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2020-10-25 11:37:09

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週刊日本株式アウトルック

小型株物色が市場ムードを改善、日経平均のもみ合い放れはドル円の動向次第か

2020/4/17
提供:DZHフィナンシャルリサーチ 日本株情報部 東野幸利

来週の株式見通し(2020/4/20〜4/24)

来週(2020/4/20〜4/24)の東京株式市場は買い優勢か。日経平均株価の予想レンジは19,200円-20,300円。新型コロナウイルスの感染者数や経済活動に関連する報道は引き続き重荷となるが、ハイテク株が戻りをけん引する米主要指数が上昇基調を維持するかが焦点となる。一方、為替市場ではドル円が3月安値〜高値までの半値押し(106.40円)を下値水準として意識している。日経平均株価が現在のもみ合いから再び戻り歩調を強めるためには、円安方向に強い動きが必要だろう。
 
新興市場では個人投資家の物色が旺盛でジャスダック平均の連騰、マザーズ銘柄を中心に上昇の勢いが強まっている。ただ、日経平均株価やTOPIX(東証株価指数)に先行して上昇している感は否めず、来週のマザーズ指数は上値のフシとなる750ポイント付近でいったん頭打ちが予想される。
今週は東証1部市場でも特に規模別では小型株が強い場面があった。売買代金の増加が見込みづらい中、材料やテーマ性、割安感のある小型株物色は続く公算が大きい。上述したように円安方向に振れが続けば、今週下げが目立った自動車株を中心に大型株の上昇も見込める展開になりそうだ。4/23には、キヤノン、オムロン、ディスコなどハイテク株の決算発表も予定されており、同業や同業種への連想につながる主力株だけに注目が集まる。
 
一方、米国の景気後退、原油相場の下落による逆オイルショック、FRBの大規模ドル資金供給による将来のドル余剰など、一気にドル安方向に発散する懸念材料も残っている。米国株の戻りが一巡したあとの調整の勢い次第では、予想以上の経済指標の悪化などを背景にドル売り圧力が強まることが予想される。

米国では来週も、IBM(4/20)、コカ・コーラ、ネットフリックス(4/21)、インテル(4/23)、アメリカン・エキスプレス(4/24)などが決算発表を予定しており、反発基調を強める米国株の反応や、日本時間早朝のダウ先の動向などが日々の方向感の決め手となる。
海外の経済指標では、独4月ZEW景況感指数、米3月中古住宅販売(4/21)、独4月Ifo景況感指数、米3月耐久財受注(4/24)などが重要となる。

日経平均株価(図表1)は3/25に付けた戻り高値(19,564円)を更新。25日移動平均線(18,432円 4/16)の下落基調は続くが、5日移動平均線(19,404円 同)や10日移動平均線(19,106円 同)を下値で意識しながら、底堅く推移している。
RSI(9日)は73.7%(4/16)とやや低下。短期的には過熱ゾーンで上昇の勢いが減速する可能性は高いが、上述した高値更新によって上値余地は拡大した公算が大きい。来週は25日移動平均線の上昇基調が強くなることも支援材料になる。

一方、米国市場のダウ平均が2月高値から3月安値までの半値戻し(23,890ドル)を達成しており、達成感から再び大きな調整に入る場合、日経平均株価も4/3安値(17,646円)に向けて下値を試す展開が予想される。ダウ平均の半値戻しよりも上方で注意が必要な水準は、2/28安値であり、昨年6/3安値でもある、24,680ドル付近であり、そこで頭打ちになる場合にも留意が必要である。

短期的な上値メドは、昨年8/6安値20,110円前後、昨年10/4安値21,276円前後。21,000円〜23,000円は過去の累積売買代金が積み上がっている水準でもあり、上値抵抗が極端に強くなる公算が大きい。下値メドは、25日移動平均線や4/3安値17,646円前後、下方のマド埋めとなる17,000円前後が考えられる。

図表1:日経平均株価の日足チャート(2019/4/1-2020/4/16)
  • 出所:BloombergよりDZHフィナンシャルリサーチが作成

主要な国内経済指標の発表やイベントは、3月貿易収支(4/20)、3月全国消費者物価指数、3月企業サービス価格指数(4/24)などがある。

企業決算では、ネオス、ライフフーズ、東天紅(4/20)、マクアケ、KOA、ベクター、幸和製作(4/21)、サイバエージ、キヤノンMJ、ジャフコ、キヤノン電、モバファク、光世証(4/22)、中外薬、キヤノン、オービック、オムロン、ディスコ、OBC、ネットワン、菱鉛筆、ナガセ、蝶理、エレマテック、JFE−SI、高純度化、レッグス、A&T、DNAチップ(4/23)、ファナック、エムスリー、野村HD、アドバンテ、MonotaRO、野村不HD、富通ゼネ、アマノ、沖縄セルラー、カワチ薬品、アイチコーポ、未来工業、エンプラス、日車輌、サーティワン、モーニングスタ、ジェコス、岩井コスモ、NTTDIM、伊勢化、FFE&C、JFEコンテナ、東洋機械、イーブック、小野測、Sシャワー、日鋳造、太洋工業、環境管理、東邦レマック、篠崎屋(4/24)などが発表を予定している。

一方、海外の経済指標は、独4月ZEW景況感指数、米3月中古住宅販売(4/21)、米3月新築住宅販売(4/23)、独4月Ifo景況感指数、米3月耐久財受注(4/24)などがある。
 
米企業決算では、ハリバートン、IBM(4/20)、スナップオン、フィリップモリス、ロッキード・マーティン、トラベラーズ、コカ・コーラ、ネットフリックス(4/21)、バイオジェン、AT&T、ザイリンクス、ネクステラ・エナジー(4/22)、インテル、ユニオン・パシフィック(4/23)、ベライゾン・コミュニケーションズ、アメリカン・エキスプレス(4/24)などが予定している。

来週の注目銘柄(2020/4/20〜4/24)

銘柄
コード

銘柄名

目標株価(円)

ロスカット
株価(円)

注目ポイント

4246

630

430

インパネやバンパー、バックドアなど自動車樹脂部品製造。2月に発表した2020年3月期3Q累計(4-12月)の決算は営業利益が69億円(前年同期比35.0%減)と大きく減少した。株価はこれを嫌気して下落したものの、400円付近で底打ち感が強まり、その後はもみ合いを見せている。欧州圏で新型コロナウイルスの感染の拡大ペースに鈍化の兆しが見られたことで主要取引先であるマツダの株価は持ち直す動きを見せており、ダイキョーニシカワについても出遅れながら今後は買い戻しが向かいやすいとみる。ターゲットは630円、ロスカットは430円

8881

510

360

東京、神奈川中心にマンション展開。新型コロナウイルスの感染拡大とそれに伴う景気後退懸念、不動産業種の急落を受けて、株価は2月以降下落の一途を辿ってきた。しかし、3月中旬には一時大きく反発する場面が見られ、4月に入ってからも25日移動平均線を上抜けるなど強い値動きが見られている。今期予想PERは4倍前後、配当利回りは4%超と値ごろ感は強く、それが下値を拾う動きにつながっていると考える。25日移動平均線の上抜けといったテクニカル的なポイントもあり、今後も買いが向かうとみる。ターゲットは510円、ロスカットは360円

9130

1,140

800

日本郵船系の外航海運会社。新型コロナウイルス感染拡大に伴う世界的経済活動の停滞を受けて海運などの市況関連業種は軟調となっているものの、欧米で感染のペースが鈍ったことを受けて、再び買い戻しの勢いが強まっている。同社に至っては海運に属しているものの、昨年終盤に固定資産売却に伴う特別利益の計上を発表して株価が急騰していたために、その上げ幅を吐き出しただけにとどまっているようにみえる。4月に入ってからは右肩上がりの推移も続いており、今後も過度なリスク回避後退による下値拾いが継続すると考える。ターゲットは1,140円、ロスカットは800円

9502

2,000

1,400

電力3位で中部財界の雄。景気後退懸念(需要サイド)と減産協議の不透明感(供給サイド)両方での問題を背景に原油相場の見通しがさえない中、コスト低減への期待が今後も高まりそう。配当利回りも3%強と悪くはなく、株価は日本株急落前の水準にまで戻しており、底堅さも評価ポイントとして買いを呼び込むと考える。ターゲットは2,000円、ロスカットは1,400円

9991

1,040

720

仮設鋼材リースの最大手。新型コロナウイルスの感染拡大に伴って国内経済の鈍化懸念は高まっているものの、政府が2兆円規模の建設国債を発行する見通しだと伝わり、公共部門の需要拡大に対する期待は強まっている。これを受けて建設業種は反発する動きも見せており、同社に関しても、仮設鋼材リースや建機レンタルの事業見通しの改善観測が市場で広まると考える。ターゲットは1,040円、ロスカットは720円

出所:DZHフィナンシャルリサーチが作成

  • 注目銘柄採用基準・・・東証1部上場銘柄で4/16現在、PERが8.0倍以下、PBRが1.0倍以下、予想配当利回りが2.0%以上、株価が25日移動平均線を上回っている中から、業績面、話題性、成長性などを総合的に考慮してピックアップした。
  • 「目標株価(円)」・・・一目均衡表分析の値幅観測やフィボナッチ、株価の過去の節目などを基準に総合判断。
  • 「ロスカット株価(円)」・・・一目均衡表や移動平均線、株価の過去の節目などを用い総合判断。
  • ※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。
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