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2024-05-11 18:40:39

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週刊日本株式アウトルック

9月高値を前に指数は上昇一服も、後半は新興銘柄の決算目白押し

2021/11/5
提供:DZHフィナンシャルリサーチ 日本株情報部 東野幸利

来週の株式見通し(2021/11/8〜11/12)

来週(2021/11/8〜11/12)の日経平均株価の予想レンジは29,350円-30,050円。米連邦公開市場委員会(FOMC)や米雇用統計の発表が通過し、米主要指数には高値警戒感がくすぶる。日本株は経済対策への期待が下支え要因となる中、円安が維持され原油相場の調整が続けば追い風となる。一方、リスクパリティ戦略などによる月初の買いが一巡し、9月高値水準を前に週後半は戻り売りに押される展開が予想される。中国に絡むイベントが多く、足元まで調整が続く上海総合指数や香港ハンセン指数の動向に指数の強弱が左右される地合いの変化も想定しておきたい。主要企業の決算発表が続くことに加え、後半はジャスダックやマザーズ銘柄の決算発表が大幅に増加する。

今週開催されたFOMCでは、月額1,200億ドルの資産購入を11月から毎月150億ドルずつ減額する方針が示された一方、パウエルFRB議長は利上げについては辛抱強くなれるとの認識を示した。一方、米国の10年債利回りは8月上旬に1.17%台まで低下した後は再び上昇基調にあるものの、2019年11月の1.94%を起点として今年3月の1.74%台の高値を通る上値抵抗線のフシで頭打ちとなっている。イベント通過によって、上値抵抗線が当面の金利水準の限界点となる場合、金利上昇が株安のメインファクターから当面は遠ざかることが予想され、小型グロース株に優位に作用することが予想される。
米国のラッセル2000は、3月の高値以降で形成されてきた保ち合い相場を上放れてきた。調整が長かった分、今後は主要3指数に比べ騰勢力が相対的に強くなる可能性が高い。
米連邦準備理事会(FRB)のパウエルFRB議長の後任人事や、地区連銀総裁のポストをめぐる報道なども、短期的には留意点となる。一部報道によると、バイデン米大統領はホワイトハウスが「かなり早い時期」に、次期議長の指名を発表する見通しを明らかにしたという。パウエルFRB議長の再任ではなく、後任にハト派であるブレイナードFRB理事が指名されれば米長期金利の低下を促し、小型株には一定の支援材料になるだろう。

日経平均株価(図表1)は10月初旬につけた安値(27,293円)を起点に反発基調が続いている。3万円台が視野に入る中、次は9/29の急落で形成した大きなマド埋め(30,001円)を達成できるかどうか。25日移動平均線(28,749円 11/4)が上昇に転じており、目先の焦点となる。
RSI(9日)は55.1%→73.4%(11/4)に上昇。強弱の分かれ目である50%を上回っており、強気局面が続いている。

上値メドは、9/28安値(30,001円)、9/27高値(30,414円)、9/14高値(30,795円)など。下値メドは、10日移動平均線(29,099円 同)、200日移動平均線(28,869円 同)、25日移動平均線、75日移動平均線(28,613円 同)、10/29安値(28,475円)、10/13安値(27,993円)などが考えられる。

図表1:日経平均株価の日足チャート(2021/1/4-2021/11/4)
  • 出所:QUICKよりDZHフィナンシャルリサーチが作成

主要な国内経済指標の発表では、9月景気動向指数、日銀金融政策決定会合の主な意見(10/27〜10/28開催分)(11/8)、10月景気ウォッチャー調査(11/9)、10月工作機械受注(11/10)、10月企業物価指数、10月都心オフィス空室率(11/11)、オプションSQ(11/12)がある。

企業決算では、ソフトバンクG、住友鉱、いすゞ、ヤマハ発、JSR、飯田GHD、東センチュリー、大林組、清水建、参天薬、ブラザー、千葉銀、静岡銀、ユー・エス・エス、ワークマン、セガサミーHD、名鉄、デンカ、日光電、帝人、東芝テック、FUJI、住友ベ、丸一管、第一興商、日化薬、JESHD、ひろぎん、フジクラ、SANKYO、リンテック、ニチアス、パイロット、Jマテリアル、群馬銀、アース製薬、スターツ、マルハニチロ、東洋紡、キョーリンHD、稲畑産、図研、東急建設、トーカイ、アニコムHD、日東工、ノリタケ、丸全運、三星ベ、片倉、TOWA、高砂香、MDV、チャームケア、ブロドリーフ(11/8)、NTTデータ、シスメックス、大和ハウス、日産自、バンダイナム、キリンHD、ネクソン、東レ、明治HD、りそなHD、東急、出光興産、大成建、鹿島、関西ペ、ホシザキ、アコム、大正薬HD、IHI、川重、住友ゴム、タカラバイオ、京阪HD、宝HD、カネカ、シップHD、三菱マ、DeNA、クレセゾン、アリアケ、不二製油、コスモエネHD、ニプロ、ノエビアHD、三井金、ダイワボHD、TKC、ミズホリース、HUグループ、共立メンテ、エレコム、雪印メグ、クレハ、住友倉、セーレン、ソラスト、能美防、キッセイ薬、産車体、石油資源、ライト工、西日本FH、プレイド、タカラトミー、三愛石、オプトラン、セイコーHD、ケイアイスター、物語コーポ、百五銀、ニチコン(11/9)、NTT、資生堂、アサヒ、菱地所、セコム、パンパシHD、マツダ、凸版印、日本新薬、昭電工、カシオ、西武HD、コムシスHD、ふくおか、岩谷産、クラレ、東建物、ミツコシイセタン、エクシオG、福山運、ショーボンド、JTOWER、NOK、五洋建、西鉄、リゾートトラス、森永菓、フジテック、ニッパツ、平和、近鉄エクス、アイフル、SBSHD、フジシール、コロワイド、阪和興、タクマ、エディオン、エスケー化研、大気社、ほくほく、フクシマガリレ、山善、松田産業、北洋銀行、静岡ガス、KeePer技、サトーHD、サンアスタリスク、NISSHA、藤森工、東鉄工、ライフネット、JAM、グロバルウェ、ヤプリ、AIinside、SBIインシュ、日本電解(11/10)、ブリヂストン、スズキ、楽天G、住友不、ENEOS、三住トラスト、サントリーBF、ホトニクス、GMOPG、日産化、トレンド、博報堂DY、パーソルHD、マクドナルド、コンコルディア、丸井G、NIPPO、長谷工、アマダ、ロート、リログループ、京急、THK、GMO、スズケン、森永乳、ペプチド、コカコーラBJH、堀場製、TBSHD、応化工、太平洋セメ、日揮HD、ヤオコー、エンJPN、ユニバーサル、三谷商、アンビス、富士ソフト、テレ朝HD、九州FG、オイラ大地、BML、シチズン、日清紡HD、安藤ハザマ、イーレックス、そーせい、熊谷組、Appier、バローHD、住阪セメ、GMO−FG、奥村組、ケアネット、FFJ、ミンカブ、NexTone、アルファポリス、ACSL、カオナビ、ベルトラ、リビン保証(11/11)、東エレク、三井住友、SMC、みずほ、ゆうちょ、日本郵政、日ペイントH、第一生命、大塚HD、東芝、電通G、ヤマトHD、ヤクルト、T&DHD、大日印、オープンハウス、三菱HCキャ、光通信、アサヒインテック、かんぽ、日通、近鉄GHD、ラクス、荏原、ハーモニック、新生銀、フリー、サンドラッグ、ゼンショーHD、京都銀、すかいHD、東映、浜ゴム、大王紙、あおぞら、アルバック、メニコン、上組、セーフィー、ウェルスナビ、プラスアルファ、メドレー、HENNGE、ヘリオス、エネチェンジ、スパイダーP、MTG、サイバダイン、PKSHA、アドベンチャ、BUYSELL、ブシロード、ニューラル、Ine、Chatwork、QDレーザ、インパクト、サイバセキュリ、ライトアップ、トヨクモ、i−plug、ナノキャリア、ウィルズ(11/12)などが発表を予定している。


一方、海外の経済指標の発表やイベントでは、中国共産党中央委員会第6回全体会議(6中全会)(〜11/11)(11/8)、独11月ZEW景況感指数、米10月生産者物価指数(11/9)、中国10月消費者物価指数、中国10月生産者物価指数、米10月消費者物価指数、米10月財政収支(11/10)、中国の大型通販セール「独身の日」、英7-9月期GDP(11/11)がある。

来週の注目銘柄!(11/8〜11/12)

銘柄
コード

銘柄名

目標株価(円)

ロスカット
株価(円)

注目ポイント

2309

1,980

1,485

新薬開発の治験支援(CRO)で国内先駆。業界首位級である。同社は10/2、2021年9月期の通期連結営業利益予想を従来の35.0億円から49.2億円(前期比88.9%増)に引き上げた。主に新型コロナウイルスワクチン接種支援業務の拡大により、前回予想を上回る見通し。株価は上記の上方修正を好感し、チャート上ではマドを開けて大幅高で反応した。目先の反動安は考慮しながらも押し目買いでも有効であろう。重要なのは、2018年高値3,010円を起点とした長期三段下げ後の反発局面にあり、2020年3月安値1,136円を切り上げる中期波動が続いている点である。今回の上昇は、2月につけた年初来高値を起点とした短期の右肩下がりの波動が上昇に転換するきっかけになる可能性がある。ターゲットは1,980円、ロスカットは1,485円

3645

830

510

インプラント、矯正など自由診療歯科向けサイトを運営している。日本最大級の歯科医療者向けメディア「1D」を運営するワンディーと業務提携。急加速する歯科医療業界のデジタル化の中核を担うプラットフォームの確立を進める。2022年5月期の1Q(6-8月)の連結営業利益は1.0億円(前年同期比2.1倍)と、歯科クリニックの広告出稿意欲が高まったことが寄与したもよう。株価は8月安値(464円)を起点に下値を切り上げる展開。一目均衡表では「三役好転」の強気局面入りとなっている。商いは10月中旬以降で減少傾向にあるが、商い急増時の吹き値売りを狙って、下値は丹念に拾っていきたい。ターゲットは830円、ロスカットは510円

4005

640

548

総合化学大手。医薬品、農薬、電子材料等が収益柱。同社は10/27、2022年3月期の通期連結営業利益予想を従来の1,800億円から2,250億円(前期比64.1%増)に引き上げ、同時に期末配当予想を10円から14円に引き上げた。石油化学での製品市況上昇に伴い交易条件が改善。情報電子化学などにおける堅調な出荷も寄与する。ただ、下期の伸びが鈍化する見込みとなっていることが嫌気され、10/28は出来高増加を伴う「中陰線」で弱気サインを発した。一方、11月に入って早々にその「中陰線」を上回る持ち直しをみせており、逆に6月以降で続くもみ合い相場を上抜ける可能性が強くなった局面である。ターゲットは640円、ロスカットは548円

4216

1,780

1,350

プラスチックバルブで独占的。管材システムを中心に樹脂事業や水処理・資源開発事業なども手掛ける。同社は10/29、2022年3月期の通期連結営業利益予想を従来の41.0億円から48.0億円(前期比41.0%増)に上方修正した。上期において付加価値の高い製品の売り上げが国内外で伸長。足元の原材料高や半導体不足の影響なども踏まえたうえで、見通しを引き上げた。株価は上記決算を好感して急騰後のもみ合い局面。短期的には微調整も考えられるが、9月高値(1,598円)を上抜けると上昇余地は拡大する。2020年3月以降で底値形成の横ばいが続いているため、上昇エネルギーは十分に蓄積されている可能性が高い。ターゲットは1,780円、ロスカットは1,350円

6080

7,500

5,710

独立系M&A仲介会社。事業承継案件が得意で調剤薬局に強い顧客基盤を持つ。同社は10/29、2022年9月期の通期連結営業利益予想を68.2億円(前期比3.8%増)と発表。国内企業の事業再編やシナジーの創出を目的としたM&Aに対するニーズが一層拡大すると想定している。前期は特に大型案件の成約件数が24件から36件に増加したことが増益に寄与した。株価は短期的には材料出尽くしで日柄調整に入ることが予想されるが、長期波動が右肩上がりの中、押し目買いのスタンスが推奨される。ターゲットは7,500円、ロスカットは5,710円

出所:DZHフィナンシャルリサーチが作成

  • 注目銘柄採用基準・・・11/4現在、東証上場銘柄で、時価総額が1兆円以下、PERが50.0倍以下、PBRが8.0倍以下、今期増収・営業増益予想、株価が25日・75日・200日移動平均線を上回っている中から、成長性や話題性なども含め総合的に考慮してピックアップした。
  • 「目標株価(円)」・・・一目均衡表分析の値幅観測やフィボナッチ、株価の過去の節目などを基準に総合判断。
  • 「ロスカット株価(円)」・・・一目均衡表や移動平均線、株価の過去の節目などを用い総合判断。
  • ※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。
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