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2020-10-30 05:39:20

マーケット > レポート > サキモノの『ココがPOINT!』 > 日経平均は61円安、マザーズ指数は2年8か月ぶり高値も急落には注意!

日経平均は61円安、マザーズ指数は2年8か月ぶり高値も急落には注意!

2020/10/12

1外部環境の好転を受けて3週ぶりに上昇

先週の225先物は前週末比590円高(上昇率2.56%)の23,570円と3週ぶりに上昇に転じた。新型コロナウイルスの感染が判明したトランプ米大統領が早期に退院したことから、米政局の先行き懸念が和らいだことなどを映して、225先物は週初から買い戻しの動きが強まった。また、米国の追加経済対策実現への期待感などから米国株が上昇したほか、為替相場が円安基調に進行したことも支援要因につながった。

225先物は週末9日には一時23,720円まで上伸し、先高期待が高まった格好だ。ただ、その後は、一本調子の上昇に対する警戒感に加え、週末の持ち高調整の売りなどが散見され、上値の重い展開となった。それでも、週間ベースでは3週ぶりに上昇し、2月10日の週以来となる23,500円台乗せとなった。

10月2日時点の裁定残高は、ネットベースで1兆4,285億円の売り越し(前週は1兆3,608億円の売り越し)と増加した。株数ベースでは、5億1,162万株の売り越しで、9月25日時点(5億179万株の売り越し)から増加している。

日経平均と裁定残((10月2日時点)

海外ファンド筋による両先物買いが目立つ週に

225先物手口では、週を通じて大きく売り越したメリル、AアムロCの海外勢のほか、三菱UFJ、野村の国内大手が上位に名を連ねた。一方、買い手口では、週を通じてコンスタントに買い越したCS、GS、シティG、JPモルガンの海外勢が上位に並んだ。

TOPIX先物の手口では、週を通じて売りをこなしたAアムロC、ソジェンの裁定取引業者が売り方1位、2位となり、週末9日に2,500枚超売り越したモルガンSなど海外勢が上位にランクイン。一方、買い手口では、JPモルガン、GS、メリル、バークレイ、CSなど海外勢が目立っていた。225先物、TOPIX先物とも買い手口は商品先物業者(CTA)などの海外短期筋の注文が主体だったとみられている。

日経225先物手口(期近) 週間累計上位15社(売り買い差し引き)

  • ※各取引所より発表される売り買い上位20社のデータをもとに、売り買いの差し引き週間累計の上位順に表示してあるため、日々ベースで上位となっている証券会社でも表示されていないケースがあります。また日々発表される手口は20位以下が未発表であるため、差し引きが実際とは異なる(大きく傾いて表示される)場合があります。日々の手口は限月間スプレッドを含み、イブニング、立会外及びSGXは含んでいませんが、推定建玉はイブニング、立会外の分も加味しています。尚、推定建玉は週初一回のみ各取引所より発表される建玉残に日々の売り買い差し引き枚数を加減算した推計値となっています。

TOPIX先物手口(期近) 週間累計上位15社(売り買い差し引き)

  • ※各取引所より発表される売り買い上位20社のデータをもとに、売り買いの差し引き週間累計の上位順に表示してあるため、日々ベースで上位となっている証券会社でも表示されていないケースがあります。また日々発表される手口は20位以下が未発表であるため、差し引きが実際とは異なる(大きく傾いて表示される)場合があります。日々の手口は限月間スプレッドを含み、イブニング、立会外及びSGXは含んでいませんが、推定建玉はイブニング、立会外の分も加味しています。尚、推定建玉は週初一回のみ各取引所より発表される建玉残に日々の売り買い差し引き枚数を加減算した推計値となっています。

2VIは2月以来の20pt割れ

日経平均ボラティリティー・インデックス(VI)は前週末比6.25pt安(下落率24.07%)の19.71ptと4週ぶりに低下し、2月以来8カ月ぶりに20pt台を下回って終了した。新型コロナウイルスに感染したトランプ米大統領が退院したことから市場心理が改善し、米政局の不透明感が幾分後退したため日経平均が上昇。VIは低下してスタートした。

副大統領候補による討論会では経済対策に関する議論が行われたため、追加的な対策実現への期待感も投資マインドを改善させ、VIは低下を続け、9日には19.44ptまで水準を切り下げ、2月21日以来となる20pt台を下回った。市場では「米国株高など外部環境の好転を背景に投資家心理が改善し、先高期待が高まりつつあるため、VIは目先低下基調をたどる可能性がある」との指摘が聞かれた。

ボラティリティ

NT倍率(先物)は拡大、日経平均はコロナショック後の戻り高値更新

NT倍率(先物)は拡大。先週の日経平均は4週ぶりの上昇に転じ、コロナショック後の戻り高値を更新した。NT倍率(先物)は週半ばにかけ14.21倍まで低下したものの、その後週末にかけて上昇し、週末9日のNT倍率(先物)は14.33倍に拡大した。

3日経平均は61円安、マザーズ指数は2年8か月ぶり高値も急落には注意!

今週の225先物は、24,000円台に迫る動きとなりそうだ。
前週末の米国市場では、バイデン氏と民主党が圧倒的に優位との見方が固まりつつあり、「『トリプルブルー』の可能性も含め、バイデン氏の勝利と大規模な財政出動を織り込む形ですでに市場は動き始めているため、NYダウなど主要株価指数は続伸した。トリプルブルーとは、大統領選にバイデン氏が勝利し、上下院選と3つの選挙で民主党が勝ち、イメージカラーである青色に染まることをいう。法人税の増税など不透明な要因はあるものの、すべて1つの党でまとまれば法案が通りやすくなり、政策運営の不透明感はぐんと減るのではとの期待感がある。

また、新型コロナウイルスの追加的な経済対策を巡り、「トランプ政権が野党民主党に提案する財政出動規模を従来の1兆6,000億ドルから約1兆8,000億ドル(約190兆円)に引き上げた」と伝わったことも米国株価をひきあげた背景だ。

こうしたリスク選好ムードを受け、週明けの225先物も買いが先行するか見極めたい。米国では15日に予定されていた2回目の大統領候補者による討論会が中止となった模様。11月3日の大統領選投開票の前に米経済対策の協議はまとまらないとの見方が大勢のため、市場では「予想外に協議が進めば、株価の上振れ要因になる」との声も聞かれた。当面日経平均等の主要株価指数は、米国株式市場に振られる展開が想定される。週間の予想レンジは23,200円-23,800円。

一方、国内市場に目を向けるとマザーズ指数が一時2年8か月ぶりの高値になっている。IT(情報技術)などデジタル化を推進する「菅首相関連銘柄」に個人投資家が注目し、売買が盛り上がっているが、一部では過熱感が指摘されている。上昇が急ピッチであるため、急落に巻き込まれないよう注意したい。急落に対するヘッジツールとして、マザーズ指数先物の活用を検討してみてはいかがだろうか。

経済スケジュール(10月12日〜10月18日)

日付

曜日

国内 海外

時間

内容

10月12日

国内

08:50

貸出動向 銀行計(9月)

08:50

銀行貸出動向(含信金前年比)(9月)

08:50

国内企業物価指数(9月)

08:50

コア機械受注(8月)

15:00

工作機械受注(9月)

19:00

LNG(液化天然ガス)産消会議

20:00

黒田日銀総裁が国際金融協会(IIF)の年次会合で講演

 

決算発表 コスモス薬

海外

16:00

トルコ・失業率(7月)

20:25

ブ・週次景気動向調査

21:00

印・鉱工業生産(8月)

21:00

印・CPI(9月)

27:00

ブ・貿易収支(週次)(10/11まで1カ月間)

 

中・マネーサプライ(9月、15日までに)

 

中・資金調達総額(9月、15日までに)

 

中・元建て新規貸出(9月、15日までに)

 

米・上院司法委員会がバレット最高裁判事候補の承認公聴会開始

 

世銀・IMF(国際通貨基金)年次総会(18日まで)

 

ノーベル経済学賞受賞者発表

 

英・カーニーイングランド銀行(英中央銀行)総裁が講演

10月13日

国内

08:50

マネーストック(9月)

10:00

営業毎旬報告(10月10日現在、日本銀行)

19:00

カーボンリサイクル産学官国際会議

 

日通システムが東証マザーズに新規上場(公開価格:3000円)

 

決算発表 高島屋、東宝

海外

15:00

英・失業率(9月)

15:00

英・ILO失業率(3カ月)(8月)

15:00

独・CPI(9月)

16:20

インドネシア・中央銀行が政策金利発表

18:00

独・ZEW期待指数(10月)

21:30

米・消費者物価コア指数(9月)

 

中・貿易収支(9月)

 

国際通貨基金(IMF)が世界経済見通し(WEO)発表

 

米・アップルが製品発表イベント

 

決算発表 シティグループ、JPモルガン、J&J、ブラックロック

10月14日

国内

10:10

国債買い入れオペ(残存1-3年、残存3-5年、残存5-10年)(日本銀行)

13:30

鉱工業生産(8月)

13:30

設備稼働率(8月)

18:30

水素閣僚会議

海外

09:00

シンガポール・GDP(7-9月)

15:30

印・卸売物価(9月)

18:00

欧・ユーロ圏鉱工業生産指数(8月)

21:00

ブ・IBGEサービス部門売上高(8月)

21:30

米・生産者物価コア指数(9月)

 

韓・中央銀行が政策金利発表

 

G20財務相・中央銀行総裁会議

 

米・クラリダ連邦準備制度理事会(FRB)副議長が講演

 

米・ダラス連銀総裁やクオールズFRB副議長が講演

 

シンガポール・通貨庁が金融政策に関する声明

 

香港・行政長官が施政方針演説

 

国際エネルギー機関(IEA)月報

 

決算発表 ASMLホールディング、アルコア、ウェルズ・ファーゴ、ゴールドマン、BofA

10月15日

国内

08:50

対外・対内証券投資(先週)

13:30

第3次産業活動指数(8月)

 

決算発表 Fリテイリ

海外

09:30

豪・失業率(9月)

10:30

中・消費者物価指数(9月)

10:30

中・生産者物価指数(9月)

21:00

ブ・経済活動(8月)

21:30

米・ニューヨーク連銀製造業景気指数(10月)

21:30

米・フィラデルフィア連銀製造業景況指数(10月)

21:30

米・新規失業保険申請件数(先週)

21:30

米・輸入物価指数(9月)

 

印・貿易収支(9月)

 

米・クオールズFRB副議長が講演

 

米・ミネアポリス連銀総裁が講演

 

米・第2回大統領候補討論会

 

欧・EU首脳会議(16日まで)

 

決算発表 TSMC、モルガンS

10月16日

国内

 

アースインフィニティが東証ジャスダックに新規上場(公開価格:1970円)

海外

15:00

欧・新車販売台数(9月)

18:00

欧・ユーロ圏CPI(9月)

18:00

欧・ユーロ圏貿易収支(8月)

20:00

ブ・FGV消費者物価指数(IPC-S)(10月15日まで1カ月間)

20:00

ブ・FGVインフレ率(IGP-10)(10月)

21:30

米・小売売上高(9月)

22:15

米・鉱工業生産指数(9月)

22:15

米・設備稼働率(9月)

23:00

米・企業在庫(8月)

23:00

米・ミシガン大学消費者信頼感指数速報(10月)

29:00

米・対米証券投資収支(ネット長期TICフロー)(8月)

10月17日

海外

 

NZ・総選挙

10月18日

国内

22:05

黒田日銀総裁がG30主催のセミナーに参加

  • 提供:フィスコ社

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