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週刊日本株式アウトルック

半導体株が出直る中、金融株買いが指数伸びしろのポイント

2020/10/9
提供:DZHフィナンシャルリサーチ 日本株情報部 東野幸利

来週の株式見通し(2020/10/12〜10/16)

来週(2020/10/12〜10/16)の日経平均株価の予想レンジは23,500円-24,000円。半導体関連株が再び盛り返してきたことで、グロース株が指数を支える展開が予想される。加えて、米金融機関の決算発表が予定されており、結果次第では米主要指数の伸びしろにインパクトを与える。国内ではハイテク株の一角に高値更新が目立つ中、米決算が出遅れ感のある銀行や証券といった金融株買いにつながるかが焦点となる。
一方、外部環境では、英・EU間の通商協定を巡る協議が予断を許さない状況であることや、米大統領選挙ではどちらかの陣営が敗北を認めるまではトランプ大統領の言動に左右される展開は変わらない。

マザーズ指数は2018年1月に付けた高値まであと僅か3%と、高値更新が視野に入っている。市場全体の過熱感を示す騰落レシオ(25日)も100%を少し上回る程度で過去と比べても過熱感はなく、小休止を入れずに一気に高値を更新する公算が大きい。東証1部でも個人の人気が高いソフトバンクGが8月の戻り高値を更新。高値圏でもみ合いの任天堂などにも追随する動きがあれば、相場全体の地合いは一段と好転するだろう。材料面では決算発表が多く予定されており、リスク選好で個人資金の参戦が活発化しそうだ。
一方、海外投資家の動きは鈍い。9月第5週(9/28〜10/2)の現物と先物を合算した売買は‐7,540億円と5週連続の売り越し。7,000億円超の売り越しは7月5週以来2カ月ぶりの水準である。10月は資金流入が多い月としても知られており、23,500円超えから一段高につながるような行動がみられるかが注目される。

国内の経済指標では、8月機械受注(10/12)に注目。海外の経済指標やイベントは、独10月ZEW景況感指数(10/13)、EU首脳会合(〜10/16)、米10月NY連銀景気指数、米10月フィラデルフィア連銀景気指数数、第2回米大統領候補者討論会(予定)(10/15)、米9月小売売上高、米9月鉱工業生産(10/16)などが注目材料となる。

日経平均株価(図表1)は直近高値を更新。もみ合いの範ちゅうを抜け出すような勢いはないものの、つたいながら強基調が続いている。売買代金は2兆円前後の推移で増加は見られないが、10/8はチャート上にマドを開けて上昇しており、目先の騰勢に注目したい局面だ。RSI(9日)は64.9%(10/8)と強弱の分岐となる50%を上回り、まだ過熱感はない。

一方、200日移動平均線(22,017円 10/8)の横ばいが続いている。当面は横ばい、ないしは下落基調になることも予想され、8月後半以降で繰り返してきた株価が高値を更新した直後に下押すような動きが続く可能性も高い。
200日移動平均線を割り込んだ7月末の安値からの上昇局面では、TOPIXが相場を主導している。だが、TOPIXは長期トレンドでみると依然として右肩下がりであり、9月の上昇で長期下降トレンドラインに差し掛かった状況にある。10月に上回れば大きなトレンド転換のサインとなるが、短期的には株価頭打ちのシナリオもある。
今のようなもみ合い相場はパターンこそ異なるものの、コロナショックで急落する前にもあった。2019年12月〜今年2月まで続いたもみ合いのあと、2018年10月(24,270円)の高値水準を前に急落した経緯がある。今回も75日移動平均線や200日移動平均線を下回るような動きになる場合、1月高値(24,083円)を前に比較的大きな下げにつながりかねない。

当面の上値のフシは、6/9高値から6/15安値までの下げ幅の1.5倍返し24,000円、6/9高値から6/15安値までの下げの倍返し24,841円などに注目。3/19安値から3/25高値までの上昇幅を6/15安値から上げた24,735円にも近く、上昇継続の場合の重要なフシとなる。

図表1:日経平均株価の日足チャート(2019/12/2-2020/10/8)
  • 出所:QUICKよりDZHフィナンシャルリサーチが作成

主要な国内経済指標の発表では、9月企業物価指数、8月機械受注(10/12)がある。

企業決算では、コスモス薬品、コーナン商事、アレンザHD、ヨンドシーHD、タマホーム、進和、スタジオアリス、AIT、ヒトコムHD、インタアクション、イージェイHD、サインポスト、トライステージ、中本パクス、AVANTIA、PCNET、東洋電、前沢工、エヌピーシー、メディカネット(10/12)、東宝、イズミ、Sansan、Jフロント、アークス、高島屋、メディアドゥ、パルGHD、ダイト、チームスピリト、PRTIMES、ラクトJPN、コシダカHD、古野電、モリト、住江織、ライトオン、ヴィッツ、ワッツ、ジェーソン、東名、フィルカンパニ、中北製、スタジオアタオ、シリコンスタシオ、アクアライン(10/13)、ABCマート、いちご、クリレスHD、サイゼリヤ、S Foods、コメダ、USENNEXT、IDOM、リンガハット、歌舞伎、UUUM、ロコンド、キャンドゥ、SFP、トランザクショ、ティアンドエス、大庄、エコス、リックソフト、ザイマックス、インタファクトリ、農総研、ノダ、シンメンテHD、識学、関通、ALiNK、247、エムビーエス、AHCG、クックビズ(10/14)、ファーストリテイ、出前館、ベイカレント、松竹、マネフォワ−ド、ウエストHD、不二越、TKP、北の達人、ドトル日レス、パソナG、テラスカイ、日本国土、日置電、サーバーワクス、ベクトル、RPA、松屋、MrMaxHD、ロゼッタ、ユーピーアール、ビザスク、三栄建築、セラク、バリュエンスH、ヨシムラフード、バロック、Gunosy、明光ネット、トウキョベース、グッドパチ、串カツ田中、佐鳥電機、Bエンジニア、DDHD、ウォンテッドリ、SERIOHD、エコモット、エディア、U&C(10/15)などが発表を予定している。

一方、海外の経済指標の発表やイベントでは、IMF・世銀年次総会(10/12〜10/18)、中国9月貿易収支(10/12)、独10月ZEW景況感指数、米9月消費者物価指数(10/13)、米9月生産者物価指数(10/14)、中国9月生産者物価指数、9月消費者物価指数、英EU間の自由貿易協定(FTA)交渉の期限(予定)、EU首脳会合(〜16日)、米10月NY連銀景気指数、米10月フィラデルフィア連銀景気指数数、第2回米大統領候補者討論会(予定)(10/15)、米9月小売売上高、米9月鉱工業生産、米8月対米証券投資(10/16)などがある。

米企業決算では、シティグループ、ジョンソン・エンド・ジョンソン、JPモルガン・チェース(10/13)、バンク・オブ・アメリカ、ウェルズ・ファーゴ、ユナイテッドヘルス・グループ(10/14)、モルガン・スタンレー、インテューイティブ・サージカル(10/15)などが発表を予定している。

来週の注目銘柄(2020/10/12〜10/16)

銘柄
コード

銘柄名

目標株価(円)

ロスカット
株価(円)

注目ポイント

2429

2,800

2,000

製造派遣・請負が主力。同社の上期(1-6月)の連結営業利益は28億円(前年同期比9.6%増)と増益で着地した。事業ポートフォリオによるリスク分散によって新型コロナウイルス感染症の影響を最小限にとどめられたほか、人材育成などが奏功したことで利益率の改善が進み、従来計画21億円を超過。株価は8月以降堅調で、一時は1年半超ぶりの高水準を更新した。それでも配当利回りは4%以上あり、今後も堅調なトレンドは続きやすいと考える。ターゲットは2,800円、ロスカットは2,000円

6369

3,000

2,070

石油・LNGタンク工事の業界大手。株価は8月に急騰し、その水準を保った状況で10月まで推移している。足元では13週移動平均線がサポートとして期待でき、今期予想PER12倍弱という割安感も買い安心感につながりそう。1Q(4-6月)が増収・営業黒字転換した業績拡大期待もあり、今後も資金流入は続くと考える。ターゲットは3,000円、ロスカットは2,070円

6486

1,070

740

NOK系列。新型コロナウイルス感染拡大の影響によって主に自動車・建設機械業界向け事業における国内外の販売が大幅に減少する見通しであり、上期(4-9月)の営業損益予想は24億円の赤字(前年同期は40億円の黒字)と軟調な計画となっている。しかし、悪材料の出尽くしと米国市場でのハイテク株高を背景に以降は堅調なモメンタムが続いており、9月には半年ぶりの高値を更新。目先では52週移動平均線が上値を抑えているものの、PBR0.5倍、配当利回り6%という割安感から今後は買いが徐々に優勢になるとみる。ターゲットは1,070円、ロスカットは740円

8934

1,200

830

不動産の売買、賃貸仲介から出発し、ビル管理、改修工事へ展開。1Q(4-6月)の連結売上高は137億円(前年同期比58.1%減)、営業利益は21億円(同78.8%減)は軟調な着地となったものの、株価には事前に悪材料が織り込まれていたため、決算発表以降は下値拾いの買いが活発となっている。9月には26週移動平均線を上抜けており、それによって騰勢はより強まった。配当利回りは5%弱と高水準であり、足元の良好なチャート形状も相まって、今後も買いは向かいやすいと考える。ターゲットは1,200円、ロスカットは830円

9717

2,000

1,400

システム開発・販売専業。3Q累計(12-8月)の営業利益は17億円(前年同期比9.9増)と堅実な伸びを見せた。株価は従来右肩上がりで推移していたため、決算発表後は利益確定売りが多く出たものの、売りは長くは続かず、25日移動平均線がサポートとなって再度反発。配当利回りが5%以上とあってそこを評価した買いは入りやすく、また業績の底堅さもプラスされており、今後も右肩上がりの推移は続く公算が大きいと考える。ターゲットは2,000円、ロスカットは1,400円

出所:DZHフィナンシャルリサーチが作成

  • 注目銘柄採用基準・・・東証1部上場銘柄で10/8現在、時価総額が500億円以下、PBRが1.5倍以下、配当利回りが4.0%以上、株価が5日・25日・75日移動平均線を上回っている中から、業績面、話題性、成長性などを総合的に考慮してピックアップした。
  • 「目標株価(円)」・・・一目均衡表分析の値幅観測やフィボナッチ、株価の過去の節目などを基準に総合判断。
  • 「ロスカット株価(円)」・・・一目均衡表や移動平均線、株価の過去の節目などを用い総合判断。
  • ※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。
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  • 本レポートは、株式会社DZHフィナンシャルリサーチ(以下、「DZH」と称します)により作成されたものです。本レポートは、DZHが信頼できると判断した各種データ、公開情報に基づいて作成しておりますが、DZHはその正確性、完全性を保証するものではありません。ここに示したすべての内容は、DZHで入手しえた資料に基づく現時点での判断を示しているに過ぎません。DZHは、本レポート中の情報を合理的な範囲で更新するようにしておりますが、法令上の理由などにより、これができない場合があります。
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