投資信託 > “4つ”のインカム収入で好分配を目指す毎月分配型ファンド、増加中!
“4つ”のインカム収入で好分配を目指す毎月分配型ファンド、増加中!
2013/10/25
毎月分配型ファンドでは、複数のインカム戦略を重ね合わせて獲得した収入を元に高水準の分配を目指すタイプが人気です。重ねるインカム戦略の数も今や最大4つの多重型が相次いで登場しています。
その仕組みと、これらのファンドが目指す分配力の高さを、最近設定された「好配当米国株式プレミアム・ファンド 通貨セレクト・プレミアムコース(愛称:US4ストラテジー)」を例にご紹介しましょう!
インカム収入を獲得する“4つ”の戦略とは
相対的に配当利回りが高い資産に投資してインカム獲得を目指す戦略
【1】で投資した資産のコール・オプション(買う権利)を売却するカバードコール戦略
相対的に金利水準が高いと判断される通貨の為替取引を行う戦略
【3】の通貨のコール・オプション(買う権利)を売却するカバードコール戦略
今回ご紹介する「好配当米国株式プレミアム・ファンド 通貨セレクト・プレミアムコース」では、上記【1】の原資産は米国の好配当株ですが、他に内外のリートに投資するタイプもあります。
当ファンドを含め、上記4重構造の戦略で運用されているファンド一覧を巻末にまとめています。既に分配実績の出始めたファンドもあります。
「好配当米国株式プレミアム・ファンド 通貨セレクト・プレミアムコース」
〜インカム収入を高める4つの戦略と、それが目指す分配力とは〜
※1 配当利回りはモデルポートフォリオの組入れ銘柄(株式等)の加重平均配当利回り(実績配当ベース)です。
※2 為替取引によるプレミアム収入は、簡便法※3によって算出された試算値であり、実際の値とは必ずしも一致しません。なお、端数処理の関係上誤差が生じることがあります。
※3 簡便法は、為替取引によるプレミアム/コストを{(為替取引対象通貨の短期金利)ー(原資産通貨の短期金利)}で算出する方法です。ただし、当該通貨に対する市場参加者の期待や需給等により、その取引価格に反映する為替取引によるプレミアム/コストは、金利差から理論上期待される水準と大きく異なる場合があります。
- 配当利回り・オプションのプレミアム収入・為替取引によるプレミアム収入・株式等の損益・為替差損益は、市場環境によって変動します。
- 2013年8月末時点、年率換算して表記。
上記は、ファンドの運用で行う4つの戦略の概略を簡易的に示したイメージです。また、上記は作成時点における過去の実績等を示したものであり、将来の運用成果等をお約束するものではありません。
(出所)損保ジャパン日本興亜アセットマネジメント提供資料より引用
ここからは4つの戦略の内容についてご説明します。
好配当米国株式戦略
米国株式の中から相対的に利回りが高い株式を厳選して投資を行います。以下の図から分かるように米国の好配当株式は一般的な米国株式を上回るパフォーマンスをあげています。
出所:TCW提供資料およびBloombergより作成
<左グラフ>米国リート/MSCI米国REITインデックス(米ドルベース)、米国株式/S&P500種指数(米ドルベース)、日本株式/TOPIX(東証株価指数)、世界国債/シティグループ世界国債インデックス(米ドルベース)<右グラフ>米国好配当株指数/ダウ・ジョーンズ米国セレクト配当インデックス(米ドルベース・トータルリターン)、米国株式指数/S&P 500種指数(米ドルベース・トータルリターン)
- 上記資産は異なるリスク特性を持つものであり、利回りの比較はご参考までに記載しています。なお、税金等諸費用は考慮しておりません。
(出所)損保ジャパン日本興亜アセットマネジメント提供資料より引用
株式オプション・プレミアム戦略
保有している米国株式のコール・オプションを売却することで、将来の値上がり益の一部を放棄する代わりにオプション・プレミアム(現金)収入の獲得を目指します。
「株式オプション・プレミアム戦略」の効果について
※1 運用効果は、株式等のみに投資した場合の運用効果と株式オプション・プレミアム戦略をとった場合との比較になります。
※2 オプションには、満期日(権利行使日)に限り権利行使が可能なものと、満期日(権利行使日)までいつでも権利行使が可能なもの等があります。上記では、満期日に限り権利行使が可能なものを例に説明しています。
(出所)損保ジャパン日本興亜アセットマネジメント提供資料より引用
通貨セレクト戦略
相対的に金利水準、流動性、割安度が高いと判断される4〜6通貨に為替取引を行い、為替取引(米ドル売り/セレクト通貨買い)によるプレミアム収入(金利差相当分の収益)の獲得を目指します。
投資対象となる通貨の例
左図の為替取引によるプレミアム(金利差相当分の収益)は、あくまでも簡便法によって算出された試算値であり、実際の値とは必ずしも一致しません。なお、端数処理の関係上、誤差が生じることがあります。
出所:Bloombergより作成(2013年8月末現在)
各通貨の短期金利■米ドル:1ヶ月LIBOR■当ファンド=人民元:上海インターバンク・オファードレート1ヶ月/南アフリカ・ランド:ヨハネスブルク・インターバンク・アグリード・レート1ヶ月/インドネシア・ルピア:ジャカルタ・インターバンク・オファリング・レート1ヶ月/ブラジル・レアル:譲渡性預金(CD)レート1ヶ月/ロシア・ルーブル:モスクワ・プライム・オファード・レート1ヶ月の平均値を基に算出。
- ※実際の運用においては、為替取引時の手数料相当額や運用上のコストが控除されます。
- ※上記の利回りは、当ファンドの分配金の水準を示唆あるいは保証するものではありません。
上記は作成時点における過去の実績等を示したものであり、将来の運用成果等をお約束するものではありません。
(出所)損保ジャパン日本興亜アセットマネジメント提供資料より引用
通貨オプション・プレミアム戦略
通貨オプション・プレミアム戦略とは、上の通貨セレクト戦略の為替取引(米ドル売り/セレクト通貨買い)のコールオプション売却を行うことで、米ドルに対するセレクト通貨の値上がり益(一部または全部)を放棄する代わりに、通貨オプションのプレミアム収入の獲得を目指します。
通貨オプション・プレミアム戦略のイメージ
(出所)損保ジャパン日本興亜アセットマネジメント提供資料より引用
「通貨オプション・プレミアム戦略」の効果について
最終的に対円で見た時の為替差益/差損は、米ドル/セレクト通貨に加えて、米ドル/円の為替相場の影響も受けます。セレクト通貨が米ドルに対して上昇(上記ケース@の場合)したとしても、同時に米ドル/円の為替相場が円高・米ドル安に推移した場合には、セレクト通貨/円の為替相場で、為替差益が出ない場合もあります。
※1 運用効果は、セレクト通貨のみに投資した場合の運用効果と通貨オプション・プレミアム戦略をとった場合との比較になります。
※2 上記では、満期日(権利行使日)に限り権利行使が可能なものを例に説明しています。
(出所)損保ジャパン日本興亜アセットマネジメント提供資料より引用
SBI証券取扱いの“4つ”のインカム収入戦略を活用するファンド一覧
本特集でご説明した4重構造の戦略で運用されているSBI証券取扱いファンドは以下の3本です(2013年10月25日現在)。米国株型とグローバルリート型があります。
原資産 |
銘柄名 |
運用会社 |
直近の分配金 |
---|---|---|---|
米国株 |
損保ジャパン |
− |
|
新生 |
200円 |
||
海外リート |
SBI |
210円 |
(注)分配金額は2013年10月25日現在
- ※当該実績は過去のものであり、将来の運用成果等を保証するものではありません。
- ※運用状況によっては、分配金額が変わる場合、又は分配金が支払われない場合があります。
ご注意事項
- 本ファンドは、「毎月分配型」および「通貨選択型」の投資信託となります。お取引の前に必ず「毎月分配型投信の収益分配金およびNISAでのご注意事項、ならびに通貨選択型投信に関するご注意事項」の内容をご確認いただきますようお願いいたします。
- 投資信託は、主に国内外の株式や債券等を投資対象としています。投資信託の基準価額は、組み入れた株式や債券等の値動き、為替相場の変動等により上下しますので、これにより投資元本を割り込むおそれがあります。
- 投資信託は、個別の投資信託毎にご負担いただく手数料等の費用やリスクの内容や性質が異なります。ファンド・オブ・ファンズの場合は、他のファンドを投資対象としており、投資対象ファンドにおける所定の信託報酬を含めてお客様が実質的に負担する信託報酬を算出しております(投資対象ファンドの変更等により、変動することがあります)。
- ご投資にあたっては、目論見書や契約締結前交付書面をよくお読みください。