平成17年4月1日
SBIイー・トレード証券株式会社
この最良執行方針は、証券取引法第43条の2第1項の規定に従い、お客様にとって最良の取引の条件で執行するための方針及び方法を定めたものです。
当社では、お客様から国内の証券取引所市場に上場されている有価証券の注文を受託した際に、お客様から取引の執行に関するご指示がない場合につきましては、以下の方針に従い執行することに努めます。ただし、別に定める場合には、お客様からの指示の有無に係わらず、当該銘柄が上場している証券取引所市場への注文の取次ぎ等はお受けできません。取次ぎをお受けできない具体的な内容は、当社WEBサイト (http://www.sbisec.co.jp)で掲載するものにおいてお示しするほか、当社にお問い合わせいただいたお客様にはその内容をお伝えいたします。
1. 対象となる有価証券
(1) |
国内の証券取引所市場に上場されている株券、新株予約権付社債券、ETF(株価指数連動型投資信託受益証券)、REIT(不動産投資信託の投資証券)等、証券取引法施行令第16条の2に規定される「上場株券等」 |
(2) |
グリーンシート銘柄である株券、新株予約権付社債券等、証券取引法第40条第1項第1号に規定される「取扱有価証券」 |
2. 最良の取引の条件で執行するための方法
当社においては、お客様からいただいた注文に対し、上記1.(2)を除き、当社が自己で直接の相手となる売買は行わず、すべて委託注文として取次ぎます。
(1) |
上場株券等 当社においては、お客様からいただいた上場株券等に係る注文はすべて国内の証券取引所市場に取次ぐこととし、PTSへの取次ぎを含む取引所外売買の取扱いは行いません。
1) |
お客様から委託注文を受託いたしましたら、速やかに国内の当該銘柄が上場している証券取引所市場に取次ぐことといたします。証券取引所市場の売買立会時間外に受注した委託注文については、証券取引所市場における売買立会が再開された後に証券取引所市場に取次ぐことといたします。 |
2) |
1)において、委託注文の証券取引所市場への取次ぎは、次のとおり行います。
(a)上場している証券取引所市場が1箇所である場合(単独上場)には、当該証券取引所市場へ取次ぎます。
(b)複数の証券取引所市場に上場(重複上場)されている場合には、株式会社東洋経済新報社が発行する最新の『会社四季報』の対象銘柄の株価欄に採用されている市場(当該市場は、同社所定の計算方法により一定期間において最も売買高が多いとして選定されたものです。)に取次ぎます。ただし、最新の『会社四季報』発刊後に複数の証券取引所市場に同時に新規公開した上場株券等及び単独上場から重複上場になった上場株券等については、次回の『会社四季報』に掲載されるまでの間、東京証券取引所、大阪証券取引所、ジャスダック証券取引所、大阪証券取引所ニッポン・ニュー・マーケット - 「ヘラクレス」、その他の取引所の順で証券取引所市場に取次ぎます。
なお、繰越注文等のお取扱いを考慮する必要があるため、具体的な証券取引所市場の変更のタイミング等につきましては、当社WEBサイト (http://www.sbisec.co.jp)で掲載するものにおいてお示しするほか、当社にお問い合わせいただいたお客様にはその内容をお伝えいたします。 |
|
(2) |
取扱有価証券(グリーンシート銘柄)
当社が取扱有価証券の取扱いを開始した場合においては、他の証券会社への取次ぎは行いません。 |
3. 当該方法を選択する理由
(1) |
上場株券等
証券取引所市場は多くの投資家の需要が集中しており、取引所外売買と比較すると、流動性、約定可能性、取引のスピード等の面で優れていると考えられ、ここで執行することがお客様にとって最も合理的であると判断されるからです。
また、複数の証券取引所市場に上場されている場合には、その中で最も流動性の高い証券取引所市場において執行することが、お客様にとって最も合理的であると判断されるからです。 |
(2) |
取扱有価証券
当社では、取扱有価証券の取扱いを開始した場合においても、取扱有価証券の注文の取次ぎはお受けいたしません。流動性の低い取扱有価証券については、当社が相手方となり、スピード及び約定可能性を高めることがお客様にとって最も合理的であると判断されるからです。 |
4. その他
(1) |
次に掲げる取引については、2.に掲げる方法によらず、それぞれ次に掲げる方法により執行いたします。
1) |
お客様から執行方法に関するご指示(当社が自己で直接の相手方となる売買のご希望、執行する証券取引所市場のご希望、お取引の時間帯のご希望等)があった取引
当該ご指示いただいた内容で当社が合意した執行方法 |
2) |
投資一任契約等に基づく執行(当社が合意した場合に限ります。)
当該契約等においてお客様から委任された範囲内において当社が選定する方法 |
3) |
取引約款等において執行方法を特定している取引
当該執行方法 |
4) |
単元未満株等の取引
単元未満株を取扱っている証券会社に取次ぐ方法
なお、1株に満たない株については、取扱いしておりません。 |
|
(2) |
システム障害等により、やむを得ず、最良執行方針に基づいて選択する方法とは異なる方法により執行する場合がございます。その場合でも、その時点で最良の条件で執行するよう努めます。 |
最良執行義務は、価格のみならず、例えば、コスト、スピード、執行の確実性等さまざまな要素を総合的に勘案して執行する義務となります。したがって、価格のみに着目して事後的に最良でなかったとしても、それのみをもって最良執行義務の違反には必ずしもなりません。