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2020-01-29 17:38:37

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日経平均はバブル後高値への助走期間

2020/1/14

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1中東情勢に一喜一憂

先週の225先物は、12月27日終値比40円安の23,800円となった。国内の年始休暇中に、米国がイラン司令官を殺害し、中東情勢をめぐる緊張が高まったことから、大発会の225先物はリスク回避の動きが強まった。その後は中東情勢に関連する報道に一喜一憂する展開となり、乱高下を繰り返した。ただ、米国とイラン両国はともに戦争に発展することは望んでいないとの見方を示したほか、米中通商問題も進展することへの期待感が高まった。これにより、米国の主要株価指数が史上最高値を更新し、為替相場も1ドル=109円台へと円安基調に振れたことなどから、225先物も週末にかけて騰勢が強まった。

12月27日時点の裁定残高は、ネットベースで1,200億円の買い越し(前週は1,385億円の買い越し)から減少した。株数ベースでは、6,251万株の買い越しで、12月20日時点(7,405万株の買い越し)から減少している。

日経平均と裁定残(12月27日時点)

海外ファンドなどの売りが目立つ週に

225先物の手口では、中東地政学リスク懸念を背景に大発会の6日と8日に大きく売り越し、売り方トップになったCSの手口が目立った。なお、同社は9日、10日と差し引きで買い越し基調となり、週末にかけて買い戻しをいれたともみられる。そのほか、UBS、シティG、モルガンS、AアムロCなどの海外勢が売り方上位に並んだ。商品先物投資顧問(CTA)業者など海外短期筋の売り注文とみられよう。TOPIX先物の手口では、週末10日に6,000枚以上売り越すなど、週を通じて売りをこなしたGSが売り方トップになった。

一方で、買い手口では、週初に4,000枚買い越した大和が買い方トップになった。日銀の上場投資信託(ETF)買いの注文とみられる。ほか、モルガンS、ソジェンの海外勢のほか、国内勢では野村も上位に並んだ。

日経225先物手口(期近) 週間累計上位15社(売り買い差し引き)

  • ※各取引所より発表される売り買い上位20社のデータをもとに、売り買いの差し引き週間累計の上位順に表示してあるため、日々ベースで上位となっている証券会社でも表示されていないケースがあります。また日々発表される手口は20位以下が未発表であるため、差し引きが実際とは異なる(大きく傾いて表示される)場合があります。日々の手口は限月間スプレッドを含み、イブニング、立会外及びSGXは含んでいませんが、推定建玉はイブニング、立会外の分も加味しています。尚、推定建玉は週初一回のみ各取引所より発表される建玉残に日々の売り買い差し引き枚数を加減算した推計値となっています。

TOPIX先物手口(期近) 週間累計上位15社(売り買い差し引き)

  • ※各取引所より発表される売り買い上位20社のデータをもとに、売り買いの差し引き週間累計の上位順に表示してあるため、日々ベースで上位となっている証券会社でも表示されていないケースがあります。また日々発表される手口は20位以下が未発表であるため、差し引きが実際とは異なる(大きく傾いて表示される)場合があります。日々の手口は限月間スプレッドを含み、イブニング、立会外及びSGXは含んでいませんが、推定建玉はイブニング、立会外の分も加味しています。尚、推定建玉は週初一回のみ各取引所より発表される建玉残に日々の売り買い差し引き枚数を加減算した推計値となっています。

2約3カ月ぶり高値水準までの高騰も

日経平均ボラティリティー・インデックス(VI)は12月27日終値比0.63pt高の14.32ptとなった。国内の年始休暇中に、中東地政学リスクが高まったことから、VIは大幅に上昇して始まった。その後、中東情勢に関する報道に振らされる展開となり、VIは8日に一時19.19ptと、昨年10月3日以来約3カ月ぶりの高値水準まで高騰する場面も。ただ、その後はイランが「戦争を求めていない」との意向を改めて示すなど、米国・イランともに対立激化に否定的なスタンスにあることが分かり、中東リスクが緩和したことでVIは週末にかけて低下基調となった。

ボラティリティ

NT倍率(先物)は低下、一時13.63倍に

NT倍率(先物)は低下。年始に中東情勢の緊迫化への懸念から米国株をはじめとした海外市場で売りが先行。この流れをうけ大発会6日の日経平均は全面安商状となりNT倍率は大幅に低下。週の半ばにかけてもNT倍率は下げ幅をやや広げ、8日のNT倍率は13.63倍に。その後週末にかけてはハイテク株や設備投資関連などが日経平均をけん引し、10日のNT倍率は13.74倍に上昇した。

3日経平均はバブル後高値への助走期間

今週の225先物は、堅調な展開が想定される。中東での米国とイランの緊張緩和と米中通商協議の進展期待が相場を支えるだろう。年初から相場を揺るがせた中東問題はひとまず落ち着きを取り戻したほか、米中貿易協議に関しても、15日に第1段階の合意文書への署名が行われる予定だ。米中両国の歩み寄りを好感して楽観ムードが強まると想定される。

ただ、米中貿易戦争と中東情勢に対する反応には引き続き神経質になりそうなうえ、米中合意については署名後に第2段階合意についての示唆の可能性がありそうで、更なる上昇の展開となりそうだ。また、米国為替報告書で中国の「為替操作国」認定を解除したことを好感して、米ドル/円が5か月ぶりに110円に乗せて、輸出関連企業を中心に決算には好影響となりそう。1月後半から本格化する3月決算企業の第3四半期決算発表を前に様子見ムードも意識されるが、減益幅縮小の決算発表を行った安川電機の株価上昇を見る限り、早めの株価上昇再開となる可能性に留意しておきたい。予想レンジは23,500-24,250円とする。

経済スケジュール(1月13日〜1月17日)

日付

曜日

国内 海外

時間

内容

1月13日 国内 株式市場は祝日のため休場(成人の日)
海外 16:00 トルコ・経常収支(11月)
17:00 ブ・FIPE消費者物価指数(週次)(1月7日まで1カ月間)
18:30 英・鉱工業生産指数(11月)
18:30 英・商品貿易収支(11月)
21:00 印・CPI(12月)
27:00 ブ・貿易収支(週次)(1月7日まで1カ月間)
米・ボストン連銀総裁が講演
米・アトランタ連銀総裁が講演
米・中国の劉鶴副首相が貿易合意署名のため訪米(15日まで)
米・財政収支(12月)
香港・アジア金融フォーラム(14日まで)
中・新規人民元建て融資(12月、15日までに)
中・マネーサプライ(12月、15日までに)
中・資金調達総額(12月、15日までに)
1月14日 国内 08:50 国際収支(経常収支)(11月)
08:50 貿易収支(国際収支ベース)(11月)
08:50 BOP経常収支調整(11月)
08:50 銀行貸出動向(含信金前年比)(12月)
08:50 貸出動向 銀行計(12月)
10:10 国債買い入れオペ(残存10年超25年以下、残存25年超)(日本銀行)
13:30 倒産件数(12月)
14:00 景気ウォッチャー調査 現状判断(12月)
14:00 景気ウォッチャー調査 先行き判断(12月)
決算発表 東宝
海外 15:30 印・卸売物価(12月)
22:30 米・消費者物価コア指数(12月)
米・ニューヨーク連銀総裁が講演
米・カンザスシティー連銀総裁が講演
米・民主党の大統領選候補者討論会
決算発表 シティグループ、JPモルガン、ウェルズ・ファーゴ
中・貿易収支(12月)
1月15日 国内 08:50 マネーストック(12月、日本銀行)
10:00 営業毎旬報告(1月10日現在、日本銀行)
15:00 工作機械受注(12月)
黒田日銀総裁が支店長会議であいさつ
地域経済報告(さくらリポート)(1月、日本銀行)
電子部品・材料EXPO
海外 18:30 英・消費者物価コア指数(12月)
18:30 英・生産者物価産出コア指数(12月)
19:00 欧・ユーロ圏鉱工業生産指数(11月)
19:00 欧・貿易収支(11月)
21:00 ブ・小売売上高(11月)
21:00 米・MBA住宅ローン申請指数(先週)
22:30 米・生産者物価コア指数(12月)
22:30 米・ニューヨーク連銀製造業景気指数(1月)
印・貿易収支(12月)
米中両国が「第1段階」の貿易合意に署名の予定
米・地区連銀経済報告(ベージュブック)
米・フィラデルフィア連銀総裁が講演
決算発表 アルコア、ゴールドマン、BofA、ブラックロック
1月16日 国内 08:50 コア機械受注(11月)
08:50 国内企業物価指数(12月)
10:10 国債買い入れオペ(残存5-10年)(日本銀行)
東芝のニューフレアテクノロジー株式に対するTOB期限
海外 10:30 中・新築住宅価格(12月)
16:00 欧・新車販売台数(12月)
16:00 独・CPI(12月)
20:00 ブ・FGV消費者物価指数(IPC-S)(1月15日まで1カ月間)
20:00 ブ・FGVインフレ率(IGP-10)(1月)
20:00 トルコ・中央銀行が政策金利発表
22:30 米・新規失業保険申請件数(先週)
22:30 米・輸入物価指数(12月)
22:30 米・小売売上高(12月)
22:30 米・フィラデルフィア連銀製造業景況指数(1月)
24:00 米・NAHB住宅市場指数(1月)
24:00 米・企業在庫(11月)
30:00 米・対米証券投資収支(ネット長期TICフロー)(11月)
決算発表 TSMC、モルガンS
南ア・南アフリカ準備銀行(中央銀行)が政策金利発表
1月17日 国内 08:50 対外・対内証券投資(先週)
13:30 第3次産業活動指数(11月)
16:00 訪日外国人客数(12月)
海外 11:00 中・固定資産投資(都市部)(12月)
11:00 中・GDP(10-12月)
11:00 中・鉱工業生産指数(12月)
11:00 中・小売売上高(12月)
11:00 中・調査失業率(12月)
11:00 中・不動産投資(12月)
17:00 ブ・FIPE消費者物価指数(1月15日まで1カ月間)
18:00 欧・ユーロ圏経常収支(11月)
18:30 英・小売売上高指数(12月)
19:00 欧・ユーロ圏CPI(12月)
22:30 米・住宅着工件数(12月)
22:30 米・住宅建設許可件数(12月)
23:15 米・鉱工業生産指数(12月)
23:15 米・設備稼働率(12月)
24:00 米・ミシガン大学消費者信頼感指数速報(1月)
24:00 米・JOLT求人件数(11月)
韓・中央銀行が政策金利発表
米・フィラデルフィア連銀総裁が講演
  • 提供:フィスコ社
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