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2024-05-11 17:24:52

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週刊日本株式アウトルック

日経平均は200日線上から上放れの気配、円高進行ならその妨げに

2022/8/5
提供:DZHフィナンシャルリサーチ 日本株情報部 東野幸利

来週の株式見通し(2022/8/8〜8/12)

来週(2022/8/8〜8/12)の日経平均株価の予想レンジは27,800円〜28,300円。米7月雇用統計の発表を通じて米国株式の堅調さが保たれれば、週明けの日本株は買い優勢が期待できる。一方、週末に8月SQを控え指数の上値追いは限定的か。日程的にも決算発表銘柄への短期高速売買が続くことが予想され、決算発表後に下げた主力電機株への押し目買いによる上昇が指数の支えとなる。
一方、国内の輸出企業を中心に夏季休業を前にしたドル売り需要も円高要因となり、外部環境次第では主力株の上値の重荷となる。7月半ばまでの円安の反動で円高基調が続いており、一段と円高が進む場合は株価の下押し要因として意識されそうだ。ここまでの企業決算では従来公表してきた業績見通しを据え置きとする企業が目立つが、為替前提を円安方向に見直した影響で何とか保っている感が強い。つまり、一段の円高は業績への警戒を高めることになる。

国内の経済指標では、7月景気ウォッチャー調査(8/8)、7月工作機械受注(8/9)、7月企業物価指数(8/10)などに注目。海外では、中国7月生産者物価指数、中国7月消費者物価指数(8/10)、米7月生産者物価指数(8/11)、米8月ミシガン大学消費者信頼感指数(8/12)などが株価材料として注目される。

日経平均株価の7月の月足モメンタム(12ヶ月)は518円となり、2021年12月以来のプラス転換となった。モメンタムとは「勢い」を意味し、当月末の終値から過去の月末終値を差し引くだけのシンプルな指標だ。モメンタムがマイナスからプラスに転じるときは、下降トレンドから上昇トレンドに転じるときであり、買いサインと判断とする。プラスからマイナスに転じるときは、売りサインとなる。ちなみに、2021年12月の1,347円のプラスを最後にマイナスに転じ、1月661円、2月2,439円、3月1,357円、4月1,964円、5月1,580円、6月2,398円と6カ月連続でマイナスが続いた。8月もプラス圏を保つためには28,090円以上、9月は29,453円以上で終えることが必要であるが、実際、2020年の新型コロナショックからの相場の立ち上がりや、アベノミクス相場のはじまり、トランプ氏が米大統領選に勝利したあとの上昇相場の初期にもモメンタムがプラスに転じるサインが出ていた経緯がある。今回も見逃してはならない現象だ。

一方、8月は夏休みシーズンで夏枯れ相場ともいわれる。2013年〜2021年までの年間推移を平均した推移(図表1)をみると、7月は比較的しっかりだが8月は調整する傾向がある。ただ、年末に向けた上昇への安値の起点になってきたことにも気づく。今年は6月が起点ですでに戻り歩調にあるため、8月は調整局面を迎える可能性はあるが、先述した日足の好転につながれば、9月以降は1月の年初来高値29,332円に近づく場面はあるだろう。

図表1:日経平均株価の年間推移(週次、2013/1-2022/7)
  • 出所:QUICKよりDZHフィナンシャルリサーチが作成

日経平均株価(図表2)は終値で28,000円乗せは未達であるが、8/4は前日陽線からマドを開けて強含む展開となった。5日移動平均線(27,812円 8/4)や10日移動平均線(27,786円 同)上を早期に回復しており、200日移動平均線(27,559円 同)上からの上放れに期待したいところだ。再び6/9高値28,389円が視野に入っている。

一方、6/10の下げで形成したマドを残した状態である。25日移動平均線(27,095円 同)との乖離が縮小するまでは動意薄(もみ合い)が続くシナリオも想定される。乖離縮小でも株価が200日移動平均線上を保った状態で25日移動平均線が追いつくパターンか、それとも株価の値幅調整によって乖離縮小となるか。前者の方が調整一巡後の上値の勢いに期待できる。

図表2:日経平均株価の日足チャート(2021/7/1-2022/8/4)
  • 出所:QUICKよりDZHフィナンシャルリサーチが作成

主要な国内経済指標の発表やイベントでは、7月景気ウォッチャー調査(8/8)、7月工作機械受注(8/9)、7月企業物価指数、7月都心オフィス空室率(8/10)、オプションSQ(8/12)がある。

国内企業の決算発表では、NTT、ソフトバンクG、東エレク、キリンHD、INPEX、住友鉱、ダイフク、日産化、ヤマトHD、GMOPG、鹿島、ホシザキ、ワークマン、ライオン、名鉄、メルカリ、テクノプロHD、住友ゴム、岩谷産、GMO、帝人、東海カ、日製鋼、デサント、パイロット、住友ベ、第一興商、Jマテリアル、リンテック、レノバ、スターツ、JTOWER、長谷川香、マルハニチロ、ローランド、能美防、上村工業、西日本FH、日東工、三星ベ、ニチコン、東洋紡(8/8)、オリンパス、テルモ、ネクソン、アサヒ、大和ハウス、セコム、サントリーBF、東レ、トレンド、明治HD、出光興産、飯田GHD、横河電、日本新薬、IHI、ロート、ハーモニック、住友林、JMDC、THK、上組、近鉄エクス、シップHD、三菱マ、森永乳、太平洋セメ、アルバック、神戸鋼、ナカニシ、ピジョン、リゾートトラス、クレハ、ペプチド、ニプロ、共立メンテ、三谷商、石油資源、HUグループ、三井金、日清紡HD、安藤ハザマ、タカラトミー、JESHD、加藤産業、熊谷組、Tナカヤマ、住阪セメ、セイコーHD、奥村組、ヨネックス、ライト工、セプテーニHD、エスケー化研(8/9)、ホンダ、SMC、ゆうちょ、富士フイルム、ブリヂストン、日本郵政、日ペイントH、第一生命、東芝、資生堂、住友不、楽天G、東急、ホトニクス、大日印、三菱HCキャ、T&DHD、かんぽ、近鉄GHD、コーセー、NXHD、大林組、マクドナルド、パーソルHD、ゼンショーHD、長谷工、日揮HD、スズケン、東建物、クラレ、浜ゴム、ショーボンド、クレセゾン、コスモエネHD、DOWA、東映、TOYOTIRE、インフロニアHD、ヤオコー、エクシオG、DeNA、東芝テック、ADEKA、カネカ、ガンホー、DIC、森永菓、セイノーHD、サッポロHD、戸田建、西鉄、アンビス、サワイGHD、PHCHD、Dガレージ、アイフル、TKC、ミライト・ワン、九州FG、福山運、ミルボン、BML、コロワイド、ワコールHD、イーレックス、東和薬品、雪印メグ(8/10)、リクルートHD、ENEOS、パンパシHD、電通G、オープンハウス、マツキヨココカラ、アサヒインテック、光通信、アシックス、荏原、川重、サンドラッグ、すかいHD、リログループ、ラクス、日電子、堀場製、メニコン、マブチ、大王紙、トリドールHD、伊予銀、シチズン、フリー、フジミインコ、センコーGHD、北越コーポ、阪和興、プレサンス、モスフード、メドレー、プラスアルファ、ウェルスナビ、WSCOPE、DmMiX、ノーリツ鋼機、Appier、フルキャストHD(8/12)が予定している。

一方、海外の経済指標の発表やイベントでは、中国7月貿易収支(8/7)、中国7月生産者物価指数、中国7月消費者物価指数、米7月財政収支、米10年国債入札(8/10)、米7月生産者物価指数(8/11)、米8月ミシガン大学消費者信頼感指数(8/12)などがある。

来週の注目銘柄!(8/8〜8/12)

銘柄
コード

銘柄名

目標株価(円)

ロスカット
株価(円)

注目ポイント

6067

4,350円

3,380円

飲食・小売り向けの電子看板などを主力としている。1Q(1-3月)時点では通期計画に対する営業利益の進ちょく率は23%とやや遅れてみえるが、行動制限解除が本格化した2Q(4-6月)以降で十分に取り戻せると考える。なお、過去にインド・コンビニ事業で損失を計上したが、こちらは再建中であり事業自体は続いている。国連も来年にはインドの人口が中国を超えると発表しており、成長市場の取り込みにも期待したい。株価は2020年4月に928円の安値を付けた後、大きく上下を繰り返しながら下値を切り上げてきている。直近では、7/5の大幅高で一目均衡表(日足)の雲を上抜ける展開。8/4には年初来高値を更新した。ターゲットは4,350円、ロスカットは3,380円

7342

2,800

1,830

国内における全自動資産運用サービスの先駆け。6月にはロボアドバイザー「WealthNavi」の預かり資産が7,000億円を突破したと発表。積み立て投資では、特別な事情がない限り解約は出にくい。収益の源泉は着実に拡大しており、広告投資の回収は十分に可能とみられる。株価は4/6に高値2,859円を付けた後から急落。5/12に1,425円の安値を付けたが、前回3/16安値1,341円を下回らずに切り返す展開となっている。足元の株価は6/10高値2,254円に迫ってきた。8/12に決算発表を予定しているほか、信用倍率も0.8倍台と踏み上げに期待。これらを支えに6/10高値を上回ることができれば、再び2,859円奪還を試す動きが予想される。ターゲットは2,800円、ロスカットは1,830円

8151

1,500

1,100

計測器に強みを持つ。8/10に2022年9月期の3Q決算を発表予定だが、通期の営業利益計画21億円に対して、上期の時点で既に20.55億円を達成している。足元の受注環境は好調で受注残高も積み上がっており、上振れ期待は高い。株価の方もそれを意識してか、7月中旬にかけて買いの勢いが強まっている。8/2には年初来高値を更新した。この時点でもPBRは1倍割れとバリュエーション面では割安感もある。週足の一目均衡表では、直近の上昇で雲を上に抜けてきた。業績期待を背景に2019年12月高値の1,394円を目指す展開を予想する。昨年9月高値1,320円を上抜ける展開が予想される。ターゲットは1,500円、ロスカットは1,100円

9744

3,000

2,300

技術者派遣大手。7/28に1Q決算を発表しており、連結の営業利益は前年同期比46%増の37億円と大幅増益を達成した。上期は同27%増の68億円を計画しているが、これに対する進ちょくも54.8%と順調。稼働人員数の増加と稼働率の向上によって売上高が大きく増加しており、販管費などのコスト増を吸収しつつ業績が伸びている。株価は決算発表前は2,100円〜2,400円レベルのレンジ相場が続いていた。しかし、決算を確認した7/28に大幅高となり、もみ合いを上に放れてきた。この日の上昇で昨年11月につけた2,423.3円も上回っており、上場来高値を更新している。短期だけでなく中長期で見ても、もみ合い上放れのチャート形状となっており、買いに勢いがつく展開を予想する。ターゲットは3,000円、ロスカットは2,300円

9889

2,000

1,670

ITサービス大手。1Qの営業利益は前年同期比24.5%増の10.1億円となり、上期(18.4億円)や通期(33億円)の計画からみても安心感のある内容が確認できた。主力の情報ソリューション分野において付加価値の高いサービスへのシフトを進めており、その成果が出てきている。決算を受けた7/28の株価も買いで反応した。年前半に大きめの調整が入ったが、3月に1,389円でボトムを打つと、以降は右肩上がりのトレンドが続いている。1Q決算が好内容であったこと、PERが12倍程度で過熱感がないことから、基調に変化がないとみた買いが入りやすい局面と判断。昨年11月の高値1,929円や、2020年1月の高値2,157円を試しに行く展開を予想する。ターゲットは2,000円、ロスカットは1,670円

出所:DZHフィナンシャルリサーチが作成

  • 注目銘柄採用基準・・・8/4現在、時価総額が200億円以上、PBRが15.0倍以下、株価が25日・75日移動平均線を上回っている、 今期増収予想(日経予想)の中から、成長性や話題性など総合的に考慮した上でピックアップした。
  • 「目標株価(円)」・・・一目均衡表分析の値幅観測やフィボナッチ、株価の過去の節目などを基準に総合判断。
  • 「ロスカット株価(円)」・・・一目均衡表や移動平均線、株価の過去の節目などを用い総合判断。
  • ※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。
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