投資信託 > 投資信託だからこそできる!こんな投資、あんな投資
投資信託だからこそできる!こんな投資、あんな投資
投資信託のメリットとして、小額で購入が可能なこと、プロの運用に任せられること、などが上げられることが多いですが、「投資信託ならではの投資ができる」こともまた、忘れてはならない魅力です。
「投資信託ならではの投資」の例として、主に次の2つが挙げられるかと思います。
以下では、SBI証券取扱いファンド1,246本(2012/9/3現在)の中から、この2つのメリットが活かせる投資信託をそれぞれご紹介しましょう。
個人では直接手が届きにくい世界各地のこんな株式や債券に投資できる
グローバル化が進んだ現在も、個人投資家が直接買うことができる海外の株式や債券は多くはありません。しかし投資信託を通じてなら、世界中のあらゆるマーケットに投資することができます。
以下では、SBI証券が8月末現在取扱っていない国や地域の海外株式または海外債券に投資できる投資信託をピックアップしてみました。いくつか注目点を挙げてみましょう。
(1)成長著しいアジアの中でも特に元気のいいアセアン諸国。タイでも、シンガポールでも、マレーシアでもフィリピンでも、好きな国の株式市場に投資できます。バングラデシュやモンゴルなどアジアの中でも特に新しい新興国に投資するファンドもあります。
(2)人口の伸び率でみれば世界で最も高いのはアフリカ。投資対象は今や南アフリカだけではなく、北アフリカやアフリカ全体にも広がりつつあります。
(3)先進国では、豪州に並ぶ優良資源大国カナダや、欧州債務危機と無縁の優良国スイスの株式に投資できるファンドがあります。
(4)債券型では、資源国にセットで投資するファンドに人気があります。人気の理由は、資源国通貨が総じて対円で堅調な動きをしてきたからと考えられます。
(5)個別国の債券に投資するタイプでは、インド債券型が珍しいですが、意外とカナダ債券型も少ないです。
投資信託だからこそ手軽に投資できる国や地域とファンドの例
資産 |
投資地域 |
ファンド名 |
投資対象 |
基準価額 |
決算回数 |
---|---|---|---|---|---|
海外株式投信(インデックス投信を除く) |
アジア・ |
シンガポールの上場株式等 |
10,331 |
年1回 |
|
タイの上場株式等 |
10,922 |
年1回 |
|||
マレーシアの上場株式等 |
10,204 |
年1回 |
|||
フィリピンの取引所に上場している株式、ならびに世界各国・地域の取引所に上場しているフィリピン関連企業の株式 |
10,421 |
年1回 |
|||
オーストラリア株式 |
8,796 |
四半期 |
|||
バングラデシュ 、モンゴル 、カザフスタン 、スリランカ 、ベトナム等の企業及び関連企業の上場株式等、及び中国西部のフロンティア地域(内モンゴル、チベット、新疆、雲南等)の株式等 |
9,179 |
年1回 |
|||
欧米 |
カナダ株式 |
9,978 |
四半期 |
||
スイス株式 |
9,375 |
四半期 |
|||
トルコ |
トルコ株式 |
11,461 |
年2回 |
||
トルコ株式 |
10,836 |
年2回 |
|||
トルコ株式 |
9,134 |
年1回 |
|||
中東・ |
アラブ地域を中心とした中東・北アフリカ諸国で事業を展開する企業 |
4,977 |
年2回 |
||
アラブ首長国連邦の取引所に上場している株式、ならびに世界各国・地域の取引所に上場している同国関連企業の株式 |
8,827 |
四半期 |
|||
中東・北アフリカ地域の株式とこれに準じるもの |
3,447 |
年1回 |
|||
中東・アフリカ諸国の株式等 |
6,215 |
年1回 |
|||
エジプト株式 |
5,505 |
年1回 |
|||
アフリカに本拠を置く企業または、アフリカでビジネスを拡大していくことが、期待される企業の株式 |
8,444 |
年2回 |
|||
アフリカ諸国の企業の自国通貨建株式あるいは他通貨建株式ならびにアフリカ諸国で事業展開を行う企業の株式 |
11,647 |
年1回 |
|||
債券投信 |
G20 |
G20構成国・地域(EU加盟国を含む)の自国通貨建てソブリン債券 |
9,651 |
毎月 |
|
資源国 |
資源国を最低3カ国に投資 |
9,426 |
毎月 |
||
新興資源国(原則4カ国)の現地通貨建て国債等。2012年4月末は、ブラジル、南ア、メキシコ、インドネシア |
8,282 |
毎月 |
|||
BBB格相当以上の格付けを得ている資源国の内、相対的に金利水準の高い国10カ国のソブリン債 |
8,543 |
毎月 |
|||
資源国の国債、州政府債、政府保証債、国際機関債等 |
8,032 |
毎月 |
|||
カナダ |
カナダドル建ての公社債 |
10,229 |
毎月 |
||
インド |
インド関連の発行体が発行する公社債等 |
10,156 |
毎月 |
- (出所)交付目論見書等からSBI証券が作成。
内外の様々な株価指数を対象にインデックス型の投資ができる
インデックスファンドとは、特定の指数(インデックス)に連動するように設計された投資信託で、運用のわかりやすさと低コストが一般的な特徴です。
世界全体にインデックス型で幅広く投資するには、
など、シリーズ型のインデックスファンドを活用するのが便利ですが、それ以外にも、日本を含め世界各地の株価指数を対象にしたインデックスファンドがあるのをご存知でしょうか。
(1)日本株の指数は日経平均やTOPIXだけではありません。ここ数年比較的堅調な中小型株のインデックスファンドなどもあります。
(2)先進国株では、お馴染みのNYダウに連動するインデックスファンドがありますが(為替ヘッジ型も)、意外と知られていないかもしれません。また、厳しい情勢が続く欧州の逆張り投資をお考えの方には、欧州株連動型のファンドもあります。
(3)新興国株では、アジアの新興国だけを取り出したインデックスファンドや、BRICsに投資するインデックスファンドがちょっと珍しいタイプです。個別市場では、ハンセン指数、ブラジル・ボベスパ指数、中国H株指数を対象にしたファンドがあります。
ちょっと珍しい株価指数を対象としたインデックスファンドの例
資産 |
投資地域 |
ファンド名 |
投資対象 |
基準価額 |
決算回数 |
---|---|---|---|---|---|
インデックス投信 |
国内 |
トピックス コア30指数 |
4,152 |
年1回 |
|
JASDAQ−TOP20指数 |
6,357 |
年1回 |
|||
海外先進国 |
ダウ工業株30種平均株価(NYダウ)(円ベース) |
13,616 |
年1回 |
||
ダウ工業株30種平均株価(NYダウ)(円ヘッジベース) |
10,908 |
年1回 |
|||
ユーロ・ストックス50インデックス(円換算ベース) |
9,117 |
年1回 |
|||
ハンセン指数(円換算ベース) |
7,815 |
年1回 |
|||
海外新興国 |
MSCI(モルガンスタンレー・キャピタル・インターナショナル)エマージング・マーケット・アジア・インデックス(円換算ベース) |
11,053 |
年1回 |
||
MSCI(モルガンスタンレー・キャピタル・インターナショナル)BRIC インデックス(円換算ベース) |
4,634 |
年1回 |
|||
ブラジル・ボべスパ指数(円換算) |
6,676 |
年2回 |
|||
ハンセン中国企業株指数(H株指数)(円換算) |
7,352 |
年2回 |
- (出所)交付目論見書等からSBI証券が作成。
投資信託に関するご注意事項
- 投資信託は、主に国内外の株式や債券等を投資対象としています。投資信託の基準価額は、組み入れた株式や債券等の値動き、為替相場の変動等により上下しますので、これにより投資元本を割り込むおそれがあります。
- 投資信託は、個別の投資信託毎にご負担いただく手数料等の費用やリスクの内容や性質が異なります。ファンド・オブ・ファンズの場合は、他のファンドを投資対象としており、投資対象ファンドにおける所定の信託報酬を含めてお客様が実質的に負担する信託報酬を算出しております(投資対象ファンドの変更等により、変動することがあります)。
- ご投資にあたっては、目論見書や契約締結前交付書面をよくお読みください。