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株主優待とダブルで楽しめる!?配当金獲得のポイントをご紹介!
配当金とは、企業が上げた利益の一部を株主に還元するものです。株主が保有する株数に比例して分配されます。
日本では3月期決算の企業が多く、中間決算の9月と期末決算の3月に配当を出す企業が多い傾向がありますので、3月と9月に配当狙いの取引も集中しています。なお、2022年3月期において、日本の上場企業が支払う配当の総額は12.3兆円(日経報道)と12年前の2.4倍以上に増えそうです。また、東証プライム市場の予想平均配当利回りは2.16%(※)です。
今回は、配当についての重要なポイントをまとめました。
- ※日本経済新聞社開示情報から参照。2022/4/13時点。
株主優待の獲得と同じように、配当金を受け取るには「権利確定日」に株主である、つまり、権利付最終日(権利確定日の2営業日前)に株式を保有している必要があります。配当狙いで株式を購入する際には、必ずスケジュールを確認しておきましょう。
例 2022年9月末が権利確定日の銘柄の権利付最終日
国内株式の配当金情報は、当社サイトでご確認いただけます。
個別銘柄画面
東洋経済新報社提供の直近予想配当情報をご確認いただけます。ログイン後、個別銘柄の株価タブにおいて、「情報表示」ボタンを「詳細」に切り替えていただくと表示されます。
会社四季報画面
過去の配当金金額(実績)と予想配当金金額をご確認いただけます。ログイン後、個別銘柄画面にて、「四季報」⇒「財務状況」をご選択ください。
その他
当社口座をお持ちの方に提供している「国内株式 銘柄スクリーニング」サービスを通じて、「予想配当利回り」などを検索条件に指定して、高配当銘柄を検索することも可能です。
※ログイン後にご利用いただけます。
銘柄選定条件(30万円以下で買える好配当銘柄一覧)
市場:東証プライム市場
投資金額:30万円以内
配当利回り(予):3.0%以上(降順に5銘柄)
PER:0〜20倍
時価総額:1,000億円以上
業種:銀行、証券、保険を除きます。
No. | 銘柄 コード |
会社名 | 株価 (円) |
配当利回り (予想、%) |
過去3年平均
売上高成長率 (予想、%) |
時価総額 (百万円) |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2914 | 日本たばこ産業 | 2,153 | 6.5 | 0.65 | 4,306,000 |
2 | 9434 | ソフトバンク | 1,464 | 5.87 | 6.93 | 7,008,380 |
3 | 6178 | 日本郵政 | 887.2 | 5.64 | -4.89 | 3,342,854 |
4 | 9506 | 東北電力 | 725 | 5.52 | -3.46 | 364,590 |
5 | 5105 | TOYO TIRE | 1,402 | 5.42 | 6.36 | 216,064 |
「国内株式銘柄スクリーニング(データ提供:Refinitiv社)」を用いてSBI証券が作成。株価は2022/4/18終値基準。上記検索条件の元、配当利回り(予)の大きい上位5銘柄を表示。
ETF・REITの分配金情報
ETFの場合は、当社のETF・ETN取扱銘柄一覧ページにて、分配金利回りや、権利付き最終日などの関連情報をご確認いただけます。なお、国内ETFの分配金基準日は1月と7月にあるものが多いです。
また、REITの場合は、不動産投資信託(REIT)取扱銘柄一覧ページにて、予想分配金利回りや不動産ポートフォリオ等の情報をご確認いただけます。なお、REITの分配金は、多数の物件からの賃料などが原資となっています。その収益の大半を分配金として投資家に還元していることにより、相対的に高い利回りや安定した分配金が期待できます。
配当をもらえることがうれしいと思われる一方、配当の権利落ちで株価が落ちるということを懸念する方も多いですが、配当落ちは本当に存在するのでしょうか。そのほかにも配当に関する注意すべきポイントはあるのでしょうか。当社のアナリストに聞きました。
SBI証券投資情報部長
日本証券アナリスト協会検定会員
鈴木 英之
配当取りの際、株価の動きは?
- 9月末に配当の権利が確定する銘柄の場合、2022年の場合であれば9/28(水)時点で買い付けていれば、配当を受け取ることができます。しかし、翌営業日である9/29(木)に買い付けても配当を受け取ることはできません。この、配当を受け取る権利がなくなったことを「配当落ち」と言います。
- たとえば、ある銘柄が10円の配当を行うとします。その銘柄の株価が9/28に500円であった場合、理論上、9/29の株価は10円安い490円が妥当であると考えられます。この場合の理論上株価が下がる10円分を配当落ちということがあります。一般的に、配当が高い銘柄は特に、配当の権利が確定する権利付最終日(9/28)に向けて買いが増えやすくなり、配当落ち(9/29)後は買いが減りやすい傾向にあります。
スクリーニングツールの活用を
当社Webサイトのスクリーニングツールを活用すれば、個人投資家の方も、お好みの配当利回りランキングを調べることができます。たとえば「配当利回りが高いうえ、ある程度企業規模が大きい方が好ましい」という趣旨でスクリーニングするのであれば、時価総額1千億円以上の上場銘柄を対象に絞り、予想配当利回りの高い銘柄を抽出するという方法があります。この場合、事業会社であれば日本たばこ産業(2914)や日本郵船(9101)、ジェイ エフ イー ホールディングス(5411)、イノテック(9880)、日鉄物産(9810)などが抽出されることになります。
銘柄選びで注意すべきポイントは?
- かつて、最低投資単位が1000株だった時代と異なり、原則的に最低100株で投資が可能な時代ですので、好配当銘柄に分散投資することが有効だと思います。特定業種にこだわりを持つ必要はないと思いますので、業種も分散すると良いでしょう。上記の銘柄を選ぶ時も業種や親子関係に注意を払っています。
- できれば、配当利回りばかりでなく、業績が安定している銘柄を選ぶと良いでしょう。決算短信等をチェックし、利益計画に対する期中の進捗率などを確認し、業績下方修正や減配のリスクは回避したい所です。ただ、個人投資家がこうした作業を行うには、労力と時間の制約が大きいと思いますので、その意味でも分散投資が有効だと思います。
- また、株主優待への投資家の人気も強くなってきています。
株主優待と配当がダブルでもらえる銘柄に分散投資することで、株主ライフをいっそう有意義なものにすることができるかと思います。
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