑いで検挙され、AKP政権の政治腐敗への疑いが強まり政治の先行き不透明感が広がっていました。そこに今回の統一地方選挙での与党勝利を受け大統領選への期待が高まっています。

当ファンドは、トルコ株式を対象とする国内公募投信の中では最も運用期間が長く純資産額の大きいファンドです。

ブラジル:高まる政権交代への期待!市場は大統領不支持率に熱視線

モーニングスター・レーティング:★★★★(2014年6月基準)

一方のブラジルでは10月の大統領選で政権交代が起きることへの期待が株式市場を押し上げています。長引く低成長と高インフレ、交通、医療、教育などの公共サービス改善の遅れなどから、ルセフ現政権への不満が強まっています。3月には世論調査でルセフ大統領の支持率低下が報じられると国営企業の株価が上昇する場面もありました。直近でもサッカー・ワールドカップ(W杯)においてブラジルがドイツに準決勝で大敗すると、巨額の開催費を投じたルセフ大統領への批判が再燃するとの観測から、翌取引日からブラジルの代表的な指数ボベスパ指数は4連騰しました。相場格言に「噂で買って事実で売れ」とあるように期待でマーケットは動く傾向が強く、今後も現政権への支持率低下とともにブラジル株が上昇する展開に期待が持てそうです。

当ファンドは新興国での運用に強みを持つHSBCグループが運用しており、2014年6月末までの過去5年間ではブラジル株を主要投資対象とする公募投信の中でトータルリターンは最も高くなっています。

  • ※上記は過去の実績であり、将来の運用成果を保証または示唆するものではありません。
ベトナム:株式保有制限の緩和に注目!緩和実施なら一段高も!?

モーニングスター・レーティング:★★★★★(2014年6月基準)

最後にベトナムですが、ベトナムでは今年選挙は実施されませんが、ある変化に期待が高まっています。それは外国人の株式保有制限の緩和です。過去外国人持ち株規制緩和が実施された時には実施後1年間でVN指数が約2倍に上昇した実績があります。いまだに政府から外国人持ち株規制緩和に関する発表がないことから、ベトナムの代表的な指数VN指数は600ポイント近辺で伸び悩んでいますが、外国人の持ち株規制の緩和が政府より発表された時にはもう一段の上昇も期待できそうです。

当社取扱いファンドの中にはベトナム株を主要投資対象とするファンドが3本ありますが、その中で当ファンドは2014年6月末までの過去3年間のトータルリターンが最も高くなっています!

  • ※上記は過去の実績であり、将来の運用成果を保証または示唆するものではありません。

2長期的には新たな成長ステージに入った史上最高値更新国に注目

また、今年上昇率の高い国の中には代表的な株式指数が史上最高値を更新した国や史上最高値近辺まで上昇した国が散見されます。

図3 各国の株価指数の推移
  • (出所)bloombergよりSBI証券作成。
  • (注)1999年12月末(ベトナムのみ2000年7月)を100として2014年7月末まで指数化。米国はS&P500指数、インドネシアはジャカルタ総合指数、インドはSENSEX指数、ブラジルはボベスパ指数、トルコはイスタンブール100種指数 、南アフリカはFTSE/JSE アフリカ 全株指数、ベトナムはVN指数 。

具体的にはインド、南アフリカは史上最高値を更新し、インドネシアとトルコも史上最高値近辺まで上昇しています。個別株式の株価を分析する時、株価の高値更新は強い買いサインと言われています。なぜならば、最高値では全ての投資家が利益が出ている状態であり、戻り待ち売りが出ない分上値が軽いと考えられるためです。また、戻り待ち売りをこなして高値を取った銘柄は、投資家の買い意欲が旺盛で新たな成長ステージに入ったと見る向きもあります。

そのような観点で今年史上最高値を更新した国を見ると、ある共通点があります。それは、生産年齢人口(15歳以上65歳未満の人口層)が増加しているという点です。つまり、今後、生産能力の拡大に伴う高い成長が期待できる国ということです。

逆に1990年代前半に生産年齢人口がピークアウトした日本はいまだ1989年に付けた日経平均3万8,957.44円を超えられずにいますし、新興国でも既に生産年齢人口がピークアウトした中国やロシアはリーマンショック前に付けた高値を超えられずにいます。

なお、先進国でも実は米国は移民を受け入れていることもあり、生産年齢人口は一貫して増加しています。それに呼応するようにNYダウは今年史上最高値を更新しています。世界トップクラスの教育にはじまり、起業家を応援する土壌、そして自由の精神により、世界中の人を惹きつける力は米国の魅力と言えます。

「人口推計」は戦争や疾病などよほど大きな不安定要因が起きない限り、あまりブレが発生しないため、将来予想を行う際の基礎データとして確度の高いデータとされています。投資先の国を選別する際にも人口推計などを用いて長期的な観点で成長が期待できる国へ選別投資をすることが長期的な投資パフォーマンスの向上に寄与するものと考えられます。

成長期待が持てる国に投資するファンドのパフォーマンス

これまで解説してきた今後成長期待が持てる国に投資をするファンドのパフォーマンスを一覧にしました。投資信託では単一国に投資をするファンドが増えてきており利便性が高まっています!

投資対象

ファンド名

トータルリターン(年率)

モーニングスター
レーティング

6ヵ月

1年

3年
(年率)

5年
(年率)

インド株式

48.1%

70.7%

-2.5%

-

トルコ株式

21.1%

-1.1%

8.1%

11.6%

★★

インド ベトナム株式

12.8%

29.7%

7.9%

4.4%

★★★

ベトナム株式

12.1%

31.9%

25.4%

-

★★★★★

インドネシア株式

15.3%

-10.4%

3.5%

-

★★

ブラジル株式

3.7%

10.7%

-3.1%

5.8%

★★★★

南アフリカ株式

5.8%

24.3%

5.5%

-

★★★

米国大型株式

1.6%

27.2%

22.2%

16.7%

★★★

米国小型株式

-6.5%

17.1%

19.6%

18.8%

★★★★

  • (注)トータルリターン、モーニングスターレーティングは2014年6月末基準。
  • ※上記は過去の実績であり、将来の運用成果を保証または示唆するものではありません。

投資信託に関するご注意事項

  • 投資信託は、主に国内外の株式や債券等を投資対象としています。投資信託の基準価格は、組み入れた株式や債券等の値動き、為替相場の変動等により上下しますので、これにより投資元本を割り込むおそれがあります。
  • 投資信託は、個別の投資信託毎にご負担いただく手数料等の費用やリスクの内容や性質が異なります。ファンド・オブ・ファンズの場合は、他のファンドを投資対象としており、投資対象ファンドにおける所定の信託報酬を含めてお客様が実質的に負担する信託報酬を算出しております(投資対象ファンドの変更等により、変動することがあります)。
  • ご投資にあたっては、目論見書や契約締結前交付書面をよくお読みください。

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