日経平均株価とは
日経平均株価の概要
日本で最も有名な株価指数です。日本を代表する株価指数として国際的にも広く認められており、日経平均株価を原資産としたデリバティブ取引も非常に豊富です。東京証券取引所プライム市場上場銘柄の中から、流動性(取引の活発さ)などを考慮した225銘柄が採用され、定期的に入替が行われます。算出開始は1950年9月7日です。
算出方法
構成銘柄の株価の合計を「除数」で割って算出する株価平均型の指数です(厳密には、各銘柄ごとに設定されたみなし額面に基づいて換算された上で合算されます)。構成銘柄の入替時には、除数を調整し指数の連続性を保つようにしています。
入替時期
原則として年1回(毎年10月)です。市場の流動性や、業種ごとのバランスを考慮し定期的に見直されています。経営統合や上場廃止などの理由により欠員が出る場合には適宜入れ替えが行われます。
日経平均への投資方法 ・ 活用方法
日経平均への投資方法としてETF(上場投資信託)や投資信託を活用する方法があります。具体的には日経平均に連動する投資成果を目指して運用を行うETF(上場投資信託)や投資信託に投資をする方法です。
日経平均に関連した代表的なETF
日経225関連国内ETF
取引 | チャート | コード | 銘柄 |
---|---|---|---|
1321 | 日経225連動型上場投資信託 | ||
1320 | ダイワ上場投信−日経225 | ||
1330 | 上場インデックスファンド225 | ||
1346 | MAXIS 日経225上場投信 | ||
1329 | iシェアーズ 日経225 ETF |
日経平均レバレッジ・インデックス関連国内ETF
取引 | チャート | コード | 銘柄 |
---|---|---|---|
1570 | NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信 | ||
1579 | 日経平均ブル2倍上場投信 | ||
1365 | ダイワ上場投信−日経平均レバレッジ・インデックス | ||
1458 | 楽天ETF−日経レバレッジ指数連動型 | ||
1358 | 上場インデックスファンド日経レバレッジ指数 |
日経平均に関連した代表的な投資信託
日経平均株価は、株価が大きい銘柄(値がさ株)の影響が大きい
日経平均株価は、ほぼ単純平均に近い算出方法を採用しています。そのため、それぞれの銘柄の時価総額よりも、株価そのものの大きさが指数に与えるインパクトを左右する傾向にあり、市場全体の動きを必ずしも反映しないことがあります。
日経平均株価とTOPIXのパフォーマンスに差があるときは?
この2つの株価指数のパフォーマンスに差があるときにはどう考えればよいのでしょうか?
下に、その解釈の例をあげてみました。
日経平均株価の上げ幅がTOPIXを上回るとき
・ ファーストリテイリングやソフトバンクなど特定の銘柄の上げ幅が大きい
・ 電気機器や情報・通信業などハイテク関連銘柄の上げ幅が大きい
TOPIXの上げ幅が日経平均株価を上回るとき
・ 銀行、証券、商社、鉄鋼、陸運、電気・ガスなど、いわゆる伝統的な業種の上げ幅が大きい
・ 時価総額が大きい銘柄の上げ幅が大きい
この2つの関係を分析するときに用いられるのがNT倍率です。NT倍率とは日経平均株価をTOPIXで割ったものです。景気の拡大局面では敏感に反応する業種のウェイトが高い日経平均株価の上げ幅がTOPIXを上回り、その結果としてNT倍率が上がると言われており、景気の転換点を測る指標とされてきました。
最近では、日経平均株価における特定の銘柄の影響が大きくなってしまっているため、中長期的な指標としてはあまり参考にはならなくなっています。ただしその一方で、短期的な収益を狙い先物やオプションを活用する投資家からは、依然として一定の注目を集めているようです。NT倍率が大きくなっているということは、日経平均株価が日本経済の実力値(≒TOPIX)よりも高く評価されているからであり、その歪みが近い将来修正される可能性があるだろうという考え方が、その背景にあります。
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