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2021-10-24 18:08:23

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週刊日本株式アウトルック

日本株、注目材料やイベントが目白押し

2021/9/24
提供:DZHフィナンシャルリサーチ 日本株情報部 東野幸利

来週の株式見通し(2021/9/27〜10/1)

来週(2021/9/27〜10/1)の日経平均株価の予想レンジは29,800円-30,300円。東京株式市場は月末・四半期末、半期末を迎える。月末安の連続記録は7月で途絶えたが、9/30は中国9月製造業PMI、中国9月財新製造業PMIなどの発表が取引時間中に予定されている。中国の不動産開発大手の中国恒大集団のデフォルトリスクへの懸念や、景気減速感がくすぶる中、指標悪化に対するネガティブな反応には注意が必要となる。また、配当・優待確定後の売りが予想されるほか、権利落ち(9/29)直後、自民党総裁選の投開票日(9/29)の翌日でもあり、振れ幅が大きくなる可能性もある。10/1は中国本土市場、香港市場ともに休場となるため、米国株安など外部環境の悪化次第では日本株にヘッジ売りなどが強まるシナリオも想定しておきたい。
一方、年金資金などによる大口の先物買いが入ることが心理的な支えになる。9/28は権利付き最終日、9/29は権利落ち日となり、年金資金などTOPIX(東証株価指数)をベンチマークとする大口投資家による「配当再投資の買い」が入ることが予想される。年金資金などを運用・管理する信託銀行などが、運用ポートフォリオに占める株式資産の配当落ちによる目減りを補うため、機械的にTOPIX先物に買いを入れるためだ。

物色面では、米中の景気回復のピークアウト懸念や、商品市況にも頭打ち感が台頭しており、景気敏感株は積極的には手掛けづらい。ダウ平均も景気敏感株の下げで、主要3指数の中では相対的に弱さが目立つ。来週は小売の一角で決算発表が予定されていることもあり、経済再生関連を中心に銀行、建設、医薬、食品など内需系セクターが選好されやすいとみられる。
また、日本経済新聞社は9/6、日経平均株価を構成する225銘柄の定期見直しで3銘柄を入れ替えると発表した。市場流動性の点から任天堂(7974)、キーエンス(6861)、村田製作所(6981)を新規に採用する。業種セクター間の銘柄数の過不足調整により日清紡ホールディングス(3105)、東洋製缶グループホールディングス(5901)、スカパーJSATホールディングス(9412)を除外する。連動するパッシブファンドによって、9/30の引けでリバランスが発生する。


日経平均株価(図表1)は直近安値から急反発となり、早々に3万円台を回復した。10日移動平均線(30,257円 9/24)に上値を抑えられた感もあるが、短期的に下向きの5日移動平均線(30,110円 同)が10日移動平均線を上回る局面に移行できるかが反発継続のポイントとなる。
RSI(9日)は37.7%→54.5%(9/24)に上昇。強弱の分岐となる50%超を回復したものの、モメンタムの上昇が継続するにはややハードルが高くなる。
9/21の急落で形成したマド埋め(30,358円)を実現できるまでは値幅・日柄調整の範疇にあると考えた方がよさそうだ。
上値メドは、9/17安値(30,358円)、9/14高値(30,795円)、1990年6/26安値(31,086円)など。下値メドは、6/15高値(29,480円)、9/3高値(29,149円)、25日移動平均線(29,078円 同)、100日移動平均線(28,592円 同)などが考えられる。

図表1:日経平均株価の日足チャート(2021/1/4-2021/9/24)
  • 出所:QUICKよりDZHフィナンシャルリサーチが作成

主要な国内経済指標の発表やイベントでは、日銀金融政策決定会合議事要旨(7/15〜7/16開催分)、配当・優待権利付き最終日(9/28)、自民党総裁選投開票(9/29)、8月鉱工業生産、8月商業動態統計、8月住宅着工統(9/30)、8月失業率、8月有効求人倍率、9月日銀短観、9月新車販売台数、日銀金融政策決定会合の「主な意見」(9/21〜9/22開催分)(10/1)がある。

企業決算では、しまむら、あさひ(9/27)、スギHD、ハローズ、ハニーズHLD、ピックルス、ヒマラヤ(9/28)、DCM、西松屋チェ、ケーヨー(9/29)、ニトリHD、平和堂、サムティ、アダストリア、ハイデ日高、スターマイカHD、TAKARA&C、ジャステック、FフォースG、パイプドH、識学(9/30)、クスリのアオキ、ダイセキ、象印、大有機、トシンG、瑞光、ダイセキソリュ、キユソー流通(10/1)などが発表を予定している。

一方、海外の経済指標の発表やイベントでは、ドイツ総選挙(9/26)、米8月耐久財受注(9/27)、米7月S&Pコアロジック・ケース・シラー住宅価格指数、米9月消費者信頼感指数(9/28)、米8月NAR仮契約住宅販売指(9/29)、中国9月製造業PMI、中国9月非製造業PMI、中国9月財新製造業PMI、米4-6月期GDP確定値(9/30)、米8月個人所得・個人消費支出、米9月ISM製造業景気指数(10/1)がある。

なお、国慶節のため10/1〜10/7の中国本土市場は休場、香港市場は10/1が休場となる。

来週の注目銘柄!(9/27〜10/1)

銘柄
コード

銘柄名

目標株価(円)

ロスカット
株価(円)

注目ポイント

1867

2,000

1,400

新潟県地盤の中堅建設。今期1Qの売上高は94億円(前年同期比18.3%増)、営業利益は2億円(前年同期は4,900万円の損失)となった。建設事業において、前期からの繰越工事が多かったほか、長期大型土木工事の利益率が向上した。株価は2020年3月以降右肩上がりを維持しており、7月には52週移動平均線のサポートも確認できた。こうした買い安心感と、目先の業績回復期待を背景に、今後も買いは向かいやすいとみる。ターゲットは2,000円、ロスカットは1,400円

2685

2,600

1,800

カジュアル衣料店を展開。今期1Qの連結営業損益は6.2億円の黒字(前年同期は47.6億円の赤字)と大きく回復した。緊急事態宣言に伴う休業店舗数が前年に比べて減少するなど、店舗環境が改善したことで大幅な増収となった。9月以降、株価は急速に上昇しており、足元の勢いは強く、また配当利回り2%超という魅力も相まって、今後も資金は向かいやすいとみる。ターゲットは2,600円、ロスカットは1,800円

6502

6,200

4,300

総合電機大手。同社の1Qの連結営業損益は145億円の黒字(前年同期は126億円の赤字)と、大きく改善した。前年と比べ、半導体・HDDを中心に増収となったことなどが寄与した。加えて、直近ではゲノムデータを量子暗号で分散保管する実証実験に成功したと報じられたほか、高いエネルギー変換効率のフィルム型ペロブスカイト太陽電池や、移動ロボット同士の相互回避など実現する協調連携システムを開発したと発表しており、目先の成長期待も高い。今後も買われやすい状況が続くと考える。ターゲットは6,200円、ロスカットは4,300円

6718

3,200

2,200

インターホン業界トップ。同社は直近で通期の連結営業利益予想を従来の45億円から50億円(前年同期比38.0%増)に引き上げると発表した。国内の集合住宅市場において積極的な営業活動を行ってきたことなどにより、売上高が想定を上回る見通し。そのほか、今期予想PER10倍弱という点や、配当利回り3%以上という点も投資妙味となることで、今後も投資家の注目を集めやすいと考える。ターゲットは3,200円、ロスカットは2,200円

9769

1,800

1,260

東京西部地盤に小中学生向け塾「ena」展開。1Qの売上高は23億円(前年同期比10.7%増)と堅調に伸びた。営業利益は損失計上となったものの、通期計画では20億円の黒字を予想しており、今後の収益拡大期待は大きい。また、国内で新型コロナウイルスのワクチン接種が進む中、事業環境の改善観測からも資金は流入しやすく、株価もそれに伴って5月頃から堅調な推移を見せている。こうした買い安心感から、今後も買いは向かいやすいとみる。ターゲットは1,800円、ロスカットは1,260円

出所:DZHフィナンシャルリサーチが作成

  • 注目銘柄採用基準・・・9/22現在、東証1部上場銘柄で、時価総額が100億円以上、PERが25.0倍以下、PBRが5.0倍以下、配当利回りが2.0%以上、株価が13週・26週移動平均線を上回っている中から、業績面、話題性、成長性などを総合的に考慮してピックアップした。
  • 「目標株価(円)」・・・一目均衡表分析の値幅観測やフィボナッチ、株価の過去の節目などを基準に総合判断。
  • 「ロスカット株価(円)」・・・一目均衡表や移動平均線、株価の過去の節目などを用い総合判断。
  • ※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。
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