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2024-05-12 10:24:13

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週刊日本株式アウトルック

決算発表が本格化、マザーズ調整を横目に主力株買いにつながる業績評価になるか?

2020/10/23
提供:DZHフィナンシャルリサーチ 日本株情報部 東野幸利

来週の株式見通し(2020/10/26〜10/30)

来週(2020/10/26〜10/30)の日経平均株価の予想レンジは23,350円-23,650円。米国株の調整が一巡し、為替市場では円高が一服することが予想され、主力株は底堅い展開となりそうだ。日銀金融政策決定会合やECB定例理事会などの金融イベントが予定されている。現状維持が予想されるが、米ハイテク株の決算や米経済指標など地合い悪化の中でネガティブに反応しかねないものも多く、先物主導の動きは週を通じては幾分沈静化するのではないか。
一方、主力企業の決算発表が本格化する。ちょうどマザーズ市場が調整色を強めており、個人投資家やヘッジファンドは短期資金を決算銘柄に振り向ける可能性が高い。いずれにしても、日経平均株価はマザーズ指数に直近の上昇率で相当出遅れており、長期投資家による見直し買いにつながる業績評価になるかが焦点となる。

追加景気対策法案の協議はペロシ米下院議長とムニューシン米財務長官による協議が続いているが、米上院での承認協議も難航が予想されることで、米大統領選前の成立は困難との懸念が浮上している。そのシナリオは市場ではすでに織り込んでいるが、地合いが悪化していることで景況感の減速などが示されれば上値の重荷となる。マイクロソフトやアップル、アルファベット、アマゾンなどの決算発表もあり、発表後の株価動向が東京市場の地合いに多少は影響することが考えられる。
物色は引き続き中国関連に注目したい。新型コロナ感染者が再び増加しており、特に空運、運輸など「経済活動再開銘柄」の軟調が予想される一方、中国関連として物色され高値更新基調にある銘柄群(需給面が良好という観点から)への押し目買いが有効ではないだろうか。

国内の経済指標は、9月鉱工業生産(10/30)に注目。海外では、独10月Ifo景況感指数、米9月新築住宅販売(10/26)、米9月耐久財受注、米10月消費者信頼感指数(10/27)、米7-9月期GDP速報値(10/29)、ユーロ圏7-9月期GDP(10/30)などが注目材料となる。

日経平均株価(図表1)は狭いレンジでもみ合いが続いている。日中の変動率も一段と小さくなっており、東証1部の売買代金も2兆円割れが続く。市場の値上がり銘柄数を値下がり銘柄数で除した騰落レシオ(25日)は99.5%(10/21)と過熱感も沈静感もない状況だ。ただ、25日移動平均線(23,429円 同)上を維持しており、上昇バイアスが優勢の状況にある。

一方、RSI(9日)は42.3%(10/22)と強弱の分岐である50%を下回っている。200日移動平均線(22,004円 同)の横ばいが続いている点も上値を抑える要因になっている。6/9高値を起点にして高値が緩やかに切り上がり、安値が緩やかに切り上がる、一見強そうな三角もち合い(トライアングル)にはなっているが、高値と安値が収れんする先端部分からは急落することも珍しくなく、短期的な注意点となる。

TOPIX(東証株価指数)は25日移動平均線を下回っており、長期トレンドでみると依然として右肩下がり。9月の上昇で長期下降トレンドラインに差し掛かった状況にある。下降トレンドラインを上回れば大きな上昇トレンドへの転換サインとなるが、日本株全体の頭打ちのサインにもなりえる。

当面の上値のフシは、6/9高値から6/15安値までの下げ幅の1.5倍返し24,000円、6/9高値から6/15安値までの下げの倍返し24,841円などに注目。一方、200日移動平均線や7/31安値(21,710円)を下回る場合、21,000円の心理的フシまで下落余地は拡大する公算が大きい。

図表1:日経平均株価の日足チャート(2019/12/2-2020/10/22)
  • 出所:QUICKよりDZHフィナンシャルリサーチが作成

主要な国内経済指標の発表やイベントでは、日銀金融政策決定会合(〜10/29)、黒田日銀総裁会見、日銀が経済・物価情勢の展望を公表、9月商業動態統計(10/29)、9月失業率、9月有効求人倍率、9月鉱工業生産、9月住宅着工統計(10/30)がある。

企業決算では、日電産、キヤノン、オービック、日東電、コーエーテクモ、OBC、JCRファーマ、弁護士コム、コクヨ、アンジェス、栄研化、信越ポリ、不二家、東エレデバ、NSW(10/26)、信越化、HOYA、富士通、シマノ、MonotaRO、小林製薬、ANA、日立建、ヒューリック、日立金、JSR、日清粉G、ネットワン、山崎パン、野村不HD、NSSOL、新電工、松井証、コメリ、グリー、GMOFHD、マネックスG、タツタ線、日車輌、FDK、さくら(10/27)、ソニー、花王、日立、JR東海、JR東日本、コマツ、NRI、野村HD、JPX、LINE、サイバエージ、小糸製、SBI、イビデン、大日住薬、東電力HD、日立物、ニフコ、スクリン、ココカラファイン、日電硝、アマノ、トクヤマ、東海理化、アサヒHD、航空電、Vコマース、メタウォーター、MARUWA、日本ライフL、フューチャー、横河ブHD、アイチコーポ、ゼンリン、太平洋、メルコ、フタバ、日精化、ぐるなび(10/28)、NTTドコモ、武田、OLC、東エレク、ファナック、デンソー、三菱電、京セラ、豊田織機、小野薬、NEC、オムロン、アドバンテ、東ガス、豊通商、ZOZO、アイシン精、ローム、カプコン、ミスミG、大和証G、AGC、大東建、SCSK、大正薬HD、スタンレ電、富士電機、日野自、エプソン、きんでん、アンリツ、NESIC、豊田合、SMS、トヨタ紡織、KADOKAWA、メイテック、TOKAIHD、コニカミノルタ、帝国ホテル、サカイ引越、マンダム、明電舎、ドリコム(10/29)、キーエンス、KDDI、第一三共、エムスリー、村田製、JT、ZHD、三井物、アステラス薬、SGHD、塩野義、TDK、協和キリン、マキタ、ヤマトHD、M&A、JR西日本、レーザーテク、メルカリ、コーセー、TOTO、三菱重、LIXILG、日本酸素、JAL、東武、住友化、東洋水産、日通、東ソー、ALSOK、京成、ナブテスコ、メディパル、ポーラオルHD、ガイシ、エフピコ、カゴメ、セリア、アルプスアル、ゼオン、東映アニメ、双日、住友重、マブチ、三和HD、山九、三菱倉、テクノプロHD、インフォマート、IRJHD、ISID、レンゴー、九電工、オリコ、宇部興、関電工、オークマ、サンリオ(10/30)などが発表を予定している。

一方、海外の経済指標の発表やイベントでは、中国共産党中央委員会第5回全体会議(5中全会)(〜10/29)、独10月Ifo景況感指数、米9月新築住宅販売(10/26)、米9月耐久財受注、米8月FHFA住宅価格指数、米8月S&Pコアロジック・ケース・シラー住宅価格指数、米10月消費者信頼感指数(10/27)、ECB定例理事会(ラガルド総裁会見)、米7-9月期GDP速報値、米9月NAR仮契約住宅販売指数(10/29)、ユーロ圏9月失業率、ユーロ圏7-9月期GDP、米9月個人消費支出・個人所得(10/30)などがある。

米企業決算では、F5ネットワークス(10/26)、マイクロソフト、スリーエム、ファイザー、キャタピラー、メルク、イーライリリー、アドバンスト・マイクロ・デバイシズ(10/27)、ボーイング、ゼネラル・エレクトリック、マスターカード、ビザ、ギリアド・サイエンシズ、アムジェン、イーベイ、フォード・モーター(10/28)、アップル、フェイスブック、アルファベット、アマゾン、ツイッター、デボン・エナジー、イルミナ(10/29)、シェブロン、エクソン・モービル(10/30)などが発表を予定している。

来週の注目銘柄(2020/10/26〜10/30)

銘柄
コード

銘柄名

目標株価(円)

ロスカット
株価(円)

注目ポイント

3436

2,100

1,500

旧住友金属と三菱マテリアルのシリコンウエハーを統合、コマツ系も合流。大手国内証券では、ウエハー動向の潮目が変わったとして投資判断を「買い」としている。短期的にはクラウド企業の投資の低迷、米中貿易摩擦による影響、シリコンウエハーの顧客在庫の調整とネガティブ事項が多いと指摘。しかし、5Gスマホの普及、データ通信量の増加といった中期的な需要成長のストーリーは特段変わっていないと想定している。足元の堅調なモメンタムも買いを呼び込みやすいと考える。ターゲットは2,100円、ロスカットは1,500円

3539

3,200

2,200

茨城県中心に関東近郊でスーパー展開。前期の売上高は1,270億円(前期比12.1%増)、営業利益は67億円(同46.0%増)と堅調な着地となった。新型コロナウイルス感染症拡大の影響による消費者の買いだめ行動、学校の臨時休校や各自治体からの外出自粛要請により在宅比率が高まり、内食需要が増加した。今期予想は減収減益となったため株価は弱めな動きで、52週移動平均線を下回るまで下落したものの、PERは20倍とほどよい水準にまで調整されたことで、今後は下値を拾う動きが活発になると考える。ターゲットは3,200円、ロスカットは2,200円

6238

1,800

1,260

プリントシール機シェア9割、消耗品シール販売やアプリ有料会員事業で稼ぐ。同社の9月度の売上高はプリントシール事業が軟調となったことで18.4億円(前年同月比15.8%減)と減少した。しかし、国内証券が新規「買い」でカバーを開始したことが好感され、足元では買われやすい状況。人気漫画「鬼滅の刃」の版権を活用した関連商材が伸長しているとみられ、下期以降キャラクタ・マーチャンダイジング事業を中心に収益に大きく貢献すると想定される。今後も業績拡大期待が資金を呼び込みやすいとみる。ターゲットは1,800円、ロスカットは1,260円

9474

1,600

1,100

地図情報断トツ。同社は上期(4-9月)の連結営業損益予想を従来の20億円の赤字から15億円の赤字(前年同期は3億円の赤字)に上方修正すると発表した。マーケティングソリューション関連の新規サービスにかかる広告宣伝費などが一部後ろ倒しになったほか、コロナ禍における営業活動の制約などにより費用が減少したことが寄与。内容としてはポジティブ色は薄いものの、ひとまず損失が想定より小さいことへの安心感が好感され、今後は堅実な動きを見せそうだ。ターゲットは1,600円、ロスカットは1,100円

9627

9,600

6,700

調剤薬局首位。1Q(5-7月)の連結営業利益は11.6億円(前年同期比70.3%減)と軟調な着地だった。主要のファーマシー事業において新型コロナウイルス感染症の影響による外来受診抑制に伴う処方箋枚数の減少がみられた。ただ、通期の営業利益予想168億円は据え置いており、決算発表後の売りの勢いは限定的。むしろ足元では約1年5カ月ぶりの高値を更新するなど強さが目立っており、今後も買いを集めやすいとみる。ターゲットは9,600円、ロスカットは6,700円

出所:DZHフィナンシャルリサーチが作成

  • 注目銘柄採用基準・・・東証1部上場銘柄で10/22現在、時価総額が5,000億円以下、配当利回りが0.5%以上、PERが15.0倍以上、PBRが3.0倍以下、信用倍率が7.0倍以下の中から、テクニカル面や業績面、話題性、成長性などを総合的に考慮してピックアップした。
  • 「目標株価(円)」・・・一目均衡表分析の値幅観測やフィボナッチ、株価の過去の節目などを基準に総合判断。
  • 「ロスカット株価(円)」・・・一目均衡表や移動平均線、株価の過去の節目などを用い総合判断。
  • ※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。
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