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2020-02-18 06:27:03

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週刊日本株式アウトルック

日経平均は底堅く、強含む 好業績株への見直し買いへ

2020/2/7
提供:DZHフィナンシャルリサーチ 日本株情報部 東野幸利

日経平均は底堅く、強含む 好業績株への見直し買いへ

来週(2020/2/10〜2/14)の東京株式市場は4日立会いとなる。日経平均株価の予想レンジは23,400円-24,000円。年初来高値を前に戻りが一服する展開が予想される。ただ、株価の急回復によって投資家のセンチメントが改善している。米国株や円安など良好な外部環境を背景に、押し目買いで下げ渋る動きがみられそうだ。来週で国内企業の業績発表が一巡する。今期の下方修正はある程度は織り込んだ可能性が高く、押し目買いを通じて好業績銘柄への選別物色が日替わりで繰り返されそうだ。指数は急ピッチの上昇で過熱感はあるが、東証1部の騰落レシオ(25日)は2/6現在で91.9%と市場全体的には過熱感はみられない。また、新興市場銘柄の決算が多く控えていることやIPOが再開したことで、やや出遅れ感のあるマザーズ市場が活気づくだろう。

2/6に発表された投資主体別売買動向によると、海外投資家は1月第4週(1/27-1/31)に日本株を現物・先物合算ベースで7,833億円を売り越した。 これで5週連続の売り越しとなり、売り越し規模は昨年8月にトランプ大統領が対中追加関税を実施すると表明した時以来の大きさとなった。今週の相場上昇はこれまで売りに傾けていた短期筋による先物ポジションの買い戻しが主導した見方が強いが、不安定な中国市場から短期的に東京市場に資金を振り向けている可能性もあり、米国株の動向次第では意外高を想定しておきたい。

新型コロナウイルスの感染拡大によるリスク回避(株売り・円買い)は、中国政府による流動性供給、利下げ、投機的売りの禁止などで後退しており、ワクチン開発を巡る報道が株高・円安に拍車をかけつつある。世界保健機関(WHO)は治療効果は不明としながらも、ワクチン開発に向け、研究と開発の優先事項を策定するために、ジュネーブで専門家会合(2/11-2/12)を開くと発表している。

国内経済指標では、1月景気ウォッチャー調査(2/10)、1月工作機械受注(2/12)などが注目される。一方、海外の経済指標やイベントは、中国1月生産者物価指数、中国1月消費者物価指数(2/10)、パウエルFRB議長が米下院で議会証言、米大統領選挙予備選(ニューハンプシャー州)(2/11)、米1月小売売上高、米1月鉱工業生産指数(2/14)などに注目か。米企業決算では、シスコシステムズ、アプライド・マテリアルズ(2/12)などが発表を予定している。

日経平均株価(図表1)は週初に売りが一巡したあとは、急反発。75日移動平均線(23,395円 2/6)や25日移動平均線(23,598円 2/6)上を一気に回復し、年初来高値(24,115円)に迫る勢い。一目均衡表上では抵抗帯(雲)というフシなども上回ってきた。さらには、1/27の急落で形成したチャート上のマド上限(23,755円)を埋め戻す強さも見せた。
RSI(9日)は50.9%(2/6)と強弱の分岐点となる50を下から上抜ける格好となり、過熱ゾーンに向けて騰勢を強める可能性がある。
目先的には急上昇の反動安は予想されるが、上述したようなフシを上回ったこともあり、直後の下落時は下値のフシになることが考えられる。

上値メドは、(1)1/17高値24,115円、(2)2018年10/2高値24,448円、(3)2019年4/24高値から同年8/6安値までの下げ幅2,252円に対する倍返しとなるV計算値:24,614円、(4)1/17高値から2/3安値までの下げ幅1,340円に対する1.5倍返し:24,785円、(5)2018年10/2高値から同年12/26安値までの下げ幅5,500円を2019年8/6安値からの上げで当てはめた背反値:25,610円など。下値メドは、(1)1/8安値22,951円、(2)22,500円前後、(3)2019年4/24高値22,362円、(4)2019年9/19高値22,255円などがある。

図表1:日経平均株価の日足チャート(2018/7/2-2020/2/6)
  • 出所:BloombergよりDZHフィナンシャルリサーチが作成

主要な国内経済指標の発表やイベントは、1月景気ウォッチャー調査(2/10)、1月工作機械受注(2/12)、1月企業物価指数(2/13)などがある。

企業決算では、三菱地所、東レ、日清食HD、博報堂DY、石油資源、ショーボンド、熊谷組、森永菓、ユーグレナ、みらかHD、大幸薬品、ISID、Dガレージ、日製鋼、ハーモニック、栗田工、平和、ホシザキ、日東工、ホトニクス、Vテクノロジー、アイフル、JR九州、サンドラッグ、東急不HD、飯田GHD(2/10)、ソフトバンクG、ダイキン、SMC、ルネサス、国際帝石、近鉄GHD、シマノ、東急、大林組、鹿島、ヨコオ、安藤ハザマ、GMOPG、ケネディクス、ロート、東和薬品、東海カ、JFEHD、三井金、三菱マ、DOWA、リンナイ、荏原、日信号、ピアズ、サイババズ、ライフネット、ヤマハ発、シチズン、タカラトミー、凸版印、テーオーシー、スターツ、GMO、カネカ、アドベンチャ、サンリオ、ユー・エス・エス(2/12)、アサヒ、大和ハウス、ユニチャーム、日産自、楽天、JXTG、サントリーBF、住友不、日ペイントH、日清紡HD、クラレ、ピジョン、東亜合成、メニコン、NIPPO、協エクシオ、日揮HD、宝HD、マクドナルド、マツモトキヨシ、すかいHD、ネクソン、ラクス、昭電工、応化工、電通G、スペースマーケ、そーせい、ペプチド、サイボウズ、ライオン、タカラバイオ、メドピア、THK、アルバック、ネットワン、BUYSELL、三菱Uリース、ソニーFH、京急、セイノーHD、SUMCO、トリドールHD、BASE、ジャストシステ、ウェルビー、コスモエネHD、マブチ(2/13)、リクルートHD、日本郵政、ゆうちょ、かんぽ、東京海上、MS&AD、大塚HD、クボタ、キリンHD、第一生命、東芝、TOYOTIRE、DMG森精、コクヨ、光通信、住友ベ、浜ゴム、東映、パーソルHD、山崎パン、インフォマート、オープンハウス、ALBERT、Chatwork、ギフティ、フリー、メドレー、沢井製薬、ポーラオルHD、出光興産、日機装、堀場製、ブランディン、サイバダイン、MTG、アシックス、T&DHD、上組、アサヒインテック、PKSHA、カオナビ、アウトソシング、ランディックス、ユニゾHD、ユニバーサル、SOMPOHD(2/14)などが発表を予定している。

一方、海外の経済指標やイベントは、中国1月生産者物価指数、中国1月消費者物価指数(2/10)、パウエルFRB議長が米下院で議会証言、米大統領選挙予備選(ニューハンプシャー州)(2/11)、米1月財政収支(2/12)、米1月消費者物価指数(2/13)、米1月小売売上高、米1月鉱工業生産指数、米12月企業在庫(2/14)などがある。

米企業決算では、シスコシステムズ、アプライド・マテリアルズ(2/12)、ペプシコ、AIG(2/13)などが発表を予定している。

来週の注目銘柄(2020/2/10〜2/14)

銘柄
コード

銘柄名

目標株価(円)

ロスカット
株価(円)

注目ポイント

1847

2,350

1,650

商業施設の新築・内改装が主力の建築中堅。2020年3月期上期(4-9月)の売上高は409億円(前年同期比0.3%減)と小幅に減少したものの、営業利益は21億円(同11.6%増)と堅調な伸びを見せた。完成工事総利益の増加が寄与。株価は昨年9月から上昇トレンドとなり、その後11月以降はやや右肩下がりで推移してきたものの、52週移動平均線がサポートとして機能することで底堅さを見せている。今後は地合いの改善を背景に、徐々に買いが優勢になるとみる。ターゲットは2,350円、ロスカットは1,650円

3434

1,750

1,200

キーセットなど自動車部品主力。今期業績は軟調な展開となっている。上期(4-9月)の営業利益は11億円(前年同期比23.6%減)と大きく減益。通期計画に対する進ちょくは35.7%となっている。ただ、決算発表後に軟調な業績を織り込んだおかげで、その後は比較的しっかりの展開。1月下旬に急落したものの、その後は相場の好転を背景に急反発しており、26週移動平均線のサポートによる買い安心感もあって、今後も強い動きを見せそうだ。ターゲットは1,750円、ロスカットは1,200円

5021

2,850

2,000

石油元売り大手を傘下に置く持株会社。中国発の新型コロナウイルスによる肺炎拡大を背景に、資源消費国である中国でのエネルギー需要低迷が懸念され、原油相場は軟調な値動きを見せている。石油株にとっても業績縮小の懸念が広がり、同社の株価は2020年に入ってから弱い動きが継続。しかし、今期予想PERは3倍と割安感は強く、反発狙いの買いが向かいやすい状況。依然として肺炎拡大の先行き不透明感は強いものの、目先はバリュエーションの上方調整の流れが続くと考える。ターゲットは2,850円、ロスカットは2,000円

5480

2,850

2,000

ステンレス専業大手。2/5に発表した第3四半期累計(4-12月)の営業利益は50億円(前年同期比32.2%減)と軟調な着地となった。しかし、相場全体が反発局面にある中で、株価は足元で大きく上昇している。中国での需要に関連して不透明感は依然として強いものの、過度な警戒感が後退しつつある中で、今後は下値を拾う動きが活発化するとみる。ターゲットは2,850円、ロスカットは2,000円

8090

950

650

昭和電工グループの中核商社。昭和電工が日立化成を買収すると伝わったことで、足元ではこの買収が業績拡大につながるとの思惑から株価は上昇している。今期予想PERは4倍台と割安感が強く、成長期待が高まる場面ではバリュエーションは大きく上方調整されそうだ。株価は26週移動平均線によるサポートもあって堅実な値動きを続けており、この点も買い安心感につながると考える。ターゲットは950円、ロスカットは650円

出所:DZHフィナンシャルリサーチが作成

  • 注目銘柄採用基準・・・東証1部上場銘柄で2/6現在、時価総額が2,000億円以下、PERが10.0倍以下、PBRが1.0倍以下、株価が10日移動平均線を上回っている中から、業績面や話題性、成長性などを総合的に考慮してピックアップした。
  • 「目標株価(円)」・・・一目均衡表分析の値幅観測やフィボナッチ、株価の過去の節目などを基準に総合判断。
  • 「ロスカット株価(円)」・・・一目均衡表や移動平均線、株価の過去の節目などを用い総合判断。
  • ※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。
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