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2021-03-09 07:21:43

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週刊日本株式アウトルック

パウエル議長の会見が焦点、決算や小型株物色で個人マネーはフル回転へ

2021/1/22
提供:DZHフィナンシャルリサーチ 日本株情報部 東野幸利

来週の株式見通し(2021/1/25〜1/29)

来週(2021/1/25〜1/29)の日経平均株価の予想レンジは28,600円-29,600円。東京株式市場は依然として買い方優勢の展開か。バイデン米新大統領の就任式は懸念された暴動やテロもなく無事に終わった。ご祝儀相場で株買いによるリスク・オン姿勢が続く可能性が高く、過熱感から下げる場面があっても下値買いで下げ渋りが続きそうだ。企業や富裕層への増税については、当面は新型コロナウイルスの抑制と経済回復が優先され、先送りされる見通し。
一方、イエレン米財務長官は経済格差の是正や中国の不公正な通商慣行に対し積極的に取り組む方針を発表。続く来週はFOMC(〜1/27)後のパウエルFRB議長会見に焦点が移る。また、米国ではマイクロソフト、テスラ、アップル、キャタピラーなど、国内では日本電産や信越化学、ファナックなど主力企業の決算発表が目白押し。中国を中心にマクロデータの改善基調が続く中、業績の上振れ期待が強まれば、29,000円を超える原動力となるだろう。
物色では、決算がクローズアップされる分、値動きの中でも個別要因が騰落の決め手となることが予想される。業種間の相対比較では、今月軟調に推移している空運、陸運などに買い戻しが入る、ミニリターン・リバーサルなどが想定される。

一方、日経平均株価は1月中旬から後半にかけて高値を付ける傾向も見受けられる。2017年9月頃から上昇し、翌年1/23に高値を付けてから大幅な調整局面があった。2019年も9月から反発基調を強め、翌年1/20に高値を付けて上昇一服となった経緯がある。足元の上昇は昨年11月から基調を強めている。上昇幅でみるとかなり幅が出ており、外的ショックを通じて値幅調整があっても不思議ではない。
マザーズ指数は25日移動平均線が上向きに転じ、一目均衡表という分析手法では強気局面入りを示唆している。目先的には戻り高値にとどまる可能性は高いが、昨年3月からの大幅上昇で2018年の1月高値(1355.55)を更新している。戻り高値にとどまった場合でも調整一巡後は上値が拡大するシナリオが想定できる。

日経平均株価(図表1)は高値圏で強含む。週初の下げで形成したマドも早々に埋め戻し、1/14に付けた取引時間中の高値(28,979円)に迫る動き。5日移動平均線(28,534円 1/21)や10日移動平均線(28,362円 同)上から一段高への期待は続く。RSI(9日)も76.4%と強弱の分岐である50%を上回る状況が続いている。

上値の注目水準は29,600円処である。昨年3月安値から6月高値までの上げ幅を11月安値からの上昇で当てはめた水準が29,600円である。2007年7月高値から2009年3月安値までの下げ幅を、2007年7月高値からそのまま上げた水準が29,500円処となる。1990年6月高値から同年10月安値までの下落幅、1991年3月高値から1992年8月安値までの下落幅を習性値幅とし、昨年3月安値からの上昇幅として当てはめると29,434円〜29,921円となり、複数の観測で出てくる重要な目安となる。

図表1:日経平均株価の日足チャート(2019/12/2-2021/1/21)
  • 出所:QUICKよりDZHフィナンシャルリサーチが作成

主要な国内経済指標の発表では、12月首都圏マンション発売(1/25)、11月商業動態統計(1/28)、日銀金融政策決定会合の主な意見(1/20〜21開催分)、12月失業率、12月有効求人倍率、1月都区部消費者物価指数、12月鉱工業生産指数、12月住宅着工統計(1/29)がある。

企業決算では、日電産、JSR、東映アニメ、弁護士コム、ナガワ、マクニカ富士、インソース、日置電、ピーシーエー(1/25)、オービック、日東電、ディスコ、OBC、コメリ、京阪神ビ、マクアケ、信越ポリ、KOA、FDK、タツタ線、リョーサン、未来工業、澤田HD、SMK(1/26)、信越化、ファナック、NRI、オムロン、サイバエージ、ミスミG、日野自、東北電、キヤノンMJ、富通ゼネ、ミツコシイセタン、インフォコム、ジャフコG、航空電、沖縄セルラー、メタウォーター、Vコマース、SHOEI、横河ブHD、四国化、エクセディ、キヤノン電、ブルボン、エンプラス、青森銀、小森、蝶理、バルカー、東エレデバ、アイザワ証、北電事、杉本商、アサックス、JFE−SI、ヤマト、キューブシス、みち銀、高純度化、CIJ、イーブック、ジューテックH、アズーム、キムラユニティー、エスティック、ダイハツデ(1/27)、東エレク、OLC、HOYA、富士通、キヤノン、アドバンテ、JPX、三住トラスト、東ガス、JR西日本、積水化、カプコン、大和証G、ヒューリック、日立金、大東建、エプソン、富士電機、大日住薬、日清粉G、ファンケル、ベネ・ワン、野村不HD、スクリン、カルビー、PALTAC、新電工、アンリツ、JCRファーマ、ネットワン、日ガス、松井証、四国電、メイテック、北陸電、MARUWA、ノジマ、NTN、TOKAI HD、西ガス、積水樹、リコーリース、H2Oリテイル、北海電、岡三、メルコ、SBテクノロジ、アイチコーポ、ゼンリン、月島機、コネクシオ、ユアテック、ゴールドクレ、日本エスコン、大阪製鉄、ナガセ、エステー、一工薬、NECキャピ(1/28)、キーエンス、第一三共、KDDI、エムスリー、村田製、アステラス薬、JR東海、コマツ、JR東日本、TDK、SGHD、NEC、マキタ、味の素、小糸製、ANA、ヤマトHD、京王、TOTO、M&A、中部電、コーセー、関西電、りそなHD、ヤクルト、ZOZO、アコム、日通、住友化、邦ガス、日立建、SBI、清水建、SCSK、東洋水産、京成、スタンレ電、ガイシ、ALSOK、メディパル、中国電、カシオ、静岡銀、九州電、京都銀、商船三井、きんでん、新生銀、エフピコ、住友重、日立物、ゼオン、SMS、アズワン、NSSOL、Jパワー、南海電、三和HD、セリア、NESIC、三菱倉、山九、アイカ工、ココカラファイン、九電工、TSテック、オリコ、オークマ(1/29)などが発表を予定している。

一方、海外の経済指標の発表やイベントでは、独1月Ifo景況感指数(1/25)、FOMC(〜1/27)、米11月S&Pコアロジック・ケース・シラー・住宅価格指数、米1月消費者信頼感指数(1/26)、パウエルFRB議長会見、米12月耐久財受注(1/27)、米10-12月期GDP速報値、米12月新築住宅販(1/28)、米12月個人消費支出・個人所得、米12月NAR仮契約住宅販売指数(1/29)などがある。

米企業決算は、マイクロソフト、アメリカン・エキスプレス、ネクステラ・エナジー、ジョンソン・エンド・ジョンソン、スリーエム、ベライゾン・コミュニケーションズ、ゼネラル・エレクトリック、ロッキード・マーチン、アドバンスト・マイクロ・デバイシズ、スターバックス(1/26)、テスラ、アップル、ボーイング、フェイスブック、アボット・ラボラトリーズ(1/27)、マクドナルド、ビザ、マスターカード、ウエスタン・デジタル(1/28)、キャタピラー、ハネウェル・インターナショナル、イーライリリー、シェブロン(1/29)などが発表を予定している。

来週の注目銘柄!(1/25〜1/29)

銘柄
コード

銘柄名

目標株価(円)

ロスカット
株価(円)

注目ポイント

3649

1,500

1,020

大学病院など大病院に医療用データ管理システムを提供。株価は昨年3月以降堅調な動きを見せてきたものの、11月以降は売りが優勢となっている。米国における追加経済対策に向けた期待などを背景に外需・景気敏感系に資金がシフトする中、情報・通信に属する同社は相対的に弱いパフォーマンスとなりがちだが、オンライン診療など医療分野でのDXが進む中、同社の成長期待は高い。今後は押し目買いが優勢になると考える。ターゲットは1,500円、ロスカットは1,020円

3902

4,070

2,800

医療機関、製薬向けに医療・医薬品データのネットワーク化と利活用の両サービスを提供。2020年12月期3Q累計(1-9月)の連結売上高は32億円(前年同期比14.4%増)、営業利益は8億円(同69.4%増)と堅調な着地となった。データ利活用サービスにおいて、EBM(根拠に基づいた医療)分野を中心に大規模診療データベースを用いた調査・分析サービスの売上が伸びた。直近では診療可視化システムの新サービスもリリースしており、今後も成長期待は高まりやすいとみる。ターゲットは4,070円、ロスカットは2,800円

3985

1,300

900

定期販売特化型の通販システムが柱。2021年9月期通期の連結営業利益予想は4億円(前期比2.1倍)と堅調な見通しとなっている。EC支援の既存サービスの機能開発と販売を引き続き積極的に推し進めるほか、新たな需要に応えるための販売体制の強化を進め、さらなる事業領域の拡大を目指す。昨年10月以降、売りが続いているものの、52週移動平均線付近まで下げたことで、足元では割安感が強まっている。今後は一転して右肩上がりの展開を見せると考える。ターゲットは1,300円、ロスカットは900円

6196

6,300

4,370

中小企業の事業承継案件主体のM&A仲介会社。2021年9月期1Qの営業利益は3億円(前年同期比49.7%減)と軟調となった。成約組数は前年同期並みとなったが、大型案件の期ずれにより減収。人件費や営業強化のために経費増なども利益を押し下げた。ただ、目先は政府による中小企業再編促進に向けた税制優遇策を背景とした事業環境の改善が買いを呼び込みそう。昨年終盤から株価は弱い動きを見せているものの、今後は下値を拾う買いが活発化すると考える。ターゲットは6,300円、ロスカットは4,370円

7085

1,000

700

シニア女性体操教室をFC展開。同社の2021年8月期1Q(9-11月)の連結純損益は1億円の赤字(前年同期は11億円の黒字)だったと発表した。オンライン体操教室「おうちでカーブス」の展開もあり、前期末比で国内カーブス会員が増加した一方、CM宣伝費用や為替差損などが響いた。ただ、株価は26週移動平均線上で底堅く推移しており、買い安心感がある。コロナワクチンの普及に向けた期待が高まる中、今後もトレンドフォロー的な買いは向かいやすいとみる。ターゲットは1,000円、ロスカットは700円

出所:DZHフィナンシャルリサーチが作成

  • 注目銘柄採用基準・・・東証1部上場銘柄で1/21現在、時価総額が3,000億円以下、PERが30.0倍以上、PBRが5.0倍以上、株価が5日移動平均線を上回っている銘柄の中から、業績面、話題性、成長性などを総合的に考慮してピックアップした。
  • 「目標株価(円)」・・・一目均衡表分析の値幅観測やフィボナッチ、株価の過去の節目などを基準に総合判断。
  • 「ロスカット株価(円)」・・・一目均衡表や移動平均線、株価の過去の節目などを用い総合判断。
  • ※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。
  • ※NISA口座で上場株式等の配当金を非課税で受け取るためには、配当金の受領方法を「株式数比例配分方式」に事前にご登録いただく必要があります。

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