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2021-10-25 00:51:48

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週刊日本株式アウトルック

中国休場の中で米株の持ち直しが焦点

2021/10/1
提供:DZHフィナンシャルリサーチ 日本株情報部 東野幸利

来週の株式見通し(2021/10/4〜10/8)

来週(2021/10/4〜10/8)の日経平均株価の予想レンジは28,600円-29,600円。9月の大幅高の反動で値幅調整を余儀なくされているが、値ごろ感から反発が見込まれる。景気敏感株の調整が目立つほか、アフターコロナ関連株の物色にも一巡感が強まる公算が大きい。月後半からの決算発表を控え、業種選択や個別株に対してはリターンリバーサル志向が強くなりそうだ。半導体関連など値がさ株の動向にも、全体の騰落が左右される公算が大きい。
10月は海外投資家による資金流入が多い月としても知られており、国内勢の投資マインドの減退を抑制する。特に今年は新政権による経済政策「キシダノミクス」に対する海外からの注目度が高い。中国本土市場では国慶節の休場が続くことで取引時間中の材料は限られるものの、米主要指数に持ち直しがみられれば、見直し買いが入りやすい。
来週はノーベル各賞の発表があり、受賞に関連する国内企業があれば物色人気が高まる公算が大きい。一方、決算発表が多くなることに加え、週末には中国景気を判断する上でも重要な安川電機が発表を予定している。前回の決算では、中国における積極投資を背景に主力事業であるモーションコントロール事業とロボット事業において想定以上の受注が続き、通期の連結営業利益予想(IFRS)を上方修正した。今回は中国の景気減速感が一段と強まっていることに加え、自動車販売の低迷や半導体不足による自動車減産の動きがどのように影響するかが注目ポイントになる。
日経平均株価(図表1)は9/14高値(30,795円)からの調整局面にある。今週後半は25日移動平均線(29,474円 9/30)まで値幅調整が進展しており、同線から反発に転じられるかが焦点となる。下落に転じている5日移動平均線(29,933円 同)や10日移動平均線(30,048円 同)の上昇転換などはやや先になる可能性はあるが、基本的には9/29の大幅安で形成したチャート上のマド埋め方向に反発が生じるかが重要なポイントとなる。
RSI(9日)は29.1%→29.8%(9/30)に横ばい。来週は下落モメンタムが減速する可能性がある中、株価の自律反発に期待したいところだ。
上値メドは、9/28安値(30,001円)、9/14高値(30,795円)、1990年6/26安値(31,086円)など。下値メドは、9/3高値(29,149円)、100日移動平均線(28,625円 同)、8/12高値(28,279円)などが考えられる。

図表1:日経平均株価の日足チャート(2021/1/4-2021/9/30)
  • 出所:QUICKよりDZHフィナンシャルリサーチが作成

主要な国内経済指標の発表やイベントでは、9月都心オフィス空室率、8月景気動向指数(10/7)、オプションSQ、8月家計調査、8月毎月勤労統計調査、9月景気ウォッチャー調査(10/8)がある。

企業決算では、キユーピー、クリエイトSDH、ネクステージ、不二越、ナガイレーベ、フジ、エスプール、オークワ、バイク王、アヲハタ(10/4)、イオンモール、U.S.M.H、サンエー、トーセイ、薬王堂HD、TSIHD、マルカ、アオキスーパー、フェリシモ(10/5)、ウエルシアHD、イオンFS、イオンディライ、壱番屋、MV西日本、MV東海、WNIウェザー、サーラ、ファンタジー、三協立山、カネコ種、ジーフット、サンデー、毎コムネット、霞ヶ関キャ、天満屋ス、日フイルコン、GameWith(10/6)、7&I−HD、ローソン、ライフコーポ、ベルク、竹内製作、乃村工、リソー教育、オンワードHD、わらべや、クリーク&リバ、北興化、日本BS放、フロイント、シグマ光機、三陽商、ツインバード(10/7)、安川電、Sansan、マニー、OSG、JINSHD、ニッケ、カーブスHD、ワキタ、ヨンドシーHD、マルゼン、チヨダ、カネ美食品、マルマエ、アステナHD、カンセキ、ヤマザワ、小津産業、中本パクス、Fブラザース、エスクローAJ、ファーストコポ、jGroup、メディ工房(10/8)などが発表を予定している。

一方、海外の経済指標の発表やイベントでは、ノーベル医学生理学賞発表、米8月製造業受注、OPECプラス(10/4)、ノーベル物理学賞発表、米8月貿易収支、米9月ISM非製造業指数(10/5)、ノーベル化学賞発表、米9月ADP全米雇用リポート(10/6)、ノーベル文学賞発表、米8月消費者信用残高(10/7)、ノーベル平和賞発表、米9月雇用統計(10/8)がある。

なお、中国本土市場は国慶節のため10/7まで休場となる。

来週の注目銘柄!(10/4〜10/8)

銘柄
コード

銘柄名

目標株価(円)

ロスカット
株価(円)

注目ポイント

2815

8,900

6,100

畜産系エキスを原料とした天然調味料でトップ。株価は9月以降堅調な値動きが継続しており、52週移動平均線を上抜けるなどテクニカル的なポイントが注目を集めている。加えて直近では、外資系大手証券が、逆風でも2ケタ成長できる実力を評価するとし、投資判断「買い」を継続。コロナの影響に伴う緊急事態宣言の延長はネガティブに働くと指摘しつつも、売り上げは好調であり、目先の業績拡大の見通しは強い。今後もこうした材料を受け、買いは向かいやすいと考える。ターゲットは8,900円、ロスカットは6,100円

3694

2,600

1,800

スマホなど端末の一括管理サービスをクラウドで提供。同社は足元で期待材料が多い。遠隔作業支援サービスが米国企業の産業用スマートグラスに対応したほか、ドローン直播機の開発を共同で進めている石川県農林総合研究センターと協力し、ドローンを活用した栽培指導に関する実証実験を実施すると発表。先端技術に関する市場の拡大に沿って同社の業績にも追い風が吹くとみられ、買いの勢いも強まると考える。ターゲットは2,600円、ロスカットは1,800円

4346

1,200

860

LED照明や電力小売りなど中小企業・自治体の設備導入を初期投資ゼロで支援。同社の3Q累計の売上は138億円(前年同期比21.8%増)と堅調に伸び、各赤字幅も縮まった。省エネルギー設備の販売事業で、LED照明の受注が増加した。株価は8月下旬から堅調な伸びを見せているが、コロナ禍前と比べると依然として低水準であり、今後も業績回復に向けた買いが向かう余地は大きいと考える。ターゲットは1,200円、ロスカットは860円

5698

2,500

1,700

建築廃材や廃車を収集し、鉄くずなどに分別加工し販売。同社は直近で通期の連結営業利益予想を23.9億円(前期比12.2%増)とすると発表した。世界的な脱炭素の動きを背景にリサイクル原料を活用することへの評価が高まってきている中、5カ年の長期戦略として定めた重点方針を基に事業を進めるとしている。また、日本原子力研究開発機構(JAEA)発のスタートアップ企業、エマルションフローテクノロジーズと、リチウムイオン電池から希少金属を回収する際のコスト削減について共同研究に取り組むと報じられており、足元の材料の豊富さから今後も資金は流入しやすいと考える。ターゲットは2,500円、ロスカットは1,700円

7532

2,800

2,000

総合ディスカウント店ドン・キホーテを展開。大手外資系証券では自社株取得を織り込むとし、投資評価「買い」を継続し、目標株価を引き上げた。2019年のユニーのM&Aと買収企業の構造改革による利益貢献が業績をけん引しているとみられ、また国内でのワクチン普及に伴って新型コロナウイルスの収束とともに最悪期を脱すると予想されており、中・長期的な増収増益観測は強い。今後も買い材料の豊富さから、注目は集まりやすいとみる。ターゲットは2,800円、ロスカットは2,000円

出所:DZHフィナンシャルリサーチが作成

  • 注目銘柄採用基準・・・9/29現在、東証1部上場銘柄で、時価総額が100億円以上、PBRが2.0倍以上、25日移動平均線が上向き基調にある中から、業績面、話題性、成長性などを総合的に考慮してピックアップした。
  • 「目標株価(円)」・・・一目均衡表分析の値幅観測やフィボナッチ、株価の過去の節目などを基準に総合判断。
  • 「ロスカット株価(円)」・・・一目均衡表や移動平均線、株価の過去の節目などを用い総合判断。
  • ※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。
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