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世界中から愛されるプレミアム・ブランドは、なぜ投資価値も高いのか?
2014/3/27
「プレミアム・ブランド企業」への投資が注目を集めています。プレミアム・ブランド企業とはルイ・ヴィトン、エルメス、ベンツ、カルティエ・・・などの多くの人が憧れるブランドを有する企業のことを言います。
これらの企業は言わずと知れたその分野において他社を圧倒するブランド力を持っている企業ばかりです。そのため、価格競争に巻き込まれることが少なく、高価格・高収益を実現できているところに企業としての特徴があります。つまり、世界の消費者を魅了し、値上がりしても買いたいと思わせるブランド力が、他にはないプレミアム・ブランド企業の強みと言えます。
また、プレミアム・ブランド企業には、新興国向けの売上比率が既に高い企業や今後新興国での販路拡大が期待される企業が多く存在します。昨年5月以降、新興国の株式、債券、通貨が先進国と比較して軟調に推移する状況が続いており、長期的な新興国の成長は期待するものの、なかなか新興国への投資は手がけにくいというのが、多くの投資家の実情ではないでしょうか?プレミアム・ブランド企業に投資をすれば、先進国の株式に投資しながら新興国の成長を間接的にポートフォリオに取り込むことができるという点でも魅力的と言え、投資家から注目されています。
図1 ピクテ・プレミアム・ブランド・ファンド(3ヵ月決算型)設定来パフォーマンス(2014年1月末基準)
「プレミアム・ブランド株」を主要投資対象とする「ピクテ・プレミアム・ブランド・ファンド(3ヵ月決算型)」は@株式の上昇局面では新興国での需要拡大が評価され先進国株の平均収益を上回って上昇し、逆にA株式の下落局面では高い収益性、健全な財務基盤が評価され先進国の平均収益並みの下落率に留まっています。
- ※当ファンド:ピクテ・プレミアム・ブランド・ファンド(3ヵ月決算型)の購入時手数料等を考慮せず、税引前分配金を再投資した場合の評価額。
- ※MSCIワールドは1営業日前株価を当日の対顧客電信売買仲値で円換算
- ※上記は過去の実績であり、将来の運用成果を保証または示唆するものではありません。
- (出所)ブルームバーグのデータを使用しピクテ投信投資顧問作成
プレミアム・ブランド企業の強みとして@新興国の旺盛な需要を背景とした成長力、A先進国富裕層中心に固定客が存在することによる相対的に安定した収益基盤を挙げることができます。そのような強みが市場でも評価され、世界のプレミアム・ブランド企業に投資をする「ピクテ・プレミアム・ブランド・ファンド(3ヵ月決算型)」の設定来の運用成績は先進国株の平均収益を上回っています。
政府系ファンド(ソブリン・ウェルス・ファンド)の中には新興国株への投資の代替として「プレミアム・ブランド株」に投資をする例も出てきているそうです。ピクテが厳選したぴっかぴかのプレミアムブランド企業株への投資を検討してみてはいかがでしょうか?プレミアム・ブランド企業の株式に投資することで、あの憧れのプレミアム・ブランドのオーナーになれるというのも素敵ですよね。
- ※上記銘柄は、ファンドの投資対象候補銘柄(2014年1月末現在)の一例を紹介するものです。また、個別銘柄の売買の勧誘・推奨を目的としたものではありません。実際の投資対象は、これら銘柄例に限るものではなく、また投資しない場合があります。表示した商標は、ファンドの運用を行うピクテ・アセット・マネジメント・エス・エイおよびピクテ投信投資顧問株式会社の商標ではありません。製品画像は各社ホームページの内容を用い参考として使用しています。
新興国の旺盛な需要を背景とした成長力
世界のラグジュアリー商品の売上高成長率は、世界のGDP成長率の2〜3倍のペースで推移しています。
売り上げ増の背景にはプレミアム・ブランドの顧客層の拡大傾向があります。特に、経済成長を背景に新興国の人々が所得を増加させ、新たな購買層として急拡大しています。プレミアム・ブランドの購買者に占める新興国の割合は2020年には60%にまで拡大するという予想もあります。
図2 世界のラグジュアリー(※)売上高と世界の実質GDP成長率の推移(1999年〜2013年推定)
- ※主要ラグジュアリー企業:バーバリー・グループ、ケリング、エルメス・インターナショナル、ヒューゴ・ボス、LVMH、プラダ、フィナンシエール・リシュモン、スウォッチ・グループ、ティファニー、トッズ
- (出所)各社資料、シティ・インベストメント・リサーチ・アナリシス(2014年2月)、ピクテ・アセット・マネジメント・エス・エイ
図3 富裕層の人口推移
- ※富裕層を年間世帯年収35,000ドル以上と定義。世帯可処分所得別の家計人口。各所得層の家計比率×人口で算出。2015年、 2020年はEuromonitor予想。
- (出所)通商白書2011掲載のデータを使用しピクテ投信投資顧問作成
図4 プレミアム・ブランドの購買者(国籍別)
- ※Deutsche Bank推計値
- 出所:Deutsche Bank 「Luxury Outlook 2014」、2020年予想はAltagamma、Bernstein Estimates、 ピクテ・アセット・マネジメント・エス・エイのデータ
仮に、新興国の人々が今後、現在の日本人と同じようにラグジュアリー商品を購入するようになった場合、新興国のラグジュアリー市場は日本を大きく上回り、巨大市場が誕生する可能性もあると考えられます。新興国の人口に注目すると、ラグジュアリー市場の拡大のポテンシャルは非常に大きいと考えられます。
図5 新興国のラグジュアリー市場の拡大ポテンシャル試算〜人口に注目した場合〜
- ※日本1人あたりのラグジュアリー・グッズ購入額は、2.3兆円÷人口(約1億人3,000万人)=約17,700円。
- ※日本人並みにラグジュアリー商品を購入するようになった場合の市場規模は、新興国の人口x日本の1人あたりのラグジュアリー・グッズ購入額(17,700円)で試算
- ※東南アジア:ベトナム、フィリピン、タイ、マレーシア、シンガポール、インドネシア
- (出所)Altagamma、IMF、ピクテ・アセット・マネジメント・エス・エイのデータを基に、ピクテ投信投資顧問が試算
安定した顧客基盤を背景とした高収益性
景気に左右されにくい富裕層などの固定客が存在することもプレミアム・ブランド企業の強みです。そのため価格競争に巻き込まれにくく、値下げする必要がなく、高価格・高収益を維持することができます。 リーマンショックの影響で世界的に需要が低下したときにも、多くの企業が赤字になる中、主要ラグジュアリー企業は高収益率を維持できています。
顧客からの高い支持とブランド力を背景に主要ラグジュアリー企業の価格支配力は高まる傾向にあることなどから、利払い前・税前利益率は2015年にかけてリーマン・ショック前のピークを上回る水準にまで上昇すると予想されています。
図6 主要ラグジュアリー企業(※)のEBIT利益率の推移(1999年〜2015年予想)
- ※主要ラグジュアリー企業:バーバリー・グループ、ケリング、エルメス・インターナショナル、ヒューゴ・ボス、LVMH、プラダ、フィナンシエール・リシュモン、スウォッチ・グループ、ティファニー、トッズ
- (出所)各社資料、シティ・インベストメント・リサーチ・アナリシス(2014年2月)、ピクテ・アセット・マネジメント・エス・エイ
「プレミアム・ブランド企業」は利益率の改善により、売上高成長率を上回る利益成長率を実現しています。「プレミアム・ブランド企業」の株価と予想PERの推移を比較すると、株価は2009年4月をボトムに順調に上昇している一方で、予想PERは2014年1月末時点で17.2倍と過去平均の19.5倍を下回って推移しており、割安感があるといえます。
図7 プレミアム・ブランド企業の予想PER推移(ユーロベース、1997年1月末〜2014年1月末)
- ※プレミアム・ブランド企業:ファンドの投資対象候補約150銘柄の時価総額加重平均、1997年1月末を100として指数化。
- (出所)ファクトセット、ピクテ・アセット・マネジメント・エス・エイ
富裕層向け資産運用で200年超の歴史を持つピクテ・グループが運用
ピクテは、1805年に設立されフランス革命以降の王侯貴族の資産保全に努めてきた歴史の古い会社です。以来200年以上にわたって、欧州の富裕層をはじめ世界各国で資産運用・管理サービスを提供しています。
「ピクテ・プレミアム・ブランド・ファンド(3ヵ月決算型)」もピクテ・グループのプレミアム・ブランド株式投資において、経験豊富な専門の運用チームが運用しています。経験豊富なファンドマネジャーがグローバルな投資銘柄候補群の中から、確信度の高い銘柄に絞り込んだ投資を行います。
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