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2024-05-12 16:06:36

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週刊日本株式アウトルック

指数は伸び悩み、低バリュー株への下値買いを意識か

2019/9/6
提供:DZHフィナンシャルリサーチ 日本株情報部 東野幸利

来週の株式見通し(2019/9/9〜9/13)

来週(2019/9/9〜9/13)の日経平均株価の予想レンジは20,900円-21,300円。東京株式市場は相場全体が持ち直しそうな雰囲気の中、景気敏感株を中心に出遅れ物色が予想される。
英伊の政局リスク後退や香港情勢の好転、米中通商協議の再開で投資家心理が改善。8月のもみ合い相場で様子見姿勢を続けた投資家による押し目買いが入る公算が大きい。
一方、過去の累積売買高が積み上がっている21,000円超の水準からは材料次第で戻り売りが強くなる。依然として業績改善期待につながる環境ではなく、先駆した主力ハイテク株が伸び悩む公算が大きい。指数の上値が重くなれば、出遅れ感のある低バリュー株への下値買いを意識する展開となろう。

週後半に入るとECB定例理事会(ドラギ総裁会見)や国内の三連休を控え、様子見姿勢が強まる展開が予想される。日経平均株価は9月限のメジャーSQを前に21,000円付近を意識した展開か。翌週にFOMC(連邦公開市場委員会)を控えていることや、9月末の国連会議で日米間の通商協議の最終合意が予定されており、為替市場でのドルの上値の重さが株買い意欲を抑える。

国内の経済指標では、4-6月期GDP改定値、8月景気ウォッチャー調査(9/9)、8月工作機械受注(9/10)、7月機械受注などに注目。海外の経済指標は、中国8月貿易収支(9/8)や米8月小売売上高(9/13)などが材料視されそうだ。

図表1は、TOPIXの月別パフォーマンスである。仮にTOPIXベースで半年運用をした場合、1月〜12月までの間で、どこで株式市場に入っていけばいいのか? ということを検証したものである。1990年以降、2000年以降、2009年以降でみると、大方、トレンドは同じで10月が一番高いパフォーマンスとなる。2009年以降でみると、8月や9月もあまり変わらない。相場格言で「5月に売れ!そしてセントレジャーデイ(9月の第二土曜日)まで戻ってくるな!」とはよくいったもので、現状不安定な時こそ、投資のチャンスといえるかもしれない。

図表1:TOPIXの月別パフォーマンス(%、1990/1-2018/12)
  • 出所:BloombergよりDZHフィナンシャルリサーチが作成

日経平均株価(図表2)は8月、2万円手前が周知の下値支持帯になり、下方硬直的な動きが続いた。8月の安値は6/4安値(20,289円)水準が下値で意識され、ほぼ水平の下値支持線(1)が今後も意識される公算が大きい。下落基調が続く25日移動平均線(20,648円 9/5)を上回ると同時に、8/9高値(20,782円)を一気に超えたことで、8/6安値(20,110円)と8/15安値(20,184円)、8/26安値(20,173円)とで3点底が完成した。2012年安値水準を起点に2016年安値を通る右肩上がりの長期上昇トレンドライン上での短期3点底となるため、反発基調を続ける信頼性は比較的高い。

当面は、75日移動平均線(21,080円 9/5)や上値抵抗線(1)、下落基調が続く200日移動平均線(21,231円 9/5)超えの水準、4/24高値を起点に7/25高値を通る右肩下がりの上値抵抗線(2)などで頭打ちが予想されるものの、200日移動平均線まで上昇できればその後の底固めにつながりやすい。当面の波動パターンは、上値抵抗線(2)と下値支持線(1)の間での比較的大きなもみ合い。ただし、順調であれば10月ぐらいになると200日移動平均線が上昇に転じる可能性が高く、上放れるシナリオも想定しておきたい。
日柄分析では、昨年1月高値〜10月高値までの「173」日を昨年12月安値からの期間で当てはめた9/13(メジャーSQ)前後が変化日として重要となる。

図表2:日経平均株価の日足チャート(2018/7/2-2019/9/5)
  • 出所:BloombergよりDZHフィナンシャルリサーチが作成

主要な国内経済指標の発表は、7月経常収支、4-6月期GDP改定値、8月景気ウォッチャー調査(9/9)、8月工作機械受注(9/10)、7-9月期法人企業景気予測調査(9/11)、8月企業物価指数、7月機械受注、8月都心オフィス空室率、7月第3次産業活動指数、東京ゲームショウ2019(〜9/15)(9/12)、メジャーSQ(9/13)がある。

企業決算では、アルトナー、ベルグアース、ストリーム、コーセーアールイ、ミライアル、萩原工業、光・彩、トーホー(9/9)、シーイーシー、HEROZ、アールエイジ、マツモト、丹青社(9/10)、Hamee、オハラ、太洋基礎、テンポスHD、アゼアス、菊池製作、グッドコムA、日東網、ハウテレビ、正栄食、ドーム(9/11)、神戸物産、アスクル、ステムリム、鎌倉新書、ブラス、ラクスル、プロレド、サトウ食品、トーエル、稲葉製作、シーアールイー、JPNミート、ネオジャパン、はてな、石井表記、アイモバイル、ベストワン、トランザス、三井ハイテ、シルバーライフ、日本テレホン(9/12)、丸善CHI、鳥貴族、ブシロード、サンバイオ、モルフォ、エニグモ、クロスプラス、エイチーム、Mマート、フィット、土屋HD、フルスピード、カイカ、プラネット、ツクルバ、ジェネパ、バルニバーヒ、リーガル不、フリービット、バリュゴルフ、SYSHD、ジャストプラ、スマレジ、トビラシステム、ファーストロジ、ウエスコHD、ヤーマン、ウインテスト、3Dマトリックス、クロスフォー、オービス、総合商研、ナイガイ、アルデプロ、明豊エンター、ギフト(9/13)
などが発表を予定している。

一方、海外の経済指標は、中国8月貿易収支(9/8)、米7月消費者信用残高(9/9)、中国8月消費者物価指数、中国8月生産者物価指数(9/10)、米8月生産者物価指数(9/11)、ECB定例理事会(ドラギ総裁記者会見)、米8月消費者物価指数、米8月財政収支(9/12)、米8月輸出入物価指数、米8月小売売上高、米7月企業在庫(9/13)
などがある。

来週の注目銘柄(2019/9/9〜9/13)

銘柄
コード

銘柄名

目標株価(円)

ロスカット
株価(円)

注目ポイント

3294

880

600

首都圏地盤にマンション・戸建て中古再生事業を展開。株価は6月以降堅調な値動きを見せてきたものの、8月に大きく売られて以降はそれまでの上げ幅を吐き出す展開となっていた。ただ、9月に入ってからは底打ち感から買い戻しが入っている。2019年度の業績は大きく落ち込んだものの、今期は大幅な改善が見込まれており、業績拡大期待からの買いは今後向かいやすいとみる。PERは6倍、PBRは0.6倍と割高感はなく、配当利回りは5.6%と高水準で、バリュエーション的にも妙味はあると考える。ターゲットは880円、ロスカットは600円

3946

1,950

1,350

段ボール用シート専業首位。株価は2018年以降長期に渡り弱い動きを継続している。2019年3月以降は1,600〜1,900円のレンジでもみ合っており、上昇トレンド入りが期待されたものの、7月中盤以降に急落し、現在約2年9カ月ぶりの安値水準となっている。ただ、安定成長を見せるトップラインと増配基調を加味すると、過小評価されている印象が強い。PERも約5倍で、割安感からも買われやすい。今後はこれらの評価し直しを経て、上昇するとみる。ターゲットは1,950円、ロスカットは1,350円

5302

4,800

3,300

炭素製品大手。外資系大手証券では、ドル円前提の変更と黒鉛電極の販売数量の減少などを織り込み、2021年度までの営業利益予想を減額修正した。来期にかけては黒鉛電極のマージンが減少することによって減益と予想。ただ、炭化ケイ素繊維ニカロンについて、ボーイング向けの落ち込みが特段起こっておらず、下期以降は巡航速度に回帰する可能性が高いとしており、利益低迷一辺倒ではなさそうだ。高ROEもここ数年続いていることでバリュエーション面での妙味もあり、今後は資金流入が続くと考える。ターゲットは4,800円、ロスカットは3,300円

7291

860

600

樹脂とエアバッグが2本柱の独立系自動車部品大手。米中貿易摩擦への警戒感を背景に右肩下がりの展開が続いているが、米中が閣僚級会議に対して前向きな姿勢を見せる中、今後は過度な警戒感が和らいでいくと考える。メイン顧客である大手自動車メーカーの動向に影響されることでトップラインこそ不安定な推移となっているものの、営業利益率は改善傾向にあり、もともとの高いROE体質ということもあって、今後は物色対象になりやすいとみる。ターゲットは860円、ロスカットは600円

8165

390

270

「ベルメゾン」を展開するカタログ、ネット主体の通販大手。同社は構造改革を背景に経営体質の改善が期待されている。上期には純利益予想を二度上方修正。いずれの要因も一時要員であるものの株価上昇に弾みをつけており、株価は3月以降強い動きを継続している。テクニカル的には13週移動平均線がサポートとして機能しており、その点でも買い安心感がある。今後も引き続き、構造改革への期待を背景に、資金流入が継続すると想定する。ターゲットは390円、ロスカットは270円

出所:DZHフィナンシャルリサーチが作成

  • 注目銘柄採用基準・・・東証1部銘柄で時価総額が9/5現在で500億円以下、PERが10.0倍以下、PBRが1.0倍以下、株価が10日移動平均線を上回っている中から、業績面、話題性、材料性などを総合的に考慮してピックアップした。
  • 「目標株価(円)」・・・一目均衡表分析の値幅観測やフィボナッチ、株価の過去の節目などを基準に総合判断。
  • 「ロスカット株価(円)」・・・一目均衡表や移動平均線、株価の過去の節目などを用い総合判断。
  • ※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。
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