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2022-07-05 18:10:45

マーケット > レポート > サキモノの『ココがPOINT!』 > 日経平均は上昇!米国インフレピークアウト期待背景にリバウンドへ

日経平均は上昇!米国インフレピークアウト期待背景にリバウンドへ

2022/5/16

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1インフレ懸念など背景に急落も週末は急反発

先週の225先物は週間で720円安(下落率2.66%)の26,390円と大幅続落。

週初は、米4月雇用統計の結果を受けて労働市場の逼迫が再確認されたことで金融引き締め懸念が強まり、大幅下落。その後も連邦準備制度理事会(FRB)の急速な利上げやロックダウンが続く中国経済の減速などに対する警戒感を背景に軟調。一方、売買の主体は引き続き短期筋中心とみられ、26,000円割れでは即座に買い戻しが入る動きが散見された。

米4月消費者物価指数(CPI)は総合とコアが共に前年比および前月比で市場予想を上回った。これを受けた12日はインフレ懸念が再燃するなかリスク回避の動きから225先物は再び大幅に下落。一方、米4月卸売物価指数(PPI)は総合が前年比で予想を上回ったが、コアでは予想を下回った。

まちまちな結果ではあったが、年初来安値の更新が続くナスダック総合指数が12日に下げ止まったこともあり、13日は大きく買い戻しが入って、225先物は620円高の26,390円と急反発。米CPIの前年比の伸びが8カ月ぶりに前の月を下回ったことや、米10年債利回りが2.8%台へと低下していたことも投資家心理を下支えした。

5月6日時点の裁定残高は、ネットベースで4,238億円の買い越し(前週は4,445億円の買い越し)と減少した。株数ベースでは、1億7,555万株の買い越しで、4月28日時点(1億8,068万株の買い越し)から減少している。

日経平均と裁定残(5月6日時点)

両先物でJPモルガンとドイツが累計上位に入る

225先物及びTOPIX先物ともに、売り方上位には海外勢が並び、特にJPモルガンとドイツ証券は双方で累計上位に入った。225先物では10日、海外勢に加えてみずほ証券の売り越しも目立った。

一方、TOPIX先物では週前半、BofA証券やGSなどの売り越しが見られた。両先物とも、買い方では裁定売りの活発化に伴い、AアムロCやBNPパリバなどの裁定業者が並んだ。

日経225先物手口(期近) 週間累計上位15社(売り買い差し引き)

  • ※各取引所より発表される売り買い上位20社のデータをもとに、売り買いの差し引き週間累計の上位順に表示してあるため、日々ベースで上位となっている証券会社でも表示されていないケースがあります。また日々発表される手口は20位以下が未発表であるため、差し引きが実際とは異なる(大きく傾いて表示される)場合があります。日々の手口は限月間スプレッドを含み、イブニング、立会外及びSGXは含んでいませんが、推定建玉はイブニング、立会外の分も加味しています。なお、推定建玉は週初一回のみ各取引所より発表される建玉残に日々の売り買い差し引き枚数を加減算した推計値となっています。

TOPIX先物手口(期近) 週間累計上位15社(売り買い差し引き)

  • ※各取引所より発表される売り買い上位20社のデータをもとに、売り買いの差し引き週間累計の上位順に表示してあるため、日々ベースで上位となっている証券会社でも表示されていないケースがあります。また日々発表される手口は20位以下が未発表であるため、差し引きが実際とは異なる(大きく傾いて表示される)場合があります。日々の手口は限月間スプレッドを含み、イブニング、立会外及びSGXは含んでいませんが、推定建玉はイブニング、立会外の分も加味しています。なお、推定建玉は週初一回のみ各取引所より発表される建玉残に日々の売り買い差し引き枚数を加減算した推計値となっています。

2日経VIは週初急伸も週末に大幅低下

先週の日経平均ボラティリティー・インデックス(VI)は週間で0.98pt安(下落率3.53%)の26.75と低下。ナスダック総合指数の年初来安値更新など米ハイテク株の急落が続くなか、東京市場でも週前半に株式市場が大きく下落。

この間、日経平均での権利行使価格26,000円台のプット(売る権利)の売買が活発化し、日経VIも大きく上昇。ただ、その後は相場がもみ合い、週末には買い戻しで大きく反発するなか、日経VIも特に週末に大幅に低下し、週間では結局低下となった。

ボラティリティ

NT倍率(先物)はもみ合いの末上昇、インフレ懸念巡って乱高下

NT倍率(先物)はもみ合いの末上昇。米4月雇用統計を受けて米10年債利回りが3年半ぶりの高値を付けるなか、ハイテク・グロース株中心に急落し、週初は225先物主体で下落、NT倍率は低下。

NT倍率は週半ばには一時上昇に転じるも、米4月消費者物価指数(CPI)の予想比上振れでインフレ懸念が再燃すると、再び値がさハイテク株が急落するなか、大幅に低下。ただ、週末13日には、12日のナスダック総合指数が下げ止まったことや米長期金利が2.8%台まで低下したことが安心感を誘い、ハイテク・グロース株に強烈な買い戻しが入るなか、NT倍率も大幅に上昇した。

3日経平均は上昇!米国インフレピークアウト期待背景にリバウンドへ

今週の225先物は戻りを試す展開か。

注目された米国4月のCPIとPPIの結果は市場予想を上回る部分が多かった。特にCPIでは、下方硬直性を有し、全体の3分の1を占める住居費が3カ月連続で前月比+0.5%と高止まり、気がかりな内容だった。

ただ、足元では米10年債利回りが3%を下回っての推移を継続。期待インフレ率については、NY連銀の消費者調査で3年先のインフレ期待が1カ月前よりも上昇したことが示された一方、米10年物ブレークイーブン・インフレ率(BEI)は12日に4月21日に付けた高値から14%も低下。

このように期待インフレについては種類によってまちまちだが、概ね債券市場ではインフレピークアウトを織り込む動きとなっている。米ハイテク株の急落が目に付くが、PERなどのバリュエーション調整はかなり進んだ。

FRBがバランスシートの縮小を今後開始するなか、コロナショック前に戻したに過ぎないバリュエーションには一段の調整余地があるとの指摘もあるだろうが、目先は急ピッチで下落した相場の反発が期待できる。

先週末、ソフトバンクGが決算後にあく抜けで急伸したほか、東京エレクトロン<8035>が良好な見通しを出して大幅高となったことも投資家心理を明るくさせる。

今週は19日に米アプライド・マテリアルズの決算があるが、米長期金利の落ち着きを背景に好反応となれば、相場の底打ち感がより鮮明となり、先物市場でも買い戻しが強まろう。今週の225先物予想レンジは26,200-27,500円とする。

経済スケジュール(5月16日〜5月22日)

日付

曜日

国内 海外

時間

内容

5月16日 国内 08:50 国内企業物価指数(4月)
15:00 工作機械受注(4月)
決算発表 アサヒGH、電通G、三菱HCキャピタル、リクルトH、MUFG、光通信
海外 11:00 中・固定資産投資(都市部)(4月)
11:00 中・不動産投資(年初来)(4月)
11:00 中・鉱工業生産指数(4月)
11:00 中・小売売上高(4月)
11:00 中・調査失業率(4月)
18:00 欧・ユーロ圏貿易収支(3月)
20:00 ブ・FGV消費者物価指数(IPC-S)(先週)
20:25 ブ・週次景気動向調査
21:30 ブ・基礎的財政収支(3月)
21:30 米・ニューヨーク連銀製造業景気指数(5月)
27:00 ブ・貿易収支(先週)
29:00 米・対米証券投資収支(ネット長期TICフロー)(3月)
米・ギリシャ首脳会談
米・ニューヨーク連銀総裁が討論会に参加
欧・欧州連合(欧)外相理事会
欧・欧州委員会(EC)が春季経済予測を発表
5月17日 国内 09:00 野村ホールディングスが投資家向け説明会を開催
13:30 第3次産業活動指数(3月)
海外 10:30 タイ・GDP(1-3月)
15:00 英・失業率(4月)
15:00 英・ILO失業率(3カ月)(3月)
15:30 印・卸売物価
17:00 ブ・FIPE消費者物価指数(先週)
18:00 欧・ユーロ圏GDP改定値(1-3月)
20:00 ブ・FGVインフレ率(IGP-10)(5月)
21:30 米・小売売上高(4月)
22:15 米・鉱工業生産指数(4月)
22:15 米・設備稼働率(4月)
23:00 米・NAHB住宅市場指数(5月)
23:00 米・企業在庫(3月)
ブ・経済活動(3月、21日までに)
ブ・融資残高(3月、21日までに)
ブ・経常収支(3月、21日までに)
ブ・海外直接投資(3月、21日までに)
米・パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長がウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)主催会議で講演
米・下院小委員会が未確認飛行物体(UFO)に関する公聴会
米・ペンシルベニア州などで議会予備選
米・セントルイス連銀総裁がオンライン会議で講演
米・フィラデルフィア連銀総裁が講演
米・クリーブランド連銀総裁がパネル討論会で冒頭挨拶
米・シカゴ連銀総裁が講演
独・ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁が講演
決算発表 ウォルマート、ホーム・デポ
5月18日 国内 08:50 GDP速報値(1-3月)
08:50 GDPデフレーター(1-3月)
13:30 鉱工業生産(3月)
13:30 設備稼働率(3月)
ソニーグループが経営方針説明会を開催
海外 10:30 中・新築住宅価格(4月)
15:00 欧・ユーロ圏新車販売台数(4月)
15:00 英・消費者物価コア指数(4月)
17:00 南ア・消費者物価指数(4月)
18:00 欧・ユーロ圏CPI改定値(4月)
21:30 加・消費者物価指数(4月)
21:30 米・住宅着工件数(4月)
21:30 米・住宅建設許可件数(4月)
25:00 露・GDP速報値(1-3月)
米・20年債入札
米・フィラデルフィア連銀総裁がオンラインイベントで講演
独・G7財務相・中央銀行総裁会議(20日まで)
決算発表 アナログ・デバイセズ、シスコシステムズ、テンセント・ホールディングス
5月19日 国内 08:50 貿易収支(4月)
08:50 輸出(4月)
08:50 輸入(4月)
08:50 コア機械受注(3月)
08:50 対外・対内証券投資(先週)
10:10 国債買い入れオペ(残存1-3年、残存5-10年、残存25年超)(日本銀行)
海外 10:00 中・SWIFTグローバル支払いCNY(4月)
10:30 豪・失業率(4月)
16:00 フィリピン・中央銀行が政策金利発表
17:00 欧・ユーロ圏経常収支(3月)
21:30 米・新規失業保険申請件数(先週)
21:30 米・フィラデルフィア連銀製造業景況指数(5月)
22:00 露・金・外貨準備高
23:00 米・中古住宅販売件数(4月)
23:00 米・景気先行指数(4月)
南ア・南アフリカ準備銀行(中央銀行)が政策金利発表
欧・ECB議事要旨(12月会合)
決算発表 アプライド
5月20日 国内 08:30 消費者物価コア指数(4月)
決算発表 SOMPO、東京海上H、信金中央金庫、MS&AD
海外 07:45 NZ・貿易収支(4月)
10:15 中・1年物ローンプライムレート(LPR)
10:15 中・5年物ローンプライムレート(LPR)
15:00 英・小売売上高指数(4月)
23:00 欧・ユーロ圏消費者信頼感指数(5月)
米・バイデン大統領が韓国と日本を訪問(24日まで)
5月21日 海外 豪・総選挙
タイ・アジア太平洋経済協力会議(APEC)貿易担当大臣会合(22日まで)
5月22日 海外 世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議、26日まで)
スイス・第75回世界保健機関(WHO)年次総会(WHA、28日まで)
  • 提供:フィスコ社

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