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2024-05-11 20:23:45

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週刊日本株式アウトルック

小型グロースの優位性続く、決算一巡で主力大型は弱含み

2020/5/22
提供:DZHフィナンシャルリサーチ 日本株情報部 東野幸利

来週の株式見通し(2020/5/25〜5/29)

来週(2020/5/25〜5/29)の日経平均株価の予想レンジは20,000円-20,800円。東京株式市場は経済活動再開による景気回復期待と、米中関係悪化を伝える報道などが綱引きする展開が予想される。国内企業の決算発表は残っているものの反応はより目先的な動きにとどまり、先物主導で指数の動きがクローズアップされそうだ。

5/21に安倍首相は新型コロナウイルス特措法に基づく緊急事態宣言を大阪、京都、兵庫の近畿3府県で解除すると表明した。この週末・土日の人出の動向次第では、小売や外食ほか、関西地盤の銘柄に物色が向かう可能性がある。残る北海道、東京、神奈川、埼玉、千葉の5都道県については5/25をめどに解除の可否を判断する見込みとなっており、経済活動再開への期待が週前半は相場を支える公算が多い。
一方、5/14の39県の解除で全面解除は織り込んでいることや、米中関係悪化も再び台頭しており、これ以上上値を買えない雰囲気が強まっていることも確かだ。バイオ株に対する材料への反応が相対的によいのも、株買いが期待感にとどまっている証左である。海外投資家の日本株売りも続いている。
実際の経済データが出てくるまでは回復への期待感が相場を支えるだろうが、想定以上の数値を示せない場合は株価の売り要因となる。トランプ米大統領の発言にも要注意である。通商問題や次世代ハイテク分野への覇権争いに加え、新型コロナウイルスの感染拡大の追及・賠償などに焦点が移ってくる可能性が高い。
そういった意味でも、東京株式市場は小型株、強いてはマザーズ市場の強さにベットする動きが断続的に続くだろう。

主要な国内経済指標の発表では、4月失業率、4月有効求人倍率、4月鉱工業生産(5/29)などに注目。海外の経済指標は、独5月Ifo景況感指数(5/25)、米5月消費者信頼感指数(5/26)、ベージュブック(5/27)、米1-3月期GDP改定値、米4月耐久財受注(5/28)などが注目となる。

日経平均株価(図表1)は10日移動平均線(20,287円 5/21)を下値で意識して緩やかな戻り歩調にあるが、短期的には上昇が加速する可能性が高まった状況にある。1月高値から3月安値までの下げに対する半値戻し(20,237円)を達成した水準から先週はもたつき感もみられたが、5/19にはマドを伴って戻り高値(20,534円)を更新、先高期待が継続している。

直近では、75日移動平均線(20,410円 同)を下値で意識し切り上げる格好となっているが、同線は依然として下落基調にあり下押し圧力も強い。100日移動平均線(21,249円 同)が上値に控えている点も気がかりである。黄金分割比率である61.8%戻しの水準が21,150円、昨年10/4安値21,276円の上値のフシがある点も踏まえると、水準到達後の調整局面入りを想定する必要はあるだろう。
2018年以降の価格帯別の累積売買代金をみると、21,000円以上から500円刻みで200兆円前後の大量の売買が過去にあったことがわかる。3月に向けての急落過程で、買い持ちの整理は大幅に進んだ可能性もあるが、戻り待ちの売りが強くなる水準と判断できる。
安値同士をつないだ下値支持線と高値同士をつないだ上値抵抗線が、上向きながら収れんに近く、突然の急落を招きやすいパターンで動いている点にも留意しておきたい。

日柄面では、1/17高値から3/19安値までの「43」日の対等日柄が5/25に到来する。3/19安値から基本数値の「42」にも近く、5/22〜5/25は高値変化日になる可能性も考えられる。

図表1:日経平均株価の日足チャート(2019/4/1-2020/5/21)
  • 出所:BloombergよりDZHフィナンシャルリサーチが作成

主要な国内経済指標の発表やイベントは、4月企業サービス価格指数(5/26)、4月失業率、4月有効求人倍率、4月鉱工業生産、5月住宅着工統計(5/29)などがある。

企業決算では、味の素、清水建、名鉄、王子HD、THK、特殊陶、ベネッセHD、日製鋼、郵船、日立化、トリドールHD、H2Oリテイル、モスフード、南都銀、日立造、三星ベ、タカラレーベン、フラベッドH、JKHD、リニカル、日ケミコン、GTS、リソル、トーヨーカネツ、指月電、ライドオンEX、Ubicom、イトーキ、スペースVHD、八千代工、電子材料、イノベーション(5/25)、スズキ、出光興産、いすゞ、西武HD、空港ビル、東芝テック、コニカミノルタ、理ビタミン、サカタインクス、極東開、小森、アルコニックス、トピー、前澤給、酉島製、ホッカンHD、萩原電気、シンニッタン、片倉コープ、大興通、プラネット(5/26)、リクルートHD、三菱マ、ダイセル、KYB、ツガミ、ワタミ、三信電、VTHD、SRAHD、幸楽苑HD、大崎電、日樹工、スズデン、ヴィアHD、要興業、Mimaki、水道機、ポート(5/27)、大塚HD、東レ、日立建、ヒロセ電、丸井G、エア・ウォーター、ニコン、住友重、三谷商、メニコン、DMG森精、フジクラ、新電元、菱洋エレク、アイダ、保土谷、ヨロズ、PS三菱、TOWA、ニチリン、エイチワン(5/28)、日立、オリンパス、ヤマハ発、LIXIL G、住友林、富士電機、洋缶HD、戸田建、グローリー、三井金、武蔵精密、クオールHD、大日精、ベルパーク、ジョイフル、PSS、日トムソン、東邦鉛、MRK HLD、三城HD、星医療、イデアインター、日石輸、コナカ、ZUU、INC、夢展望(5/29)などが発表を予定している。

一方、海外の経済指標は、独5月Ifo景況感指数(5/25)、米3月FHFA住宅価格指数、米3月S&Pコアロジック・ケース・シラー住宅価格指数、米5月消費者信頼感指数、米4月新築住宅販売(5/26)、ベージュブック(5/27)、米1-3月期GDP改定値、米4月耐久財受注、米4月NAR仮契約住宅販売指数(5/28)、米4月個人所得・個人消費支出(5/29)などがある。

米企業決算では、ヒューレットパッカード(5/27)、コストコ・ホールセール、セールスフォース・ドットコム、ダラーツリー、ダラーゼネラル、ギャップ(5/28)などが予定している。

来週の注目銘柄(2020/5/25〜5/29)

銘柄
コード

銘柄名

目標株価(円)

ロスカット
株価(円)

注目ポイント

1332

620

430

水産大手。同社は2021年3月期通期の営業利益予想を190億円(前期比16.8%減)と発表した。新型コロナウイルスによる影響が2Qまで継続すると想定。併せて発表した2020年3月期の営業利益は228億円(前の期比5.3%増)だった。南米鮭鱒養殖事業の大幅増益に加え、グローバルでの食品事業が寄与した。前期の増益が好感され、リリース後に株価は上昇。それでも今期予想PERは依然として10倍を下回っており、割安感から今後も資金は流入しやすいと考える。ターゲットは620円、ロスカットは430円

3228

1,550

1,080

1次取得者向け戸建て住宅販売、木造3階建てで定評。同社が直近で発表した2020年8月期上期(9-2月)の営業利益は30億円(前年同期比43.8%減)と大きく減少した。ただ、通期の計画である114億円(前期比8.7%増)を据え置いている。不動産業・受注商売ということで今後大きな受注を得る可能性もあり、計画達成の期待はまだ持てる。チャートも3〜4月以降は堅実な持ち直しを見せており、買い安心感も感じられる。こういった要素を背景に、今後も買われやすいとみる。ターゲットは1,550円、ロスカットは1,080円

7215

880

600

自動車外装部品と新車販売時装着のオプション用品も手がける。世界的に新型コロナウイルス対策としてなされたロックダウン(都市封鎖)措置が徐々に解除される中、自動車・部品株などの景気敏感業種には追い風が吹いている。同社の株価は4月からの戻りが非常に緩慢なものの、今期予想PER3倍という割安感から、じわじわと下値を拾う買いが入ると考える。テクニカル的にも13週移動平均線を上抜ける目前であり、今がエントリーのタイミングとして良さそうだ。ターゲットは880円、ロスカットは600円

8928

2,100

1,460

四国のマンション分譲首位級。2020年6月期3Q累計(7-3月)の営業利益は30億円(前年同期比31.4%減)と軟調な着地となった。ただ、悪材料の出尽くし感や株主優待の拡充、そのほか今期予想PER5倍前後という割安感から、株価は3月下旬以降強い勢いで上昇している。足元では26週移動平均線も上抜けるといったテクニカル的ポイントも見てとれ、今後も強いトレンドをフォローする買いが向かうと考える。ターゲットは2,100円、ロスカットは1,460円

9101

1,940

1,350

海運で国内首位。足元では、2020年3月期の経常損益が450億円程度の黒字(前の期は20億円の赤字)だったと報じられた。他の海運大手と出資するコンテナ船事業の堅調に加え、医療物資などの輸送需要増で航空貨物ビジネスの採算も改善し、従来予想を50億円ほど上回ったという。新型コロナウイルスに伴う経済低迷で運送需要の縮小が懸念されていたものの、医薬品輸送の増加によって相殺された形であり、ポジティブに評価できる。チャートの戻りも堅調で、リスク回避後退の中で今後もしっかりとした推移を見せると考える。ターゲットは1,940円、ロスカットは1,350円

出所:DZHフィナンシャルリサーチが作成

  • 注目銘柄採用基準・・・東証1部上場銘柄で5/20現在、時価総額が3,000億円以下、PBRが1.0倍以下、配当利回りが1.5%以上、株価が10日移動平均線や25日移動平均線を上回っている中から、業績面、話題性、成長性などを総合的に考慮してピックアップした。
  • 「目標株価(円)」・・・一目均衡表分析の値幅観測やフィボナッチ、株価の過去の節目などを基準に総合判断。
  • 「ロスカット株価(円)」・・・一目均衡表や移動平均線、株価の過去の節目などを用い総合判断。
  • ※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。
  • ※NISA口座で上場株式等の配当金を非課税で受け取るためには、配当金の受領方法を「株式数比例配分方式」に事前にご登録いただく必要があります。

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