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2024-05-12 14:49:50

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週刊日本株式アウトルック

指数は方向感に乏しく、個別株は依然として膠着感が強い展開か

2021/11/19
提供:DZHフィナンシャルリサーチ 日本株情報部 東野幸利

来週の株式見通し(2021/11/22〜11/26)

来週(2021/11/22〜11/26)の日経平均株価の予想レンジは29,300円-29,900円。東京株式市場は4日立会い。日米ともに祝日を挟むことでやや材料難となるが、日本株は業績改善期待と好需給を背景に底堅い展開か。米国市場は11/25のサンクスギビング・デー(感謝祭)による休場を前に好悪材料に敏感な場面も予想される。だが、海外投資家の日本株への買い越し姿勢が強まっていることに加え、今週の上昇一服で売りポジションを持った短期筋による買い戻しが下値を支える公算が大きい。
NY原油相場が上昇一服となっている。バルキンド石油輸出国機構(OPEC)事務局長が原油需給は12月にも供給過剰となり、年明け以降もその状態が続くとの見方を示した。このまま原油相場の調整が続けば日本経済にとって追い風となり、連想的に小売・消費関連株への買いにつながる展開も予想される。また、市場予想を上回る米経済指標を受け、米長期金利の上昇がドル高・円安につながっている。アフターコロナ関連や素材系景気敏感株がさえない反面、半導体不足で低迷期間があった自動車株や周辺部品メーカーの株価に見直し買いが続く展開が予想される。
年初から出遅れ感の強いマザーズ指数が200日移動平均線を一時上回る場面があった。短期の揺り戻しの調整が生じているが、9月高値(1187.83P)を超えれば昨年10月以降の中期波動は下値を切り上げるかたちに転換する。一方、これから新規上昇ラッシュの時期を迎え、換金売り圧力が上値を抑える要因になる。市場全体に安定感が増せば換金売りを吸収し、12月相場の堅調につながることが予想される。

バイデン米大統領は11/16、「FRB議長職に関するニュースを今後4日前後で発表する」と述べており、関連ヘッドラインには要注目となる。バイデン米大統領は、パウエルFRB議長を続投させるかどうか検討しているほか、進歩派の議員が支持しているブレイナードFRB理事と面談しており、次期FRB議長候補はこの両者に絞られている。パウエルFRB議長は利上げに関して忍耐強さを強調しているが、ハト派の急先鋒であるブレイナードFRB理事はより忍耐強いと思われることで、ブレイナード第17代FRB議長誕生ならば、ドル売り要因となる。

日経平均株価(図表1)は3万円を前に上値が重いが、25日移動平均線(29,255円 11/18)が上向きに変わっており安定的な動きが続いている。今週は11/4につけた終値ベースの戻り高値29,794円を上回っており、10月初旬安値からの右肩上がりの上昇基調が続いているという判断になる。

RSI(9日)は46.4%→49.5%(11/18)に上昇したが、強弱の分岐となる50%水準を下回っており、下押し圧力がかかりやすい状況である。3万円到達には、50%超に回復して過熱ゾーンまで騰勢を強めるようなモメンタムの強さが必要だ。

上値メドは、11/16高値(29,960円)、9/28安値(30,001円)、9/27高値(30,414円)、9/14高値(30,795円)など。下値メドは、25日移動平均線、11/11安値(29,040円)、200日移動平均線(28,916円 同)、75日移動平均線(28,852円 同)、10/29安値(28,475円)などが考えられる。

図表1:日経平均株価の日足チャート(2021/1/4-11/18)
  • 出所:QUICKよりDZHフィナンシャルリサーチが作成

主要な国内経済指標の発表は、10月都区部消費者物価指数(11/26)がある。

企業決算では、菱洋エレク(11/25)、DyDo(11/26)が発表を予定している。

一方、海外の経済指標の発表やイベントでは、米10月中古住宅販売(11/22)、独11月Ifo景況感指数、米7-9月期GDP改定値、米10月耐久財受注、米10月個人消費支出・個人所得、米10月新築住宅販売、FOMC議事録(11/2〜11/3開催分)(11/24)、米ブラックフライデー(11/26)がある。

米企業決算では、ベスト・バイ、ギャップ、ダラー・ツリー(11/23)が発表を予定している。

なお、11/25の米国市場は感謝祭のため休場となる。

来週の注目銘柄!(11/22〜11/26)

銘柄
コード

銘柄名

目標株価(円)

ロスカット
株価(円)

注目ポイント

2317

2,450

1,950

ソフト開発支援が主。端末向けから車載向け等にシフト加速。運用・保守も手掛ける。2022年3月期上期(4-9月)の連結営業利益は3.9億円(前年同期比4.8%増)で着地。ソリューションデザイン事業やフレームワークデザイン事業が増益となったことが寄与した。上記決算発表時に11/30を基準日とし、普通株式1株を4株にする株式分割を発表した。決算発表後の株価はさえないが、8月安値1,954円を下回らずに11/14の陽線はらみ足から切り返す雰囲気がでてきたようだ。証券会社からの評価も高く、最近では外資系証券が業績予想を増額修正し、目標株価を2,300円→2,500円に引き上げている。ターゲットは2,450円、ロスカットは1,950円

3912

1,425

1,105

スマホ向けなどのソーシャルゲームや着メロの開発・配信を手掛ける。位置情報連動型ゲームが主力。2021年12月期3Q累計(1-9月)の連結営業利益は5.6億円(前年同期比10.7%減)で着地。ブロックチェーン関連事業において、「ユニマ(Uniqysマーケットプレイス)」リリースに伴う広告宣伝費が増加したことが影響した。上記決算発表時に自己株取得枠の設定も発表したが、株価は減益を嫌気して弱い反応となった。一方、4月につけた年初来高値1,823円からの調整が続いていたことでアク抜けとなり、底入れ上昇の展開となっている。11/16には「駅メモ」キャラクターなどが広島電鉄公認キャラクターに就任したことを材料に急伸し、一気に200日移動平均線を上抜ける動きになった。短期的な過熱感から微調整は予想されるが、上方に方向が示された可能性が高く、押し目買いのスタンスが有効となる。ターゲットは1,425円、ロスカットは1,105円

6194

3,100

2,345

成功報酬型のIT転職者向け求人サイト「Green」運営している。同社は11/11、2022年9月期の通期の連結営業利益予想を5.0億円(前期は10.1億円)と公表した。「Green」の認知度を向上させるための広告宣伝投資、スポーツビジネスにおける新たな価値の創造に挑戦するための戦略的な先行投資を予定しているという。株価は上記見通しを嫌気してストップ安となる場面もあったが、倍返しに迫る勢いで切り返しに入っている。10日・25日・75日移動平均線が収れんする水準を上抜けており、一段高を予想。9/1高値2,849円を上回ると、心理的フシとなる3,000円超えが試される。ターゲットは3,100円、ロスカットは2,345円

6597

4,100

3,220

科学技術用の高性能コンピュータ・ソフトを企業や大学への納入を手掛けている。2022年6月期の1Q累計(7-9月)は想定通りの業績推移となり、前年同期比から増収増益を確保した。大学・官公庁向けの受注、売上ペースが例年より遅れ気味に推移したものの、HPC事業(科学技術計算用計算機)の案件、CTO事業 (カスタム産業用PC)関連の好調が売上・利益を牽引したもよう。株価は上記材料に弱気を示したが、早々に200日移動平均線付近で押し目買いが入り、長い下ヒゲで下げ渋った。その後も値固めが続いており、出直りに向けて仕込むタイミングだろう。ターゲットは4,100円、ロスカットは3,220円

7748

4,710

3,500

半導体電子ビーム測定・検査装置専業。半導体の回路原版(フォトマスク)が設計通りに正しく作られているかを検査・測定するCD-SEMを主力としている。2022 年3月期の通期業績予想を売上・利益ともに上方修正を発表し、株価は200日移動平均線を超える大陽線を形成した。直近高値(4,295円)からの調整局面にあるが、10日移動平均線など短期線の上向きが続いており、押し目買いのスタンスが有効だろう。週足では、13週移動平均線が26週移動平均線を上回り、株価は52週移動平均線付近まで上昇したタイミングである。ターゲットは4,710円、ロスカットは3,500円

出所:DZHフィナンシャルリサーチが作成

  • 注目銘柄採用基準・・・11/17現在、東証上場銘柄で時価総額が3,000億円以下、PERが10.0倍以上、PBRが2.0倍以上、今期増収予想、5日移動平均線が上向きである中から、成長性、話題性も含め総合的に考慮してピックアップした。
  • 「目標株価(円)」・・・一目均衡表分析の値幅観測やフィボナッチ、株価の過去の節目などを基準に総合判断。
  • 「ロスカット株価(円)」・・・一目均衡表や移動平均線、株価の過去の節目などを用い総合判断。
  • ※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。
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