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週刊日本株式アウトルック

方向感乏しく弱含む場面も、TOPIXの長期下降トレンドラインが重荷

2020/10/2
提供:DZHフィナンシャルリサーチ 日本株情報部 東野幸利

来週の株式見通し(2020/10/5〜10/9)

来週(2020/10/5〜10/9)の日経平均株価の予想レンジは22,900円-23,400円。方向感に乏しい中で弱含む場面が増えそうだ。業績の先行き見通しに関しては依然として不透明感が拭えない。経済政策への期待が支えとなる中、新型コロナの影響で悪化した業績の織り込みは進んでいる。とはいえ、米大統領選挙が近いことや、米中ハイテク摩擦への警戒も根強い。新型コロナの感染再拡大も懸念されており、欧米の景況感改善スピードの鈍化がみられる場合は株価の下押し要因になる。
一方、10月は海外投資家による資金流入が多い月としても知られており、国内勢の投資マインドの減退を抑制する。特に、今年は経済政策「スガノミクス」に対する海外からの注目度が高い。中国本土市場では国慶節の休場が続くことで取引時間中の材料は限られるものの、米国株の戻り歩調が保てれば循環物色を通じて底堅い地合いは続く公算が大きい。

来週はノーベル各賞の発表があり、受賞に関連する国内企業があれば物色人気が高まる公算が大きい。一方、決算が多くなることに加え、週末に安川電機が発表を予定している。2021年2月期1Q(3-5月)はACサーボモータ・コントローラ事業で5G関連の中国での売り上げが回復したものの、ロボット事業の自動車関連向け落ち込みが響いた。一方、最近は全般的に自動車関連の持ち直しが伝えられている。株価への織り込みは翌週とはなるものの、実際に回復基調がみられれば設備投資関連には好材料だ。
国内の経済指標では、9月都心オフィス空室率、9月景気ウォッチャー調査(10/8)に注目。海外では、米9月ISM非製造業指数(10/5)、FOMC議事録(9/15〜9/17開催分)(10/7)などが注目材料となる。


半年運用するならどの月の投資が有効か。仮に、TOPIX(東証株価指数)ベースで半年運用をした場合、1990年以降と2000年以降などでみると、10月がベストとなる(図表1)。セルインメイ「5月に売れ!」というけれど、9月に戻ることも忘れてはいけない、過去の実績でもアノマリーが確立されているようだ。
日経平均株価、TOPIXとも200日移動平均線を割り込んだ7/31以降、海運や陸運、商社など内需・外需問わずに幅広い業種が買われ、TOPIXの優位性が目立っている。ただ、日経平均株価とは違って、TOPIXは2018年高値からは右肩下がり。2018年高値からの下降トレンドラインの水準が1,600ポイント台半ばに控えている。
米ダウ平均、ナスダックともようやく下げ止まる雰囲気が出てきているが、10月はどこかで戻り高値を付ける可能性が高い。米国株の戻りが一巡するタイミングと、TOPIXがトレンドラインに到達する水準が反転下落の変化日になることも想定される。トレンドラインを上回れば大きなトレンド転換のサインとなるが、短期的には頭打ちの可能性の方が高いとみられる。10月の市場参入がベストとはいっても、今年は米大統領選挙前の波乱要素もあり、注意が必要である。

(図表1)
  • ※単位は%

日経平均株価(図表2)は高値更新直後に大幅安になる展開が続いている。9/29には9月末の権利落ち分約142円を即日埋め戻す動きをみせたが、翌日は25日移動平均線(23,273円 9/30)を割り込む安値引け。RSI(9日)は39.5%(9/30)と強弱の分岐となる50%を明確に下回り、調整が長引く可能性が高まった局面にある。9/24安値(23,039円)を下回ると、75日移動平均線(22,810円 同)が目先の下値の目安となる。
一目均衡表では遅行スパンの好転が続いていることや、基準線(23,108円 同)上は維持している。そのため、売り転換の判断は時期尚早であるが、基準線を下回れば遅行スパンも逆転につながる公算が大きく、短期的には注意が必要である。

もみ合い基調が維持できたとしても、上値の重さが続くようだとまもなく200日移動平均線(22,016円 同)が下落基調に変わるネガティブな要因が増える点にも留意したい。パターンは異なるものの、今のようなもみ合い相場はコロナショックで急落する前にもあった。2019年12月〜今年2月まで続いたもみ合いのあと、2018年10月(24,270円)の高値水準を前に急落した経緯がある。今回も仮に200日移動平均線を下回るような動きになる場合、1月高値(24,083円)を前に比較的大きな下げにつながるだろう。

図表2:日経平均株価の日足チャート(2019/12/2-2020/9/30)
  • 出所:QUICKよりDZHフィナンシャルリサーチが作成

主要な国内経済指標の発表では、8月景気動向指数(10/7)、9月都心オフィス空室率、9月景気ウォッチャー調査、地域経済報告(さくらレポート)(10/8)、8月家計調査、8月毎月勤労統計調査(10/9)がある。

企業決算では、クリエイトSDH、WNIウェザー、フジ、オークワ、薬王堂HD、トーセイ、マルカ、毎コムネット(10/5)、イオンモール、U.S.M.H、サンエー、三協立山、わらべや、日本BS放、アオキスーパー、フェリシモ(10/6)、ファミリーマート、ウエルシアHD、イオンFS、壱番屋、イオンディライ、ベル24HD、MV西日本、MV東海、サーラ、ファンタジー、Fブラザース、天満屋ス(10/7)、7&I−HD、ローソン、良品計画、久光薬、SHIFT、ベルク、ディップ、乃村工、リソー教育、クリーク&リバ、北興化、明光ネット、オオバ、キャリアリンク、マルマエ、エルテス(10/8)、安川電、マニー、ライフコーポ、JINSHD、サカタのタネ、OSG、島忠、吉野家HD、近鉄百、技研製、竹内製作、ローツェ、ニッケ、リテールPT、大黒天、プレナス、カーブスHD、ワキタ、CSP、オンワードHD、キリン堂HD、ライク、マルゼン、柿安本店、東京個別、カネ美食品、カンセキ、ヤマザワ、イワキ、タキヒヨー、エスクローAJ、小津産業、ブロッコリー、霞ヶ関キャ、日フイルコン、jGroup、エクスモーション、メディ工房(10/9)などが発表を予定している。

一方、海外の経済指標の発表やイベントでは、ノーベル医学生理学賞発表、米9月ISM非製造業指数(10/5)、ノーベル物理学賞発表、米8月貿易収支(10/6)、ノーベル化学賞発表、FOMC議事録(9/15〜9/17開催分)、米8月消費者信用残高(10/7)、ノーベル文学賞発表(10/8)、ノーベル平和賞発表(10/9)などがある。

来週の注目銘柄(2020/10/5〜10/9)

銘柄
コード

銘柄名

目標株価(円)

ロスカット
株価(円)

注目ポイント

1930

1,560

1,080

電気工事会社。1Q(4-6月)の売上高は102億円(前年同期比0.7%増)、営業利益は5億円(同16.4%減)とさえない着地となったものの、株価に至っては堅調そのもので、一時は2年超ぶりの高水準をつけた。チャート形状として多少過熱感はあるものの、今期予想PER11倍、PBR0.8倍という割安感から中・長期的に買いは継続しやすそうだ。増配基調が続いていることも買い材料とみて、今後も右肩上がりの値動きが続くとみる。ターゲットは1,560円、ロスカットは1,080円

4433

1,800

1,240

光回線、携帯、家電など営業支援。同社の3Q(9-5月)累計の連結営業利益は25.5億円(前年同期比7.6%増)だった。アウトソーシング事業におけるインサイドセールスの展開拡大に加え、大手通信キャリアの新規案件上乗せなどが寄与した。株価は4月以降横ばいが続いていたものの、9月に入ってからは騰勢を強めており、出遅れ感が修正されるとの期待から今後も買いは向かいやすいと考える。ターゲットは1,800円、ロスカットは1,240円

4845

1,380

950

サイト内検索など、企業向けASP(アプリケーションサービスプロバイダー)サービス展開。ソフトブレーン株の売却益などが寄与し、今期の営業利益予想は前期比3倍以上と好調な見通しだ。加えて、同社は官民共創を展開するパブリックドッツ&カンパニーと業務提携した。これにより、両社は全国の自治体デジタル化を支援する。省庁のデジタル化は市場にて注目度の高いテーマでもあるため、今後も成長を期待した買いは向かいやすいとみる。ターゲットは1,380円、ロスカットは950円

4979

1,740

1,200

農薬と肥料の開発・製造企業。上期(1-6月)の営業利益は14億円(前年同期比3.0%増)で、通期見通しも同額の14億円(前期比30.5%増)となっている。逆境下での強さも注目を集めやすく、株価は8月下旬以降強い値動きで、2月上旬の水準を回復。売上の伸びはもともと堅調で、利益水準こそ多少不安定なものの、配当の引き上げと水準維持に安心感があり、個人投資家の資金流入につながりそう。今後もしっかりとした展開を見せると考える。ターゲットは1,740円、ロスカットは1,200円

9384

1,670

1,160

独立系の国際海上輸出混載首位。新型コロナウイルス感染拡大を受けて各国の貿易が落ち込む中、今期上期(1-6月)の連結営業利益は6.1億円(前年同期比14.6%減)と軟調となった。足元では新型コロナウイルスの感染緩和に向けた期待を背景に株価は右肩上がりの推移を見せており、堅調なモメンタムがさらなる買いを呼び込みやすい状況。今期予想PER11倍弱は割安感が強いと考える。ターゲットは1,670円、ロスカットは1,160円

出所:DZHフィナンシャルリサーチが作成

  • 注目銘柄採用基準・・・東証1部上場銘柄で9/30現在、時価総額が1,000億円以下、PERが20.0倍以下、株価が25日・75日移動平均線を上回っている中から、業績面、話題性、成長性などを総合的に考慮してピックアップした。
  • 「目標株価(円)」・・・一目均衡表分析の値幅観測やフィボナッチ、株価の過去の節目などを基準に総合判断。
  • 「ロスカット株価(円)」・・・一目均衡表や移動平均線、株価の過去の節目などを用い総合判断。
  • ※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。
  • ※NISA口座で上場株式等の配当金を非課税で受け取るためには、配当金の受領方法を「株式数比例配分方式」に事前にご登録いただく必要があります。

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