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2021-06-21 07:12:01

マーケット > レポート > サキモノの『ココがPOINT!』 > 日経平均は77円高!メジャーSQ、米FOMCを控え神経質な展開か!?

日経平均は77円高!メジャーSQ、米FOMCを控え神経質な展開か!?

2021/6/7

1米経済指標を前に様子見ムード

先週の225先物は前週末の終値比で190円安(下落率0.65%)の28,930円と反落した。週初の米株式市場がメモリアルデーの祝日で休場だったほか、週後半にかけて米国で重要な経済指標が相次ぎ控えていた中、様子見ムードが続いた。前週に週間で770円高と上昇し29,000円を回復していたこともあり、上値は重く、軟調な出だしで始まることの方が多かった。

ただ、下値では25日移動平均線がサポートとして意識され、安く始まっても29,000円に向けて切り返し、反対に、高く始まっても押し戻されるという、方向感に欠ける動きに終始した。米ISMが発表した製造業・非製造業の景況指数はともに市場予想を上回り、60ptをも超える強い数値となったが、項目別でみると、原材料や労働者の不足に苦しんでいる企業の姿が窺え、手放しで喜べる内容ではなかった。

5月28日時点の裁定残高は、ネットベースで2,611億円の売り越し(前週は4,014億円の売り越し)と減少した。株数ベースでは、9,585万株の売り越しで、5月21日時点(1億4,629万株の売り越し)から減少している。

日経平均と裁定残(5月28日時点)

週半ばにかけTOPIX先物で海外勢の売り越し目立つ

週後半は今週のメジャーSQに向けたロールオーバーの動きが中心であったが、週半ばにかけては、TOPIX先物での海外勢の売り越しが目立つ週だった。
特に、週初にはJPモルガンが9,000枚近い大量売り越しで驚きを誘った。続いて1日にはモルガンSが1,000枚超、2日はシティG、BNPパリバがそれぞれ1,700枚超と売り越した。一方、2日は、TOPIX先物で、CSとJPモルガンが1,000枚〜2,000枚近くの買い越しを見せてもいた。

日経225先物手口(期近) 週間累計上位15社(売り買い差し引き)

  • ※各取引所より発表される売り買い上位20社のデータをもとに、売り買いの差し引き週間累計の上位順に表示してあるため、日々ベースで上位となっている証券会社でも表示されていないケースがあります。また日々発表される手口は20位以下が未発表であるため、差し引きが実際とは異なる(大きく傾いて表示される)場合があります。日々の手口は限月間スプレッドを含み、イブニング、立会外及びSGXは含んでいませんが、推定建玉はイブニング、立会外の分も加味しています。尚、推定建玉は週初一回のみ各取引所より発表される建玉残に日々の売り買い差し引き枚数を加減算した推計値となっています。

TOPIX先物手口(期近) 週間累計上位15社(売り買い差し引き)

  • ※各取引所より発表される売り買い上位20社のデータをもとに、売り買いの差し引き週間累計の上位順に表示してあるため、日々ベースで上位となっている証券会社でも表示されていないケースがあります。また日々発表される手口は20位以下が未発表であるため、差し引きが実際とは異なる(大きく傾いて表示される)場合があります。日々の手口は限月間スプレッドを含み、イブニング、立会外及びSGXは含んでいませんが、推定建玉はイブニング、立会外の分も加味しています。尚、推定建玉は週初一回のみ各取引所より発表される建玉残に日々の売り買い差し引き枚数を加減算した推計値となっています。

2米雇用統計待ちでこう着感

日経平均ボラティリティー・インデックス(VI)は前週末の終値比1.02pt高(上昇率5.16%)の20.78ptと上昇した。週末の雇用統計をはじめとした米国での景気・雇用関連の指標を見極めたいとする思惑から、様子見ムードが強い一週間だった。

225先物の方向感が出ないなか、日経平均VIもこう着感の強い動きとなった。ただ、相場は上値が重いながらも、下値の堅さも感じさせる動きで、不安心理が過度に増大することはなかった。週末の雇用統計が意識されるなか、日経VIは警戒水準の20ptを僅かに上回って週を終えた。

ボラティリティ

NT倍率(先物)は低下、米雇用統計前にグロース株の上値は重い展開

NT倍率(先物)は連日の低下となった。週後半にかけて集中する米国の景気・雇用関連の指標を前に、様子見ムードが続いた。現物株市場では、インフレや米長期金利への影響力が大きい米経済指標を前に、金利感応度の高いグロース(成長)株の上値が重かった。

一方、国内での新型コロナウイルスワクチンの接種加速を背景にアフターコロナ関連や自動車株を中心とした景気循環株が買われ、225型よりはTOPIX型優位の展開が続いた。
週末は、米雇用統計を前に神経質になるなか、市場予想を上回るADP全米雇用リポートを受けた米長期金利の上昇を背景に、グロース株が軟調となり、NT倍率はさらに低下した。

3日経平均は77円高!メジャーSQ、米FOMCを控え神経質な展開か!?

今週の225先物は一進一退か。5月の米雇用統計での非農業部門雇用者数は前月比55万9,000人増と、4月の27万8,000人からは倍増したが、市場予想の67万5,000人増を下回った。FRBが金融緩和を早期に縮小させるほどの内容ではないとの見方から、前週末の米国市場では、米10年物国債利回りが1.6%台から1.55%まで低下し、ハイテク株を中心に大幅に反発した。

夜間取引の225先物も29,140円まで上昇している。しかし、今週後半には、5月に相場の波乱となった米5月消費者物価指数(CPI)が控えている。コアのCPIは前年比で+3.4%と+3.0%となった4月より加速すると予想されている。これまでの経緯から、既にインフレに対する耐性はかなりついてきているとは思われるが、翌週には米FOMCを控えていることに加え、今週末にはメジャーSQがある。経済指標やイベントがこれだけ集中しているという、その事実だけをもってしてでも多少は神経質にならざるを得ないだろう。

5月中旬の急落以降、断続的な買い戻しもあったが、それ以降も、海外勢の先物手口では売り越しが目立つ日の方が多い。メジューSQがその流れを変える契機となるかは定かではないが、波乱含みの展開も覚悟しておきたい。今週の225先物予想レンジは28,500-29,300円とする。

経済スケジュール(6月7日〜6月12日)

日付

曜日

国内 海外

時間

内容

6月7日 国内 14:00 景気先行CI指数(4月)
14:00 景気一致指数(4月)
海外 14:45 スイス・失業率(5月)
15:00 独・製造業受注(4月)
15:30 スイス・消費者物価指数(5月)
28:00 米・消費者信用残高(4月)
中・貿易収支(5月)
中・外貨準備高(5月)
オーストリア・国際原子力機関(IAEA)理事会(11日まで)
米・アップルが世界開発者会議(WWDC)開催(11日まで)
6月8日 国内 08:30 毎月勤労統計-現金給与総額(4月)
08:30 実質賃金総額(4月)
08:50 GDP改定値(1-3月)
08:50 GDP民間企業設備(1-3月)
08:50 GDPデフレーター(1-3月)
08:50 国際収支(経常収支)(4月)
08:50 貿易収支(4月)
08:50 BOP経常収支調整(4月)
08:50 銀行貸出動向(含信金前年比)(5月)
08:50 貸出動向 銀行計(5月)
13:30 倒産件数(5月)
14:00 景気ウォッチャー調査 現状判断(5月)
14:00 景気ウォッチャー調査 先行き判断(5月)
19:00 雨宮日銀副総裁が日経フィナンシャル主催のオンラインセミナーで講演
日立インベスターデイ
海外 15:00 独・鉱工業生産指数(4月)
18:00 欧・ユーロ圏GDP確定値(1-3月)
18:00 独・ZEW期待指数(6月)
18:30 南ア・GDP(1-3月)
20:00 ブ・FGV消費者物価指数(IGP-DI)(5月)
21:00 ブ・小売売上高(4月)
21:30 米・貿易収支(4月)
21:30 加・貿易収支(4月)
23:00 米・JOLT求人件数(4月)
国際オリンピック委員会(IOC)理事会
6月9日 国内 08:50 マネーストック(5月)
10:10 国債買い入れオペ(残存1-3年、残存3-5年、残存5-10年)(日本銀行)
15:00 工作機械受注(5月)
党首討論
海外 10:30 中・消費者物価指数(5月)
10:30 中・生産者物価指数(5月)
15:00 独・貿易収支(4月)
15:00 独・経常収支(4月)
21:00 ブ・IBGEインフレ率IPCA(5月)
23:00 米・卸売在庫(4月)
23:00 加・カナダ銀行(中央銀行)が政策金利発表
中・資金調達総額(5月、15日までに)
中・マネーサプライ(5月、15日までに)
中・元建て新規貸出残高(5月、15日までに)
韓・GDP(1-3月)
6月10日 国内 08:50 国内企業物価指数(5月)
08:50 対外・対内証券投資(先週)
13:00 東京オフィス空室率(5月)
ワンダープラネットが東証マザーズに新規上場(公開価格:2560円)
テンダが東証ジャスダックに新規上場(公開価格:3250円)
決算発表 積水ハウス
海外 20:45 欧・欧州中央銀行(ECB)が政策金利発表、ラガルド総裁が記者会見
21:30 米・新規失業保険申請件数(先週)
21:30 米・消費者物価コア指数(5月)
27:00 米・財政収支(5月)
石油輸出国機構(OPEC)月報
6月11日 国内 08:50 景況判断BSI大企業全産業(4-6月)
08:50 景況判断BSI大企業製造業(4-6月)
決算発表 神戸物産
海外 15:00 英・GDP(4月)
15:00 英・鉱工業生産指数(4月)
15:00 英・商品貿易収支(4月)
19:30 露・ロシア中央銀行が政策金利発表
21:00 印・鉱工業生産(4月)
23:00 米・ミシガン大学消費者信頼感指数速報(6月)
英・G7首脳会議(13日まで)
国際エネルギー機関(IEA)月報
6月12日 海外 米・ゲーム見本市「E3」一般公開(15日まで)
  • 提供:フィスコ社

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