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週刊日本株式アウトルック

日本株はマザーズ市場の底堅さ次第、来週は為替市場にも注目か

2020/9/4
提供:DZHフィナンシャルリサーチ 日本株情報部 東野幸利

来週の株式見通し(2020/9/7〜9/11)

来週(2020/9/7〜9/11)の日経平均株価の予想レンジは22,900円-23,300円。メジャーSQを前に方向感に乏しい展開が予想される。日本株への押し目買い意欲を左右するのは、米主要指数の急落後の動向だ。これまでも急落後に必ず持ち直してきた米主要指数ではあるが、GAFAM中心にリバウンド相場がみられるかがカギとなる。また、為替市場ではドル円が変化週を迎えることから、円安に振れれば景気敏感セクターへの下支え要因となる。
一方、マザーズ指数が大きく崩れると、日本株全般への売り圧力が波及する公算が大きい。9/7の米レイバーデー明けには米上院議会が再開される。米大統領選挙を控え、追加経済対策をめぐる与野党の攻防が予想され、不安定な株式市場の重荷となる。翌週は自民党総裁選(9/14)や米連邦公開市場委員会(FOMC、9/15-16)も控えており、様子見姿勢が一段と強まりやすい。
菅官房長官の自民党総裁選への出馬意向を受け、地方創生への思惑から地銀などに物色がみられ、「スガノミクス」期待が先行している。一方、FOMCではフォワードガイダンスの強化や量的金融緩和の拡大観測が高まっているが、4日に発表される米8月雇用統計の結果次第では三連休明けの波乱要因になりかねない。
物色面では手詰まり感が強い。バリュー、グロースの極端な偏りも解消され、決算発表やテーマ性のある銘柄への物色が中心か。

日経平均株価(図表1)は順調に水準を切り上げている。8/14高値(23,338円)更新直後、8/28には強い陰線を形成。だが、早期に10日移動平均線(23,153円 9/3)上を回復し、先高期待を維持する動きとなっている。3/19安値(16,358円)を起点に7/31安値(21,710円)を通る右肩上がりの下値支持線(A)、6/9高値(23,185円)を起点とする右肩下がりの支持線(B)、25日移動平均線(22,877円 同)などフシが集中する水準から反発しており、今後も下押す場面では下値のフシとなる。

RSI(9日)は69.8%(9/3)に上昇。株価の高値更新と同時に、過熱ゾーンに向けて騰勢を強められるかが焦点だ。TOPIXも6月高値を終値で上回り、ポジティブ要因が増えている。
当面の上値のフシは、昨年11月高値レベルの23,600円処、6/9高値から6/15安値までの下げ幅の1.5倍返し24,000円処。とりわけ、2018年10月高値を起点に今年1月高値を通る上値抵抗線が24,000円処を通っている。ほか、6/9高値から6/15安値までの下げの倍返し24,841円に注目。3/19安値から3/25高値までの上昇幅を6/15安値から上げた24,735円にも近く、上昇継続の場合の重要なフシとなる。

一方、もみ合いが長引く要因として注意が必要なのは、200日移動平均線(22,017円 同)の傾きである。現在は横ばいで推移しているが、株価の上値の重さが続くようだと、まもなく下落基調に変わるネガティブな要因が増える。今のようなもみ合い相場はコロナショックで急落する前にもあった。2019年12月〜今年2月まで続いたもみ合いのあと、2018年10月(24,270円)の高値水準を前に急落した経緯がある。今回は(B)の下値支持線や200日移動平均線を下回ると、1月高値(24,083円)を前に、比較的大きな下げがあっても不思議ではない。

図表1:日経平均株価の日足チャート(2019/8/1-2020/9/3)
  • 出所:QUICKよりDZHフィナンシャルリサーチが作成

主要な国内経済指標の発表では、7月家計調査、7月毎月勤労統計調査、4-6月期GDP確報値、8月景気ウォッチャー調査(9/8)、7月機械受注(9/10)、8月企業物価指数、7-9月期法人企業景気予測調査、メジャーSQ(9/11)
がある。

企業決算では、ファーマフーズ、アスカネット、萩原工業、トーホー、学情、インスペック(9/7)、スバル興、Casa、OSGコーポ、アルトナー、ミライアル(9/8)、アセンテック、楽天地、トビラシステム、グッドコムA、Bガレージ、ベステラ、アゼアス、B&P、ハウテレビ(9/9)、積水ハウス、神戸物産、クミアイ化、ラクスル、ドーム、シーイーシー、ステムリム、セルソース、ネオジャパン、JDI、鎌倉新書、ACCESS、gumi、テンポスHD、オハラ、サムコ、アイモバイル、MacbeeP、トーエル、ギグワークス、イムラ封筒、神島化、クシム、トップカルチャ、シャノン(9/10)、JMHD、ヤーマン、正栄食、三井ハイテ、プロレド、HEROZ、レオパレス21、シーアールイー、丸善CHI、丹青社、J.S.B.、イトクロ、稲葉製作、シルバーライフ、巴工業、フリービット、エイチーム、鳥貴族、ナカノフドー、菊池製作、モルフォ、OS映、SKIYAKI、トルク、ウエスコHD、フルスピード、UMCエレ、はてな、Fringe81、フィット(9/11)
などが発表を予定している。

一方、海外の経済指標の発表やイベントでは、中国8月貿易収支(9/7)、米7月消費者信用残高(9/8)、中国8月生産者物価指数、中国8月消費者物価指数(9/9)、ECB定例理事会(ラガルド総裁会見)、米8月生産者物価指数(9/10)、米8月消費者物価指数、米8月財政収支(9/11)などがある。

なお、9/7の米国市場はレイバーデーで休場となる。

来週の注目銘柄(2020/9/7〜9/11)

銘柄
コード

銘柄名

目標株価(円)

ロスカット
株価(円)

注目ポイント

1835

3,500

2,400

線路の維持補修や駅舎など鉄道工事に強いゼネコン。今期1Q(4-6月)の連結売上高は226億円(前年同期比2.5%減)と小幅に減少したものの、営業利益は19億円(同39.5%増)と大きく伸びた。工事原価の低減が大きく寄与。リリース後に株価は大きく上昇し、足元では13週移動平均線を上抜ける動きも見せている。近年のトップラインの堅調な伸びと、今期予想PER10倍強という割安感、配当利回り3%弱という魅力から、今後も買いは優勢化すると考える。ターゲットは3,500円、ロスカットは2,400円

2121

3,400

2,350

スマホゲーム「モンスターストライク」が収益柱。株価は3月以降、新型コロナウイルスの蔓延に伴う巣ごもり需要の拡大期待を背景に強い動きを継続している。足元では約1年半ぶりの高値を更新。良好なモメンタムを背景に買いが買いを呼ぶ流れとなっている。バリュエーション面では、配当利回りが4%超と高水準で、この点も個人投資家による買いを誘いそうだ。ターゲットは3,400円、ロスカットは2,350円

2154

1,500

1,050

製造系技術者派遣・請負と開発系技術者派遣の2本柱。前期の連結営業利益は47億円(前期比18.4%減)と減少したものの、今期計画は48億円(前期比2.9%増)と若干回復する見通しとしている。製造系領域において人材需要の動向を見極めるほか、効率的な事業運営の仕組みを整えるという。株価は3月以降堅調そのもので、それでも今期予想PERは18倍台とさほど割高感はなく、配当利回りは3%強と高めなため、今後も資金は流入しやすいと考える。ターゲットは1,500円、ロスカットは1,050円

7673

1,600

1,100

電線・ケーブル、通信機器などの商社。5月には東証2部から同1部へ市場変更すると発表した。また、今期の営業利益予想は8.1億円(前期比5.7%増)と伸びる見通し。4K・8K放送の基盤となるFTTH(光ファイバーケーブルを家庭に直接引き込んだネットワーク回線)化が継続することが予想され、FTTH案件や5G基地局を結ぶ光伝送路案件などの獲得に取り組む。株価は、上記のような買い材料がありながらも5月以降弱含んで推移しており、出遅れ感が目立つ。今後は下値拾いの買いが優勢になると考える。ターゲットは1,600円、ロスカットは1,100円

9624

1,700

1,200

建設コンサル上位で公共向けが大半。足元では量子コンピューターという成長テーマのもと、業績拡大期待が高まっている。同社は将来の効率的な電力マネジメントに向け、電力の配電に伴う電力ロスを最小化する配電網の作成方法に関する特許を取得したと発表。再生可能エネルギーやスマートシティー関連事業への展開なども視野に入れており、市場では資金が流入している。今期予想PERは10倍弱と低いことから、成長性を織り込むための上方調整が今後も続くと考える。ターゲットは1,700円、ロスカットは1,200円

出所:DZHフィナンシャルリサーチが作成

  • 注目銘柄採用基準・・・東証1部上場銘柄で9/2現在、時価総額が5,000億円未満、配当利回りが2.5%以上、PBRが3.5倍以下、株価が10日・25日移動平均線を上回っている中から、業績面、話題性などを総合的に考慮してピックアップした。
  • 「目標株価(円)」・・・一目均衡表分析の値幅観測やフィボナッチ、株価の過去の節目などを基準に総合判断。
  • 「ロスカット株価(円)」・・・一目均衡表や移動平均線、株価の過去の節目などを用い総合判断。
  • ※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。
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