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銘柄選びのチェックポイント
債券を買付する前には利率や期間など、さまざまなポイントを押さえておく必要があります。
ここでは、債券を買付する前に、特に押さえておきたいチェックポイントをご紹介いたします！
利率：利金がいくらもらえるか？
債券へ投資した場合、一般的に利金を受け取ることができます。
債券の利率は、額面に対して年率何％の利金を受け取れるかを示しています。
まず、この利金が債券に投資する際の重要なチェックポイントのひとつであると言えます。
利金の計算方法
年率0.05％（税引前）、利払いが年に2回の固定3年物国債を200,000円購入。
一回あたりの利金：200,000円×0.05％×（1/2）＝50円
年間でもらえる利金：50円×2＝100円
満期まで保有した場合
合計：200,000円（投資元本）＋50円（利金）×6回（満期までの利払回数）＝200,300円
利益＝200,300円-200,000円＝300円
- ※利金は全て税引前で計算。
年率10.00％（税引前）、利払いが年に2回のブラジルレアル建社債（期間約3年）を5,000レアル（約202,000円）購入。
購入金額（円ベース）は5,000レアル×40.40円（為替スプレッド 1.5円上乗せ）＝202,000円
一回あたりの利金：5,000レアル×10.00％×（1/2）＝250レアル
日本円に換算すると：250レアル×38.90円＝9,725円
年間でもらえる利金：9,725円×2回＝19,450円
満期まで保有した場合
合計： 5,000レアル（投資元本）＋250レアル×6回（満期までの利払回数）＝6,500レアル
日本円に換算すると： 6,500レアル×38.90円＝252,850円
利益＝252,850円-202,000円＝50,850円
- ※買付適用為替は、為替レートが1レアル=38.90円のときスプレッド1.5円を加味した40.40円。
- ※利払い時・償還時は、1レアル＝38.90円で変動しないものと仮定。
- ※利金は全て税引前で計算。
償還日：満期までの保有期間
債券は銘柄によって償還日（満期までの期間）が異なります。
一般的に満期までの期間が長いほど利率が高くなります。
ただし、満期まで保有せずに途中で売却した場合、額面金額を下回る可能性もあるので満期まで保有することが出来る余裕資金で投資をしましょう。
下の図は日本の2年債〜30年債の利回りとなります。
満期までの期間が長い債券ほど利回りが高くなっていることが分かります。
格付：発行体の信用力を確認
債券は発行体によって満期時の額面金額での償還が約束されています。
一般的に、BBB以上の格付であれば「投資適格」と言われています！
ただし、格付の高い発行体ほど債券の利率は相対的に低くなる傾向にあります。
最低購入金額：いくらから購入できるか
銘柄によって、お申込単位が異なるため、最低購入金額が異なります。
購入時に、「買付余力が不足している！！」という事態にならないように、銘柄の最低購入金額をあらかじめ確認しておきましょう！
円貨建債券の最低購入金額は、「お申込単位」に記載されている金額となります。
外貨建債券の最低購入金額は、「お申込単位」に記載されている金額となります。
ただし、円貨からお買付いただく場合は、為替取引が発生いたします。
為替取引時には急激な相場変動に備えて、通貨ごとに決められたレートを上乗せして買付余力が拘束されます。
したがって、円貨からお申込いただく場合はゆとりをもった金額でお申込ください。
