2025年 年頭のご挨拶

あけましておめでとうございます。
旧年中は格別のご高配を賜りまして、誠にありがとうございました。
昨年は、アメリカ大統領選挙や台湾総統選挙、自由民主党の総裁選挙・衆議院選挙など、多くの国で重要な選挙が行われる「選挙イヤー」となりました。経済面では、3月にマイナス金利政策が終了し、日経平均株価が史上最高値となる4万2,000円台をつけたあと、8月5日には前営業日比4,451円(下落率12.4%)という歴史的な暴落もあり、金融市場が激動した1年でした。
さて、昨年1月には新NISA(少額投資非課税制度)が始まりました。制度が恒久化し、年間投資枠・生涯投資可能額が拡大したことで、投資家の裾野が広がり、NISA取扱全金融機関のNISA口座数は2024年9月時点で、2,508万口座に達しました。「金融経済教育推進機構(J-FLEC)」の設立やiDeCoの制度改正などと合わせて、個人投資家の資産形成を後押しする環境整備が今後より一層進むことが期待されます。
当社グループは、NISAやiDeCoを資産形成において極めて重要な制度として位置づけて注力してまいりました。2024年9月にはNISA口座数が523万口座、iDeCo口座数は100万口座を突破するなど、多くの個人投資家の皆さまにご利用いただくに至っております。
当社は「業界最低水準の手数料で業界最高水準のサービス」を提供するべく、昨年は以下のような魅力ある商品・サービスの拡充を行ってまいりました。
商品・サービス拡充の実績
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人工知能(AI)を活用した公募投資信託「ROBOPROファンド」 SBI証券のインターネットコースでの取扱い開始
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「債券シミュレーション」サービス提供および「債券取引サイト」リニューアル
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「投資信託サイト」リニューアル
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堂島取引所「堂島コメ平均」(米穀指数) 取扱い開始
2023年9月に実施した「ゼロ革命」を代表例として、当社は、各種取引手数料・金利等の無料化・引き下げを行い、すべてのお客さまの投資に対するハードルを下げる施策を行ってきました。また、手数料の引き下げだけでなく、お客さまの資産運用のニーズにお応えするべく上記のような各種商品・サービスの拡充等にも積極的に取り組んできました。当社は多くのお客さまからご支持いただくプラットフォーマーとして、手数料・商品・サービスと共に重要となるUI/UXの向上に取り組むべく、2024年からは当社WEBサイトやアプリの大幅なリニューアルにも取り組んでおります。
これらの取組みを多くのお客さまにご評価いただいた結果、2024年9月にはSBIグループの証券口座数は1,331万口座を達成し、オンライン総合証券として圧倒的な地位を築くに至りました。これもひとえに多くのお客さまのご愛顧の賜物と深く感謝申し上げます。
当社は、本年も「顧客中心主義」の経営理念のもと、全社一丸となってお客さまの最善の利益を追求し、皆さまの資産形成のお役に立てるよう、さまざまな環境変化に柔軟に対応しつつ最適な金融サービスの提供に努めてまいります。今後とも末永くご愛顧のほど何卒よろしくお願い申し上げます。
本年が皆さまにとって幸多き年となることを祈念いたしまして、年頭のご挨拶とさせていただきます。
令和7年 元旦
株式会社SBI証券
代表取締役社長