逆指値注文

「株式投資に興味があるけど、いつも株価を見ていられない…」
「株式投資をはじめてみたけれど、大きな損失を抱えることが不安」
そんな方におすすめするのが「逆指値注文」です。こちらのページでは、「逆指値注文」を基本から解説いたします。
逆指値注文は常に相場を見られないときにも重宝する便利な注文方法ですので、まずは逆指値注文の基本を学んで投資のステップアップをしていきましょう!
「逆指値注文」とは
「株価下落時のリスクを抑える」「トレンド入りを見逃さない」それぞれに効果的な注文方法です。
逆指値注文とは、売却の場合「△△円まで下がったら売り」、買付の場合「○○円まで上がったら買い」と株価を指定して注文する方法です。
- 逆指値注文は二段階の注文となるため、意図した価格で約定しない場合がございますのでご注意ください。

下がったら売る、上がったら買うという通常の指値とは逆の注文方法なので、「逆指値注文」と呼ばれています。
逆指値の3つの活用方法
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Point 1 急な株価下落時も、損失を最小限に抑える方法
株価が急落した時に損を最小限に抑えたい方は、逆指値で「設定価格を下回ったら売り」注文を出しておきましょう。
逆指値注文であらかじめ損切りするラインを設定しておくことにより、損失を一定金額に収めることが期待できます。株価が値下がり続けているときの売却タイミングは難しいため、下降トレンドでの損失を最小限にコントロールして、次の投資チャンスにつなげましょう。Tips こんな時に使える!
- 保有株が値下がりしたが、損切りできずに塩漬けになってしまった
- 忙しくしている間に気が付いたら株価が大幅に値下がりしていた
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Point 2 急な株価下落時も、一定の利益を確保する方法
評価益が出ているが、売るタイミングを迷っている方は、逆指値で「設定価格を下回ったら売り」注文を出しておきましょう。
逆指値注文には、利幅を確保した上で保有し続けられるメリットがあります。例えば、500円で購入した株が700円に上昇した時、まだ上昇すること考え、株は保有しつつ、万一急落した場合には利益を確保できるよう「600円を下回ったら売」と逆指値で発注すると最低でも、100円(手数料・税金等別)の利益確保が期待できます。Tips こんな時に使える!
- 評価益が出ていた株が気が付いたら含み損が出てしまっていた
- まだ株価が上昇すると思っていたが下がってしまった
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Point 3 株価の上昇トレンド入りタイミングを逃さずに、購入できる方法
買いたい銘柄があるが、買うタイミングを迷っている方は、逆指値で「参照価格を上回ったら買い」注文を出しておきましょう。
逆指値注文で「参照価格を上回ったら買い」と発注することで上昇トレンドをフォローする注文が可能となります。過去の高値やテクニカル分析等をもとに予測を立てて逆指値注文で発注すれば、このようなチャンスを逃さず投資することが可能となります。Tips こんな時に使える!
- 売買タイミングが難しい
- 株の購入を検討していたらあっという間に株価が上昇して買い時を逃してしまった
発注方法
WEBサイト、アプリからの発注方法は以下よりご確認ください。
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Step 注文内容の入力
注文入力画面の価格で、「逆指値」を選択してください。
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Step 参照価格、注文方法を入力
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「現在値が〇〇円になった時点で市場へ注文を発注する」に、参照価格を入力してください。
- 買い注文の場合は参照価格「以上」、売り注文の場合は参照価格「以下」となっています。
- 参照価格に現在値が到達した場合の市場に発注する方法に「指値」または「成行」を選択してください。
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Step 注文内容の入力
注文入力画面で、「逆指値」を選択してください。
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Step 参照価格、注文方法を入力
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「現在値が〇〇円になったら市場へ注文を発注する」といった参照価格を入力してください。
- 買い注文の場合は参照価格「以上」、売り注文の場合は参照価格「以下」となっています。
- 参照価格に現在値が到達した場合の市場に発注する方法として、「指値」または「成行」を選択してください。
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概要
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注文種別
逆指値(指値指定)/逆指値(成行指定)
- 逆指値注文は、参照価格と注文価格を指定する注文方法です。参照価格とは「注文する銘柄の株価が予め指定した価格になること」を指します。注文価格は指値と成行の指定が可能です。
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売買
売り・買いともに逆指値注文可能
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注文可能時間
注文受付時間、取引時間に順次発注いたします。
- 注文受付時間中に受付けした注文は、取引時間に順次発注いたします。
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注文期間
当日中、または90営業日後まで期間指定可能
- 逆指値による期間指定注文は、参照価格に到達するまで、指定した期間、注文を繰り越します。参照価格に到達し現地市場に発注された注文は翌営業日以降繰り越しいたしません。
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注文取消
注文が約定するまでの間であれば取消可能
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注文訂正
参照価格※・・・注文が市場に発注されるまで訂正可能
注文価格・・・注文が約定するまで訂正可能
- 参照価格とは「注文する銘柄の株価が予め指定した価格になること」を指します。
- 期間指定でご注文いただいた場合、注文期間の訂正はできません。
ご注意
逆指値注文について
- 新規上場銘柄(取扱市場変更を除く)の上場初日のご注文につきましては、初値成立まで制限値幅が適用されないため、逆指値注文は受付できません 。
- 逆指値での買付注文は参照価格〇〇円以上になったら〇〇円で買い(または成行で買い)といった注文となります。指定した参照価格が注文発注時の株価(直近価格または前日終値)より低い場合、取引時間中であれば、注文は直ぐに執行される恐れがありますのであらかじめご留意ください。
- 逆指値での売却注文は参照価格〇〇円以下になったら〇〇円で売り(または成行で売り)といった注文となります。指定した参照価格が注文発注時の株価(直近価格または前日終値)より高い場合、取引時間中であれば、注文は直ぐに執行される恐れがありますのであらかじめご留意ください。
- 逆指値注文をご注文いただく場合、市場「東証」をご選択ください。上場市場が名証・福証・札証の場合、逆指値注文はご利用いただけません。
買付余力拘束方法と不足金発生時の対応について
- 逆指値注文時は、当社で定めた一定のルールをもとに余力拘束いたします。逆指値(成行指定)注文の場合、指定した参照価格に達した際に、成行注文として市場に発注されるため、拘束した余力以上の金額で注文が約定する恐れもございます。予め買付注文時には買付余力に余裕を持ってお取引くださいますようお願い申し上げます。
ご注意事項
- SBI証券で取り扱っている商品等へのご投資には、商品毎に所定の手数料や必要経費等をご負担いただく場合があります。また、各商品等は価格の変動等により損失が生じるおそれがあります(信用取引、先物・オプション取引、外国為替保証金取引、取引所CFD(くりっく株365)では差し入れた保証金・証拠金(元本)を上回る損失が生じるおそれがあります)。各商品等への投資に際してご負担いただく手数料等及びリスクは商品毎に異なりますので、詳細につきましては、SBI 証券WEBサイトの当該商品等のページ、金融商品取引法に係る表示又は契約締結前交付書面等をご確認ください。