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サキモノの『ココがPOINT!』

2015/9/7

日経平均の一段安はあるか?

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  中国株式市場休場も売り圧力は変わらず

前週(8月31日-9月4日)の225先物は週間ベースで1,420円の下落となった。週半ばまでは上海総合指数の動向に一喜一憂する展開となったが、中国株式市場が休場で相場が落ち着くと思われた週末、想定外とも思える断続的な売りに押され8月の日中安値17,660円を割り込むきつい下げとなった。現物市場ではソフトバンクGが年初来安値を更新したほか、年始から買われていたエーザイなど医薬品、食料品セクターの株も乱高下する荒れた展開に。低下するかと思われたボラティリティは高止まりしており、一段安を警戒する地合いとなっている。なお、8月28日時点の裁定買い残は12.9億株の買い越しと前週比では3.2億株減少している。メジャーSQ前などが意識されて売り残なども増加していることが影響しているもよう。なお、一部市場関係者では「コストが発生する売り残を積み上げることは考え難い」と指摘。売り残増加に対する市場へのインパクトは限定的と見られる。

日経225と裁定残(8/28時点)
週末にかけてロールオーバーが増加

225先物は野村が1.4万枚と大幅な売り越しとなったが、これはレバレッジETFに絡んだ売買と週末の8,000枚近いロールオーバーが影響したとの観測。一方、メリルリンチ、ドイツ証券、クレディ・スイスが4,000枚超の買い越し。TOPIX先物に関しては、モルガン、シティ、野村、バークレイズ、ゴールドマン・サックスが売り方上位に並んだ。一方、クレディ・スイス、BNPパリバ、Nエッジが買い方に回った。なお、TOPIX先物で注目されているゴールドマン・サックスの買いポジションに関しては、立会い外取引でロールオーバーを実施し既に5万枚ほどまでポジションを縮小しているもよう。

日経225先物手口(期近)  週間累計上位15社(売り買い差し引き)
  • ※各取引所より発表される売り買い上位20社のデータをもとに、売り買いの差し引き週間累計の上位順に表示してあるため、日々ベースで上位となっている証券会社でも表示されていないケースがあります。また日々発表される手口は20位以下が未発表であるため、差し引きが実際とは異なる(大きく傾いて表示される)場合があります。日々の手口は限月間スプレッドを含み、イブニング、立会外及びSGXは含んでいませんが、推定建玉はイブニング、立会外の分も加味しています。尚、推定建玉は週初一回のみ各取引所より発表される建玉残に日々の売り買い差し引き枚数を加減算した推計値となっています。
TOPIX先物手口(期近)  週間累計上位15社(売り買い差し引き)
  • ※各取引所より発表される売り買い上位20社のデータをもとに、売り買いの差し引き週間累計の上位順に表示してあるため、日々ベースで上位となっている証券会社でも表示されていないケースがあります。また日々発表される手口は20位以下が未発表であるため、差し引きが実際とは異なる(大きく傾いて表示される)場合があります。日々の手口は限月間スプレッドを含み、イブニング、立会外及びSGXは含んでいませんが、推定建玉はイブニング、立会外の分も加味しています。尚、推定建玉は週初一回のみ各取引所より発表される建玉残に日々の売り買い差し引き枚数を加減算した推計値となっています。
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  日経VIは高止まりの状況に

日経VI(ボラティリティ・インデックス)は39.19p。8月26日の高値48.99pから比べると低下しているが、上昇前の水準である20p手前と比較すると高止まりといったところだ。下げ相場が続いていることから、オプション市場ではプットの売買が10万枚超となる日が続いている。225先物が8月日中安値を割り込んだことから、次のターゲットとして25日のナイト・セッション(取引開始は24日の16時30分)でつけた安値17,160円が意識されよう。今週は週末に9月限メジャーSQ算出を控えていることから、オプションが絡んだ思惑先行の売買で荒い値動きとなる公算が大きい。

NT倍率(先物)は12.3倍台で推移

NT倍率(先物)は12.3倍台で推移している。8月25日に12.62倍まで急拡大した以降、落ち着いた動きが続いており、先週末に指数が一段安となった局面でもさほど目立った動きは観測されなかった。メジャーSQが近づいていることから、期近と期先のロールオーバーが増加しており売買手口はやや見え難くなっている。

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  日本株はまだまだ利益確定売りの余地有り

先週末、中国株式市場休場にも関わらず日本株が売られたことから、一部市場関係者は「年初から見てまだ利益が出ている日本株は利益確定の売りが入りやすい」と指摘。「年金などの買いが期待できる日中取引は現物株売りに留め、需給が甘くなるナイト・セッションで叩き売る可能性がある」との見解を示している。年金や日銀といった鉄壁の需給面が評価されてきた日本株だが、日銀によるETF買入れの金額は317億円と8月(337億円)よりも減少。日銀は昨日までで既に2兆3,003億円ETFを買い越しているが、年間の予定額(約3兆円)を上回るハイペースで買い越している。追加の金融緩和でETF買入れ枠拡大の可能性は残っているが、メジャーSQという大きな需給イベントを控えている今週は一段安を警戒しておくべきか。

週初の225先物は売り一巡後、切り返しているが、日経VIは40p台とボラタイルな相場展開は継続。オプション市場での荒い値動きを想定し、今週の上値メドは18,500円、下値メドは17,000円とする。

経済スケジュール(9月7日〜9月13日)

  • 提供:フィスコ社

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