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週刊日本株式アウトルック

決算銘柄への選別物色、米雇用イベント控え日経平均は25日線上でもみ合い継続か

2021/1/29
提供:DZHフィナンシャルリサーチ 日本株情報部 東野幸利

来週の株式見通し(2021/2/1〜2/5)

来週(2021/2/1〜2/5)の日経平均株価の予想レンジは27,900円-28,500円。東京株式市場は決算銘柄への物色に目が向きやすく、全体的には米雇用関連指標の発表を控え方向感に乏しい展開が予想される。
IMF(国際通貨基金)は2021年の世界経済見通しを5.5%成長とし、前回から0.3ポイント上方修正した。新型コロナウイルスのワクチン普及への期待や、主要国の景気支援策の効果を踏まえ、年後半に向けて景気が回復するとの見方を示した。
一方、相場は上記の期待感で買い進まれた分の修正や、国内企業の好決算も材料出尽くしとしてとらえられ、売り反応が不安定な動きにつながる局面は続くだろう。
ただ、低金利政策や緩やかな景気浮上感を支えに、トレンドが急変するほどネガティブな地合いの変化はなく、好材料に反応しやすくなる環境までは日柄調整はやむを得ない。空売り比率が1/28に今年最高の50%まで上昇しており、外部環境の改善次第では買い戻しが景気敏感株の上昇に寄与する可能性はある。

ドル円相場が円安に向き始めている点は支援材料だ。1ドル=104円処に控えている本邦輸出企業からのドル売りオーダーや、米10年債利回りの低下もドルの上値を抑える要因となる。ただ、テクニカル面では久しぶりに75日移動平均線を上抜けてきており、104円台を保てれば日本株にとっては追い風となる。
物色面では、昨年11月頃から上昇した景気敏感系の売り、内需ディフェンシブ系に消去法的な買いが入っている。当面は、3月期末を見据えながらも、優待銘柄や高配当割安株などが意識され出す可能性が高い。自動車株や金融株など非ハイテク・割安株をあおる動きや雰囲気が出てくるかが相場の次の見どころか。

日経平均株価は「月末」になると強く下押す場面がみられる。昨年は6/29、7/31、8/28、9/30、10/30、11/30とピッタリ月末ではない月もあるが、半年間、強い陰線で強く下げた経緯がある。12月は1/4の大発会へ1日ずれる格好となったが、月末や月初は変動幅が大きくなることいが多い。1月も月末に近いタイミング(1/28)で大きく下げたが、これまでのようにダマシとなり持ち直していけるかが注目される。
テクニカル面(図表1)では、依然として水準的にはもみ合い基調の範ちゅうだ。25日移動平均線(27,843円 1/28)は上向きのトレンドが続いている。昨年12月と同様、25日移動平均線付近を意識して、反発できるかが焦点となる。一方、RSI(9日)は42.5%(1/28)と強弱の分岐となる50%を下回っており、目先の勢いは減速気味である。

短期的な下値メドは、年末年始の高値水準である27,600円付近や、心理的フシ目となる27,000円。一方、当面の上値の注目水準は29,600円処である。昨年3月安値から6月高値までの上げ幅を11月安値からの上昇で当てはめた水準が29,600円である。2007年7月高値から2009年3月安値までの下げ幅を、2007年7月高値からそのまま上げた水準が29,500円処となる。1990年6月高値から同年10月安値までの下落幅、1991年3月高値から1992年8月安値までの下落幅を習性値幅とし、昨年3月安値からの上昇幅として当てはめると29,434円〜29,921円となり、複数の観測で出てくる重要な目安となる。

図表1:日経平均株価の日足チャート(2019/12/2-2021/1/28)
  • 出所:QUICKよりDZHフィナンシャルリサーチが作成

主要な国内経済指標の発表では、1月新車販売台数(2/1)、12月家計調査、12月景気動向指数(2/5)がある。

企業決算では、任天堂、みずほ、京セラ、塩野義、小野薬、レーザーテク、ローム、小林製薬、CTC、大ガス、JAL、ケーズHD、あおぞら、NOK、アマノ、キッセイ薬、オルガノ、日伝、LITALICO(2/1)、デンソー、三井住友、三菱電、パナソニック、豊田織機、豊通商、MonotaRO、日本酸素、東ソー、日精工、日ユニシス、ニチレイ、豊田合、三菱自、トヨタ紡織、ジェイテクト、日光電、日電硝、東京精、コニカミノルタ、宇部興、ジョイ本田、フジミインコ、イリソ電子、エフ・シー・シー、GMOFHD、千代建、デクセリアルス、日管財、マンダム、愛知鋼、セプテーニHD、三井倉HD(2/2)、ソニー、三菱商、花王、三井物、ZHD、シスメックス、エーザイ、野村HD、丸紅、住友電、三菱ケミHD、日清食HD、スクエニHD、ブラザー、ヒロセ電、カカクコム、空港ビル、コンコルディア、郵船、スズケン、双日、富士急、日触媒、ダイセル、川崎船、科研薬、三菱食品、プリマハム、パラベッド、サンケン電、コロプラ、メガチップス、太平洋、三菱総研、文化シヤタ、ジャックス、松屋フーズ、タキロンシーアイ、昭電線HD(2/3)、中外薬、三菱UFJ、ソフトバンク、武田、伊藤忠、JT、テルモ、NTTデータ、住友商、協和キリン、キッコーマン、ヤマハ、三菱重、コナミHD、メルカリ、イビデン、大正薬HD、三菱ガス、リコー、栗田工、ヤマダHD、マツダ、川重、TBSHD、ニコン、日テレHD、フジHD、GSユアサ、KADOKAWA、システナ、古河電、ニッパツ、キョーリンHD、オカムラ、OKI、鳥居薬、アルペン、あらた、フューチャー(2/4)、NTT、スズキ、セコム、三井不、ダイフク、SUBARU、日本製鉄、島津製、ミネベアミツミ、AGC、日産化、阪急阪神、三浦工、LIXIL、TIS、京阪HD、コムシスHD、スシローGHD、ゼンショーHD、リログループ、デンカ、特殊陶、日立キャピ、全国保証、シップHD、セブン銀行、ツムラ、めぶきFG、日電子、福山運、JTOWER、JESHD、アリアケ、ベネッセHD、神戸鋼、長瀬産、ミクシィ、太陽HD、持田薬、クレハ、日本紙、デサント、日水、西松建、東洋合成、兼松、GMOTECH(2/5)などが発表を予定している。

一方、海外の経済指標の発表では、中国1月製造業PMI(1/31)、中国1月財新製造業PMI、米12月建設支出、米1月ISM製造業景気指数(2/1)、米1月ADP全米雇用リポート、米1月ISM非製造業指数(2/3)、英国金融政策発表、米12月製造業受注(2/4)、米1月雇用統計、米12月貿易収支、米12月消費者信用残高(2/5)などがある。

米企業決算は、アマゾン・ドットコム、アルファベット、ファイザー、UPS、エクソンモービル、アムジェン(2/2)、バイオジェン、クアルコム、イーベイ(2/3)、メルク、フォード・モーター、フィリップ・モリス(2/4)などが発表を予定している。

来週の注目銘柄!(2/1〜2/5)

銘柄
コード

銘柄名

目標株価(円)

ロスカット
株価(円)

注目ポイント

8016

330

230

アパレルメーカー大手。同社の2021年2月期の3Q累計(3-11月)の連結営業損益は111億円の赤字(前年同期は24億円の黒字)だった。直営オンラインストア「オンワード・クローゼット」などのEコマースへの販路シフトは進んでいるものの、新型コロナウイルス感染症の影響によってリアル販路の売上高が減少した。ただ、株価は200円付近での底打ち感が強く、足元は悪材料出尽くしからの買い戻しが優勢の状況。株価の底堅さを背景に、今後もじわじわと買いは向かうと考える。ターゲットは330円、ロスカットは230円

9312

1,750

1,200

総合物流準大手。内需・ディフェンシブ系ということもあって昨年3月の日本株急落以降の持ち直しは強く、5月の時点でおおむねコロナ前の水準を回復した後は、右肩上がりで推移している。昨年10月以降は外需・景気敏感系への資金シフトを背景に売りに押されたものの、足元では値ごろ感が強まっており、今後は買い戻しが優勢になると考える。ターゲットは1,750円、ロスカットは1,200円

9381

1,300

900

関西発祥の複合一貫輸送業者。昨年10月以降、じわじわと売りに押されているものの、2021年2月期3Q累計(3-11月)の連結営業利益が17億円(前年同期比12.8%増)と増益となったことから、再度資金流入が活発化している。目先では新型コロナウイルスのワクチン普及に向けた期待も高まっており、業績回復の観測も強まりやすい。今がエントリータイミングとして吉と考える。ターゲットは1,300円、ロスカットは900円

9422

1,860

1,300

国内2位の携帯販社。足元では他社との提携に絡んで成長期待が高まっている。同社は昨年終盤、ノキアとローカル5Gなどにおけるテクノロジーパートナーシップ契約を締結。エッジコンピューティングゲートウェイの開発・提供、ゲートウェイ内のソフトウェア開発などを担う。これを受け、株価は急上昇。一気に52週移動平均線を上抜けたことで上値も軽くなっており、今後も上を試す動きを見せると考える。ターゲットは1,860円、ロスカットは1,300円

9769

1,760

1,200

東京西部地盤に小中学生向け塾「ena」展開。同社は昨年11月、従来未定としていた2021年3月期通期の連結営業利益予想を18億円(前期比21.1%増)とすると発表した。対面授業と映像授業のダブル学習システムの継続、各種合宿や冬期講習会などにより足元の状況が継続すると想定している。外出自粛の影響を大きく受けることが懸念されていただけにリリース後は一転して買いが集中。以降、堅調なモメンタムが継続しており、買い安心感が強く、今後も買いを呼び込みやすいとみる。ターゲットは1,760円、ロスカットは1,200円

出所:DZHフィナンシャルリサーチが作成

  • 注目銘柄採用基準・・・東証1部上場銘柄で1/28現在、時価総額が1,000億円以下、PBRが4.0倍以下、配当利回りが3.5%以上、株価が5日・25日移動平均線を上回っている銘柄の中から、業績面、話題性、成長性などを総合的に考慮してピックアップした。
  • 「目標株価(円)」・・・一目均衡表分析の値幅観測やフィボナッチ、株価の過去の節目などを基準に総合判断。
  • 「ロスカット株価(円)」・・・一目均衡表や移動平均線、株価の過去の節目などを用い総合判断。
  • ※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。
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