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2020-09-20 17:51:25

マーケット > レポート > サキモノの『ココがPOINT!』 > 日経平均は115円安、ソフトバンクG急落も底堅い展開か

日経平均は115円安、ソフトバンクG急落も底堅い展開か

2020/9/7

1アベノミクス踏襲への期待などで買い戻し

先週の225先物は前週末比280円高(上昇率1.22%)の23,170円と3週ぶりに上昇して終了した。安倍首相の辞任による政局流動化を警戒した売りは一時的にとどまり、週明けの31日は反発して始まり、225先物は23,000円台を回復した。NYダウが2月21日以来の水準を回復したほか、ナスダック総合指数やS&P500種指数が過去最高値を更新するなど、米国株が騰勢を強めたことも支援材料となった。

また、菅官房長官が次期総裁有力との見方が強まると、アベノミクス踏襲への期待感も相場上昇に寄与し、3日には23,620円まで上値を伸ばした。週末の4日は、高値警戒感に加え、米国株の大幅下落を嫌気して売り優勢となったが、終値では23,000円台を維持した。

8月28日時点の裁定残高は、ネットベースで1兆996億円の売り越し(前週は1兆1,301億円の売り越し)と減少した。株数ベースでは、4億1,652万株の売り越しで、8月21日時点(4億394万株の売り越し)から増加している。

日経平均と裁定残(8月28日時点)

TOPIX先物では海外勢の売り買いが目立つ

225先物手口では、週を通じてコンスタントに売り越したSBIが売り方トップに躍り出たほか、メリル、BNPパリバがこれに続いた。一方、買い手口では、31日に1,000枚超買い越したモルガンS、野村、CSが買い方上位に名を連ねた。

TOPIX先物手口では、1日に2,000枚超、4日に4,000枚超売り越したGSが売り方トップになったほか、週末にかけて1,500枚超の売り越しを続けたバークレイがこれに続いた。また、週を通じてコンスタントに売り越したドイツ、UBS、モルガンSが上位にランクイン。一方、買い手口では、週を通じてコンスタントに買い越したBNPパリバがトップになったほか、31日と2日に2,000枚超買い越したメリルがこれに続いた。また、4日に3,000枚超買い越したみずほ証券やSMBC日興の国内大手も上位に並んだ。

日経225先物手口(期近) 週間累計上位15社(売り買い差し引き)

  • ※各取引所より発表される売り買い上位20社のデータをもとに、売り買いの差し引き週間累計の上位順に表示してあるため、日々ベースで上位となっている証券会社でも表示されていないケースがあります。また日々発表される手口は20位以下が未発表であるため、差し引きが実際とは異なる(大きく傾いて表示される)場合があります。日々の手口は限月間スプレッドを含み、イブニング、立会外及びSGXは含んでいませんが、推定建玉はイブニング、立会外の分も加味しています。尚、推定建玉は週初一回のみ各取引所より発表される建玉残に日々の売り買い差し引き枚数を加減算した推計値となっています。

TOPIX先物手口(期近) 週間累計上位15社(売り買い差し引き)

  • ※各取引所より発表される売り買い上位20社のデータをもとに、売り買いの差し引き週間累計の上位順に表示してあるため、日々ベースで上位となっている証券会社でも表示されていないケースがあります。また日々発表される手口は20位以下が未発表であるため、差し引きが実際とは異なる(大きく傾いて表示される)場合があります。日々の手口は限月間スプレッドを含み、イブニング、立会外及びSGXは含んでいませんが、推定建玉はイブニング、立会外の分も加味しています。尚、推定建玉は週初一回のみ各取引所より発表される建玉残に日々の売り買い差し引き枚数を加減算した推計値となっています。

2VIは3週ぶりに小幅に低下

日経平均ボラティリティー・インデックス(VI)は前週末比0.80pt安(下落率3.08%)の25.13ptと小幅ながら3週ぶりに低下した。安倍首相の辞任で売られた銘柄に割安感が強まり買い戻しの動きが強まったため、VIは低下して始まった。また、米著名投資家が日本商社の株式保有を発表したことで市場心理が改善したこともVIの低下につながり、3日には22.10ptまで下がった。ただ、市場では「現在の株価水準は、低迷する実体経済との間で大きな乖離がある」との指摘も聞かれ、将来的な株価下落に対する警戒感も拭えていないため、上げ基調が継続するには至らなかった。また、週末4日には、前日の米国市場での株価急落を受けて大きく下落した。

ボラティリティ

NT倍率(先物)は拡大、日経平均はコロナショック前を回復

NT倍率(先物)は拡大。週初31日は、菅氏が自民党総裁選に出馬検討との報道が好感されたほか、米投資会社バークシャー・ハサウェイによる大手商社株式の大量保有が伝わり日経平均は上昇。NT倍率は前週末比上昇してスタートした。その後3日の日経平均はコロナショック後の最高値を更新しNT倍率は14.38倍に拡大。ただ週末4日の日経平均は利益確定売りが先行し、NT倍率も14.34倍に低下した。

3日経平均は115円安、ソフトバンクG急落も底堅い展開か

今週の225先物は、来週に控えた重要日程を前に様子見気分の強い展開が想定される。来週は、14日に自民党総裁選、15日から始まる米連邦公開市場委員会(FOMC)が予定され、全般に動きづらい展開となりそうだ。4日の米国市場も続落しており、週明け7日は売りが先行。市場では「米国市場で株安が続くなら、米連邦準備制度理事会(FRB)が何らかの策をしてくるのではないかとの期待も出てくる」との声も聞かれる。

一方、重要イベントを前にポジション調整の動きも想定されるだけに、全体としては方向感に欠けた展開になる可能性もある。また、国内では、週末11日に9月限の株価指数先物・オプションの特別清算指数(SQ)算出日を迎える。「週半ばから週末にかけて、先物などの大規模な持ち高調整が予想される」との見方もあり、米国市場の波乱展開が続けば調整が大きくなる可能性も残り、警戒が必要だろう。

個別銘柄では7日14時時点でソフトバンクGが8%近い急落をしているが、日経平均は85円安と底堅い展開に。米オプション取引での巨額のコール(買う権利)の買いが伝わったソフトバンクGはナスダックの急落から大幅安となり、日経平均を100円押し下げる要因となっているが、日経平均は88円安となっている。底堅い要因として、4日発表された米国雇用統計の失業率が8.4%と5か月ぶりに10%を下回ったこと、また8月の米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景況感指数も2018年11月以来の高水準に浮上が挙げられる。こちらの発表を受け、米国では景気敏感株(金融、建機など)が買われていたが、日本では空運や鉄鋼、海運業、非鉄金属などが買われるなど日米ともに景気改善を織り込む動きになっている。下値は堅い反面、上値も重くなっていると判断、予想レンジは22,500-23,300円とする。

経済スケジュール(9月7日〜9月11日)

日付

曜日

国内 海外

時間

内容

9月7日

国内

08:50

外貨準備高(8月)

10:10

国債買い入れオペ(残存1-3年、残存3ー5年、残存25年超)(日本銀行)

14:00

景気動向指数(7月)

海外

15:00

独・鉱工業生産指数(7月)

20:25

ブ・週次景気動向調査

 

中・外貨準備高(8月)

 

中・貿易収支(8月)

 

米・株式市場は祝日のため休場(レイバー・デー)

9月8日

国内

08:30

毎月勤労統計-現金給与総額(7月)

08:30

実質賃金総額(7月)

08:30

家計支出(7月)

08:50

国際収支(経常収支)(7月)

08:50

GDP改定値(4-6月)

08:50

GDP民間消費支出(4-6月)

08:50

GDP民間企業設備(4-6月)

08:50

GDPデフレーター(4-6月)

08:50

BOP経常収支調整(7月)

08:50

貸出動向 銀行計(8月)

08:50

銀行貸出動向(含信金前年比)(8月)

09:01

マンパワー雇用調査(1-3月)

14:00

景気ウォッチャー調査 現状判断(8月)

14:00

景気ウォッチャー調査 先行き判断(8月)

 

自民党総裁選告示、立候補者届け出

海外

15:00

独・貿易収支(7月)

15:00

独・経常収支(7月)

18:00

欧・ユーロ圏GDP確報値(4-6月)

18:30

南ア・GDP(4-6月)

20:00

ブ・FGV消費者物価指数(IPC-S)(9月7日まで1カ月)

20:00

ブ・FGVインフレ率(IGP-DI)(8月)

28:00

米・消費者信用残高(7月)

 

決算発表 スラック

9月9日

国内

08:50

マネーストック(8月)

13:30

倒産件数(8月)

15:00

工作機械受注(8月)

海外

10:30

中・消費者物価指数(8月)

10:30

中・生産者物価指数(8月)

14:45

スイス・失業率(8月)

21:00

ブ・拡大消費者物価指数(IPCA)(8月)

23:00

米・JOLT求人件数(7月)

23:00

加・カナダ銀行(中央銀行)が政策金利発表

25:00

露・GDP(10-12月)

27:00

ブ・貿易収支(週次)(9月6日まで1カ月間)

 

北朝鮮・建国記念日

9月10日

国内

08:50

コア機械受注(7月)

08:50

対外・対内証券投資(先週)

11:00

東京オフィス空室率(8月)

16:00

ソニーがESG/テクノロジー説明会を開催

 

決算発表 積水ハウス、ジャパンディスプレイ

海外

16:00

トルコ・失業率(6月)

16:00

マレーシア・中央銀行が政策金利発表

17:00

ブ・FIPE消費者物価指数(週次)(9月7日まで1カ月間)

20:00

ブ・FGVインフレ率(IGP-M、1次プレビュー)(9月)

20:45

欧・欧州中央銀行(ECB)が政策金利発表、ラガルド総裁が記者会見

21:00

ブ・小売売上高(7月)

21:30

米・生産者物価コア指数(8月)

21:30

米・新規失業保険申請件数(先週)

23:00

米・卸売在庫(7月)

 

中・元建て新規貸出額(8月、15日までに)

 

中・マネーサプライ(8月、15日までに)

 

中・資金調達総額(8月、15日までに)

 

欧・ECB総裁が独連銀のイベントで講演(オンライン)

9月11日

国内

08:50

国内企業物価指数(8月)

08:50

景況判断BSI大企業全産業(10-12月)

08:50

景況判断BSI大企業製造業(10-12月)

10:10

国債買い入れオペ(残存1-3年、残存3-5年、残存5-10年)(日本銀行)

海外

15:00

英・鉱工業生産指数(7月)

15:00

英・商品貿易収支(7月)

15:00

独・CPI(8月)

21:00

印・鉱工業生産(7月)

21:00

ブ・IBGEサービス部門売上高(7月)

21:30

米・消費者物価コア指数(8月)

27:00

米・財政収支(8月)

 

欧・ユーロ圏財務相会合

 

欧・欧財務相非公式理事会(12日まで)

  • 提供:フィスコ社

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