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週刊日本株式アウトルック

金利上昇一服で小型株優位へ、日経平均は戻り継続も25日線でいったん頭打ちか

2021/10/15
提供:DZHフィナンシャルリサーチ 日本株情報部 東野幸利

来週の株式見通し(2021/10/18〜10/22)

来週(2021/10/18〜10/22)の日経平均株価の予想レンジは28,500円-29,200円。これまで日々の波乱・警戒要因となってきた米長期金利や原油価格の上昇一服が予想され、市場の地合いや雰囲気が改善する週となりそうだ。ハイテクを中心としたグロース株への見直し買いが指数上昇に寄与する展開が予想される。東京市場で売買シェアが大きい海外投資家による日本株売りが一巡したことも、需給面から下値不安を和らげる。
一方、中国恒大集団は3回の利払いを履行しなかったことで、10/18-19にデフォルト(債務不履行)を宣言するのではないかとの警戒感は根強い。海運株の調整が鉄鋼や非鉄など他の景気敏感株の買い意欲を減退させるほか、中国7-9月期GDPや9月鉱工業生産などの発表があることも手控え要因となる。金利上昇一服で銀行株への買いも相対的に手控えられそうだ。

米10年債利回りは今年3月に1.74%まで上昇、5月に再び1.69%まで上昇してダブルトップを形成した。8月上旬の1.17%台まで低下したあと再び上昇基調にあるものの、3月と5月につけた高値をつないで延長した上値抵抗線に近づいている。短期的に上昇が一服する水準感でもあり、内需系を中心とした小型株に優位に作用することが予想される。
証券会社による評価レポートも少ない時期であることや、決算発表の本格化を翌週に控え主力大型株への手詰まり感は続く。個別株や業種への物色もリターンリバーサル(逆張り手法)ぐらいしか選択肢がなく、全体的にトレンドレス(上昇・下落ともに続かない)の地合いが予想される。

日経平均株価(図表1)は底固めから反発基調に入っている。10/14は終値ベースの直近高値(28,498円)を上回ったことで、10/6安値を起点とした反発基調が続いていることが確認できた。
RSI(9日)は29.8%→46.3%(10/14)に上昇。短期のオシレータは上昇しやすいタイミングに入っている。75日移動平均線(28,523円 同)も若干上回っており、上向き基調が続く5日移動平均線(28,293円 同)を支えに、100日移動平均線(28,606円 同)や200日移動平均線(28,732円 同)を超えていけるかが、株価安定のポイントとなる。ただし、25日移動平均線(29,355円 同)が下げに転じており、同線が比較的強い上値抵抗になりやすい。

上値メドは、上述した28,600円〜28,730円処や25日移動平均線、9/22安値(29,573円)、9/28安値(30,001円)など。下値メドは、10/6安値(27,293円)、8/20安値(26,954円)、昨年12/21高値(26,905円)、昨年12/8安値(26,327円)などが考えられる。

図表1:日経平均株価の日足チャート(2021/1/4-2021/10/14)
  • 出所:QUICKよりDZHフィナンシャルリサーチが作成

主要な国内経済指標の発表やイベントでは、9月首都圏マンション発売(10/18)、衆議院選挙公示(10/19)、9月貿易収支(10/20)、9月全国消費者物価指数(10/22)がある。

企業決算では、アルインコ(10/20)、ディスコ、KOA、ナガセ、エイトレッド(10/21)、中外薬、ジャフコG、東製鉄、沖縄セルラー、京阪神ビ、ナフコ、サーティワン、岩井コスモ、アクシーズ、KIMOTO(10/22)などが発表を予定している。

一方、海外の経済指標の発表では、中国7-9月期GDP、中国9月鉱工業生産、中国9月小売売上高、米9月鉱工業生産、米8月対米証券投資(10/18)、ベージュブック(米地区連銀経済報告)(10/20)、米9月中古住宅販売(10/21)がある。

米企業決算では、ジョンソン・エンド・ジョンソン、ネットフリックス、ハリバートン、トラベラーズ、P&G、ユナイテッド・エアラインズ(10/19)、テスラ、IBM、CSX、ベライゾン・コミュニケーション、アボット・ラボラトリーズ、バイオジェン、ネクステラ・エナジー(10/20)、インテル、ユニオン・パシフィック、AT&T、スナップオン(10/21)、アメリカン・エキスプレス、ハネウェル・インターナショナル(10/22)などが発表を予定している。

来週の注目銘柄(2021/10/18〜10/22)

銘柄
コード

銘柄名

目標株価(円)

ロスカット
株価(円)

注目ポイント

2269

7,700

6,890

同社は9月、2022年3月期の通期の連結純利益予想を従来の670.0億円から950.0億円(前期比44.7%増)に引き上げた。投資有価証券売却益や、農薬の製造販売事業の譲渡益を特別利益を計上する見込みであることが理由。1Q(4-6月)は前年の巣ごもり特需の反動などにより、ヨーグルト・チーズ事業、牛乳事業やフローズン・調理食品事業が前年同期を下回っている。中間期もサプライズのある決算は期待できないが、景気敏感株に売り圧力が増す中でディフェンシブ株をあえて狙いたい。株価は8月安値(6540円)を起点に上伸したあとは三角もち合いのようなパターンで横ばいが続く。3/29につけた戻り高値7430円をすでに上回っており、もち合い上放れが期待できそう。ターゲットは7,700円、ロスカットは6,890円

3086

1,470

999

大丸と松坂屋ホールディングスの共同持株会社。アフターコロナ関連株として注目される。同社は10/12、2022年2月期の通期の連結売上収益予想(IFRS)を従来の3,650億円から3,575億円(前期比12.0%増)に引き下げた。営業利益など各利益予想は据え置いた。政府・自治体の休業要請、時間短縮、入場規制など影響が長期化したが、緊急事態宣言の解除に伴って年末年始の需要回復期待が当面は続く見通し。株価は上記決算発表を受けて急反発となり、6月につけた高値1218円が視野に入ってきた。昨年7月安値600円を起点に上昇したあとは高値もみ合いを続けている。週足の一目均衡表では雲を上に抜け出す好転サインが鮮明になってきており、6月高値更新はもち合い放れで上値余地は拡大する公算が大きい。ターゲットは1,470円、ロスカットは999円

3141

4,700

3,800

ドラッグチェーン最大手級。イオン子会社で調剤併設が特徴。同社は10/6、2022年2月期上期(3-8月)の連結営業利益は227.4億円(前年同期比14.1%減)で着地。化粧品部門の低調が続いているほか、食品部門において前期の特需の反動があったことが響いた。2Q(6-8月)の営業利益は154.5億円となり、1Qの同72.8億円を上回っている。株価は四半期業績の改善を好感した買いが優勢となった。相場が下落基調にある外需景気敏感株に対して、小売り株は25日移動平均上を保つなど好材料に反応しやすい。決算で急動意となった反動もあったが早々に切り返しており、当面の上昇基調は続く見通し。ターゲットは4,700円、ロスカットは3,800円

7581

3,550

2,600

低価格イタリアン「サイゼリヤ」を直営展開。中国を中心にアジア市場の開拓に意欲的である。同社は10/13、2022年8月期の通期の連結純利益86.0億円(前期比4.9倍)を予想すると発表した。アジアが好調なほか、2021年5月からの協力金合計65億円を営業外収益に見込んでいる。株価は上記発表を好感。大きなマドを開けて大陽線を形成し、年初来高値を一気に更新した。前日陰線を一気に巻き戻す展開となった。月足の一目均衡表ではすでに9月に雲を上抜ける動きになっていた中、上昇が続く13週・26週移動平均線までの調整が進んでいたことで、それらをサポ―トに下げを否定する動きとなっている。ターゲットは3,550円、ロスカットは2,600円

9602

6,800

5,050

阪急系、邦画配給、興行収入が収益柱である。同社は10/12、2022年2月期の通期の連結営業利益予想を従来の320.0億円から380.0億円(前期比69.3%増)に引き上げた。映画事業が好調だったことが寄与。演劇事業もセグメント黒字に転換したことも利益を押し上げる。株価は上記決算が好感され、年初来高値を更新。だが、9月以降のもみ合いレンジをやや上抜けた程度であり、短期的な上昇余地は残っているもよう。長期波動でも2019年6月高値4915円を上抜けたばかりでもある。ターゲットは6,800円、ロスカットは5,050円

出所:DZHフィナンシャルリサーチが作成

  • 注目銘柄採用基準・・・10/14現在、東証1部上場銘柄で、時価総額が2,000億円以上、PBRが5.0倍以下、配当利回りが0.5%以上、信用倍率が5.0倍以下(10/8現在)、株価が25日・75日・200日移動平均線を上回っている中から、業績面、話題性、成長性などを総合的に考慮してピックアップした。
  • 「目標株価(円)」・・・一目均衡表分析の値幅観測やフィボナッチ、株価の過去の節目などを基準に総合判断。
  • 「ロスカット株価(円)」・・・一目均衡表や移動平均線、株価の過去の節目などを用い総合判断。
  • ※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。
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