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週刊日本株式アウトルック

日経平均の上値は海外勢の買い越し継続がカギ

2021/6/4
提供:DZHフィナンシャルリサーチ 日本株情報部 東野幸利

来週の株式見通し(2021/6/7〜6/11)

来週(2021/6/7〜6/11)の日経平均株価の予想レンジは28,500円〜29,500円。NY株式や為替の落ち着きが続けば、東京株式市場の地合いに大きな変化はなさそうだ。メジャーSQや翌週の米FOMC(6/15-16)を控え、指数は上値の重い展開が予想されるが、企業決算の発表が多く個別物色の材料は増える見込みだ。
また、今週は約1カ月ぶりにIPO(新規上場)が再開し、来週以降、マザーズ市場を中心に次第に上場する企業数が増加していく。マザーズ指数は主力銘柄が比較的底堅く反発基調にある。5月3週以降、海外投資家の買い越し基調が続いている可能性が高く、個人資金の回帰も合わせ小型株の活性化につながるかが焦点となる。

図表1は、日経平均株価の過去の6月相場の推移で、30年平均と直近5年平均を掲載している。30年平均と直近5年平均では凹凸の大きさに違いはあるものの、期間中は高値を切り下げる右肩下がりのイメージとなる。
6月は3月期決算企業の配当金が支払われる時期でもある。市場推計では東証一部の1404社程度で、配当金総額は約6.7兆円に達するという。指数連動型のパッシブの運用を行う大口の機関投資家は、3月末の配当落ちのタイミングで先物を買うことですでに配当再投資を行っており、6月の市場への買い需要のインパクトはないに等しい。個人やその他主体からの再投資需要は予想され、下支え要因にはなりそうだ。

一方、2月以降、29,500円以上3万円未満の水準は60兆円程度の売買代金をこなしてきた価格帯でもあり、戻り売り圧力が強くなる。3万円のフシを上抜けていくには海外投資家の動向がカギを握る。6/3に発表された5月第4週の投資主体別売買動向(現物・先物合算ベースでは、海外投資家が5,560億円を買い越したことが判明した。2015年以降では6月は売り越す傾向にあるが、新型コロナワクチンの接種による経済再開期待を理由に、買い越し基調を続けるかが注目される。

図表1:日経平均株価の過去の6月相場の推移(1999-2020)
  • 出所:QUICKよりDZHフィナンシャルリサーチが作成

日経平均株価(図表2)は、5/13安値からの上昇で75日移動平均線(29,225円 6/3)付近まで戻す格好となった。同線は横ばいで推移しており、一気に超えていけるかが焦点となる。RSI(9日)は73.1%(6/3)と強いモメンタムが続く。
一方、25日移動平均線(28,644円 同)は横ばい基調が続く公算が大きく、下から突き上げる状況にはない。そのため、いったん75日移動平均線が上値で意識され、直近の戻りの反動で下押す可能性もある。ただ、その場合でも3/5安値を起点とした28,500円弱の水準にある下値支持線が支えになるとみられる。
いずれにしても、強気確認には2月高値を起点とした上値抵抗線を超える必要がある。

図表2:日経平均株価の日足チャート(2020/9/1-2021/6/3)
  • 出所:QUICKよりDZHフィナンシャルリサーチが作成

主要な国内経済指標の発表では、4月景気動向指数(6/7)、4月毎月勤労統計調査、1-3月期GDP確報値、5月景気ウォッチャー調査(6/8)、5月工作機械受注(6/9)、5月企業物価指数、5月都心オフィス(6/10)、メジャーSQ、4-6月期法人企業景気予測調査(6/11)がある。

企業決算では、ビジョナル、アイル、ACCESS、フジコーポ、学情、萩原工業、アイ・ケイ・ケイ(6/7)、ミライアル、Casa(6/8)、くら寿司、ロックフィール、丹青社、巴工業、グッドコムA、アセンテック、大塚家、ベステラ、ピースリー、ハウテレビ、B&P(6/9)、積水ハウス、ラクスル、ラクーンHD、鎌倉新書、アクシージア、ステムリム、テンポスHD、アイモバイル、楽天地、サムコ、ネオジャパン、スバル興、神島化、トビラシステム(6/10)、神戸物産、エイチ・アイエス、三井ハイテ、クミアイ化、ヤーマン、ソフトウェアサー、JMHD、シーイーシー、スマレジ、オハラ、シーアールイー、HEROZ、丸善CHI、gumi、J.S.B.、エイチーム、プロレド、稲葉製作、Bガレージ、イトクロ、フリービット、ギグワークス、MacbeeP、トーホー、アスカネット、トーエル、CAICA、REVOLUTI、さくらさ、カラダノート、バルニバーヒ、フロンティアI、モルフォ、SKIYAKI、シャノン、VALUENEX、アールプランナ(6/11)などが発表を予定している。

一方、海外の経済指標やイベントでは、中国5月貿易収支、米4月消費者信用残高(6/7)、独6月ZEW景況感指数、米4月貿易収支(6/8)、中国5月生産者物価指数、中国5月消費者物価指数、米10年国債入札(6/9)、ECB定例理事会(ラガルド総裁記者会見)、米5月消費者物価指数、米5月財政収支、米30年国債入札(6/10)などがある。

来週の注目銘柄!(6/7〜6/11)

銘柄
コード

銘柄名

目標株価(円)

ロスカット
株価(円)

注目ポイント

2471

1,150

800

コールセンター等への派遣と障がい者雇用支援の農園事業が柱。同社の2021年11期1Q(12-2月)の連結営業利益は3.9億円(前年同期比0.1%増)と微増だった。上期の会社計画11.0億円に対する進ちょくは35.2%。リリース後、株価は上期計画に対する進ちょくを懸念した売りが優勢となった。ただ、障がい者雇用支援サービスの設備販売の大半が2Q(3-5月)以降となるため、前年同期とほぼ同水準であり、市場の反応はネガティブすぎる印象が強い。加えて同社は入退職手続きをワンストップで代行するサービスを開始したと発表。業務効率化につながるサービスで、今後の伸びが期待できる。足元の値ごろ感もあって、今後は買い戻しが優勢になると考える。ターゲットは1,150円、ロスカットは800円

5074

2,360

1,600

環境エンジニアリング会社。同社は直近でバイオマス発電事業の新会社を設立すると発表した。新会社では、国内の木質バイオマス資源を活用した再生可能エネルギーの所有・運営・売電を行う。株式市場では再生エネルギー関連のバリュエーションが高まっており、同社の株価にとっても追い風になる可能性は高い。もともとの増収増益基調も評価されやすく、今後は堅調な値動きを見せると考える。ターゲットは2,360円、ロスカットは1,600円

7085

1,200

800

シニア女性体操教室をFC展開。同社は2021年8月期通期の連結営業利益予想を従来の10.0億円から13.0億円(前期比11.4%増)に引き上げた。減少していた会員数が回復傾向にある。4月下旬に株価が急落したことから、値ごろ感もあって今後は下値を拾う動きが活発化すると考える。ターゲットは1,200円、ロスカットは800円

8207

450

300

チェーン居酒屋の老舗。同社の2021年3月期の営業利益は46.5億円の損失となった。ただ、悪材料はある程度織り込み済みだったようで、内容の割には売りは限定的だったようにみえる。むしろ足元では買い戻しの動きが見られ、国内で新型コロナウイルスのワクチン普及期待が高まる中、今後も資金は向かいやすいとみる。ターゲットは450円、ロスカットは300円

9450

1,900

1,300

賃貸物件オーナーや商業施設向けにWiFiサービス提供。株価は今年に入って軟調な値動きが長期的に継続している。ただ、業績は近年増収増益が続いており、今期も良好な推移となっている。加えて、再生可能エネルギー(電力)事業への参入も発表しており、買い材料の豊富さから今後は下値拾いの買いが強まると考える。ターゲットは1,900円、ロスカットは1,300円

出所:DZHフィナンシャルリサーチが作成

  • 注目銘柄採用基準・・・東証1部上場銘柄で6/3現在、時価総額が1,000億円以下、PBRが5.0倍以上、株価が10日移動平均線を上回っている中から、業績面、話題性、成長性などを総合的に考慮してピックアップした。
  • 「目標株価(円)」・・・一目均衡表分析の値幅観測やフィボナッチ、株価の過去の節目などを基準に総合判断。
  • 「ロスカット株価(円)」・・・一目均衡表や移動平均線、株価の過去の節目などを用い総合判断。
  • ※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。
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