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週刊日本株式アウトルック

日本株とドル円はいったんピークへ、メガバンク株は6日あたりに変化日か

2016/12/02
提供:DZHフィナンシャルリサーチ 日本株情報部 東野幸利

来週の株式見通し(2016/12/5〜12/9)

来週(2016/12/5〜12/9)の東京株式市場は上昇一服か。日経平均株価の予想レンジは17,900円-18,800円。米11月雇用統計の発表や12/4に開催されるイタリアでの国民投票の結果次第ではあるが、週前半は波乱含みとなる公算が大きい。国内では、7-9月期GDP(国内総生産)改定値、11月景気ウォッチャー調査(12/8)など注目の経済指標が多く、週末の12月限メジャーSQ(先物・オプションの決済)算出をにらみ、ボラティリティが高まる可能性が高い。後半の12/8は欧州中央銀行(ECB)理事会がある。欧州では経済低迷のなかで米長期金利上昇のあおりを受け金利が上昇しており、それをドラギ総裁がどのように言動でコントロールできるかが注目される。
ドル円相場は12/6-8に基調に変化が起きやすい日柄のタイミングを迎える。直近付けた高値(1ドル=113.90円)をあっさり上回ってきており、仮に次の大きな節目となる116円前後に到達していれば、連動性が高い米長期金利や日本株の上昇も頭打ちとなる公算が大きい。

米国の経済指標では、米11月ISM非製造業景況指数(12/5)、米10月製造業受注(12/6)、米12月ミシガン大学消費者マインド指数(12/9)などが比較的重要だ。12/13-14に開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)では利上げが確実視されており、あまり指標結果に動揺するタイミングではなさそう。むしろ、これまでのリスクオンの反動が生じやすい週となるため、新興国や欧州のマーケットを中心にリスクオフへの変化に注意したいこところだ。

11月景気ウォッチャー調査では、円安・株高が続くなかで先行きに対するマインドが改善しているかが注目される。10月の景気ウォッチャー調査(図表1)は景気の現状判断DIが46.2と前月比1.4ポイント上昇、先行き判断DIは6月の41.5を底に4カ月上昇が続いている。株式市場との相関性が高い指標だけに注目度が高く、先行き判断DIが景気の改善を示す50を上回れるかが注目される。

図表1:景気ウォッチャー調査と日経平均株価(2010/1-2016/10)
  • 出所:BloombergよりDZHフィナンシャルリサーチが作成

史上最高値更新が続く米国市場のダウ平均とナスダック総合指数(以下、ナスダック)は、長期波動では大きな違いがある。2008年に起きたリーマンショック以降、米国の景気拡大とともに同じように上昇してきたが、ナスダックの方は直前の大きな高値である2000年のITバブル当時の水準を上抜けたばかりである。一方、ダウ平均は直前の大きな高値であった2007年高値を上回ってから、すでに35%程度上昇している。つまり、今後の上値余地を考えた場合、過去に経験した株価のゾーンから新たなゾーンに入ったばかりのナスダックの方が上値余地は大きいといえる。これは今の米国市場がある意味、物色が変化する分岐点に差し掛かっていることを示唆している公算が大きい。未知のゾーンから何が起きるかはわからないが、ヒントを以下に記した。

図表2は、ナスダックとそのサブ指数である、ナスダックバイオテクノロジー指数とナスダック銀行株指数、そして三菱UFJフィナンシャルグループ(8306)のチャートである。ナスダックがIT相場で高値を付けた2000年2月を100として指数化したグラフである(三菱UFJは2001年4月を100)。2008年以降でナスダック(青い太線)の上昇をけん引してきたのは、ナスダック上場銘柄のなかでもバイオテック株や銀行株であるのがわかる。
足元の米長期金利上昇によって、金融株全般が上昇している。ナスダック銀行株指数は11月の終値で2006年12月の高値を上抜け、新たなゾーンに入った。調整が続き需給が悪化しているバイオテック株よりも、ここからは銀行株がナスダックをけん引していく存在になりえるということだ。

2003年以降、三菱UFJフィナンシャルグループなどの日本の銀行株は米国の銀行株と同様に2006年まで上昇したが、今もなお調整が続いている。2006年の高値を11月相場で上抜けた米国の銀行株に比べると、まだ2006年の高値までにかなり距離がある。ただ、米国の銀行株が新たなゾーンに入り一段と上昇を強めていく場合、日本の銀行株にとっては強力な支援材料になるかもしれない。日本の銀行株は概ね昨年の高値が高いハードルになるが、そこを上抜けることができれば長期底入れパターンが完成する。2003年以降の上昇パターン再来もありえるだろうし、その見方が正しければ今の銀行株の上昇は始まったばかりといえる。

図表2:米ナスダックのサブ指数と三菱UFJFGの株価推移(2000/2-2016/11/28)
  • 出所:BloombergよりDZHフィナンシャルリサーチが作成

日経平均株価(図表3)は心理的節目でもある18,500円を上回り、次の市場の期待値は19,000円に切り上がった。今年2月安値(14,865円)と6月安値(14,864円)とで「二番底」が完成し、上値が加速。トランプショックによるスパイクボトムの動きが今の連騰地合いの土台となっていると考えてよい。一方、トランプショックによる「倍返し」の上値メドが近づいていることも確かだ。「倍返し」の水準とは、米大統領選挙の直前に付けた11/1の高値(17,473円)から急落した11/9安値(16,111円)までの下落幅1,362円を、高値に加えた18,835円である。12/1は一時18,746円まで上昇し、終値ベースでは天井圏を示す長い上ヒゲを形成した。

ここ数年間は11月限のSQ(特別清算指数)算出日が通り過ぎると、12月上旬までは上昇しやすい傾向がある(図表4)。過去をさかのぼると、2015年11月限のSQは19,496円となり、2万円まで上昇したあと12/1高値から下落した。2014年のSQは17,549円となり、18,000円近くまで上昇して12/8を起点に下げた。2013年のSQは14,013円となり、15,800円近くまで戻したあと12/3から調整があった。2012年のSQは8,745円となり、アベノミクス相場の起点に近いタイミングとなった。
今年の株価上昇は例年と勢いが違うかもしれないが、米主要指数の上値が重くなってきており、来週はいったん高値を付ける公算が大きい。

一方、大発会以来の水準を回復した。今年一年間の動きを1本の年足ローソク足で示すと今のところは、長い下ひげをともなう「たくり足」となる。教科書通りに底入れサインと判断すれば、2017年前半に向けては上昇基調が続くと見込むことができる。
上値メドとして考えられるのは、2/12安値(14,865円)から4/25高値(17,613円)までの上昇幅2,748円を4/25高値に加えたE計算値20,361円処が考えられる。

図表3:日経平均株価の日足チャート(2016/1/4-2016/12/1)
  • 出所:BloombergよりDZHフィナンシャルリサーチが作成
図表4:11月限SQから大納会までの動き(2013年-2015年)
  • 出所:BloombergよりDZHフィナンシャルリサーチが作成

来週の主要な国内経済指標の発表やイベントは、11月消費者態度指数(12/5)、10月毎月勤労統計調査(12/6)、10月景気動向指数(12/7)、10月国際収支、7-9月期GDP改定値(GDPの推計方法が変更)、11月都心オフィス空室率、11月企業倒産件数、11月景気ウォッチャー調査、30年国債入札(12/8)、11月マネーストック、メジャーSQ算出(12/9)がある。

企業決算の発表は、ピジョン(12/5)、積水ハウス(12/8)、エイチ・アイエス、カナモト、エイチーム、イトクロ、丹青社(12/9)などが予定している。


一方、海外の経済指標の発表やイベントでは、米11月ISM非製造業景況指数(12/5)、米10月貿易収支、米10月製造業受注(12/6)、米10月消費者信用残高(12/7)、中国11月貿易収支、ECB定例理事会(ドラギ総裁会見)(12/8)、中国11月消費者物価・生産者物価、米10月卸売売上高、米10月卸売在庫、米12月ミシガン大学消費者マインド指数(12/9)などが注目される。

米企業決算の発表は、オートゾーン(12/6)、コストコホールセール、クーパー、ブロードコム(12/8)などが予定している。


新規上場では12/7にイントラスト(7191)がマザーズに上場する。家賃債務の保証を手がけている。プレステージ・インターナショナルの子会社。総合保証サービス会社として、家賃債務保証を中心とした保証サービスと関連するソリューションサービスを提供している。2006年3月の設立当初はフィンテックグローバルの子会社だったが、2010年2月に買収された。
類似のあんしん保証は9月以降の株価上昇で一気にPER水準が切り上がっているが、ジェイリースは落ち着いた値動き。あんしん保証株の上昇要因は不明ながら、ひとまずジェイリースや親会社のPER18倍に対し、割安感のあるプライシングになっている。同日上場の予定もなく堅調な展開が見込めそうだ。ただし、新株予約権が全て行使期間入りしていることや新株発行による希薄化を考慮すると、PERはジェイリースとほぼ同等であることは注意が必要だろう。

一方、12/8には投資マンションデベロッパーのグッドコムアセット(3475)がJASDAQスタンダードに上場する。東京23区内で新築マンション「GENOVIA(ジェノヴィア)」シリーズを企画、開発、販売、管理している。単身者向けの1K(ワンルーム)が中心。販売先の個人投資家とは空室保証契約やサブリース契約を締結している。
同社は海外販売比率が比較的高かった時期があったが、円高で海外販売は急減速だ。減収減益でのIPOとなり成長期待は乏しい。ただし、PERの3.5倍は低評価セクターであってもさすがに安い水準だ。期越え上場のため今期の指標でないことは注意する必要があるが、上場時株数でEPSを引き直しても4.5倍。一方、低迷セクターとあって株価は配当次第といった面もあり、こちらは利回り1.08%と低い。マンション株は低人気でも、需給要因で最初だけは飛ぶというケースが多い。ベンチャーキャピタル保有株もなく、堅調な展開は期待できるか。

来週の注目銘柄(2016/12/5〜12/9)

銘柄
コード

銘柄名

目標株価(円)

ロスカット
株価(円)

注目ポイント

2531

1,300円

996円

2017年3月期の上期(4-9月)の連結営業利益は52億円(前年同期比34.2%増)で着地。ソフトアルコール飲料のタカラ「焼酎ハイボール」が好調で、調味料ではみりんや料理清酒が伸びた。通期の連結営業利益予想も従来の120億円から126億円(前期比7.9%増)に引き上げた。株価は日足ベースでは11月中旬以降で高値もみ合いだが、先高期待を示唆する動きと判断できる。金融株や輸出関連株が騰勢を強めているが、12月に突入し相場全体もいったん上昇が一服するタイミングとなる可能性も高い。そのためにもディフェンシブ性の強い銘柄などに目を向ける必要があろう。2013年5月に付けた高値(1,337円)以降は長期もみ合いパターンである。割安感はないが、信用売り残が買い残を大幅に上回る点からも相場全体が調整する場面でも買い方の売りが出にくい。月足の「三役好転」からの一段高は時間の問題だろう。ターゲットは1,300円、ロスカットは996円

4739

3,500円

2,810円

システムインテグレーター。通信向けに強い。2017年3月期の上期(4-9月)の連結営業利益は88.9億円(前年同期比51.9%増)で着地。コンビニ向け店舗システム案件や商社向け開発案件、通信会社向けインフラ構築案件などに注力したことが奏功した。セキュリティ管理ソリューションを提供する米タニウムと販売代理店契約を締結。PCやサーバなどをリアルタイムに可視化するセキュリティ管理プラットフォームの提供を開始する。IoT関連。株価は順調に右肩上がりを続けている。月足では9カ月移動平均線が24カ月移動平均線を上回るゴールデンクロスを示現する公算が大きく、11月相場で大陽線を形成した勢いが12月相場でも続きそうだ。2015年7月高値(3,235円)を上回れば、次の節目は2006年高値3,720円となる。ターゲットは3,500円、ロスカットは2,810円

5233

410円

310円

セメント需要の伸び悩みから業績、株価ともさえない動きが続いていたが、足元ではトランプ政権誕生の恩恵を受ける銘柄として一躍注目を集めている。12月の米FOMCでは米国の利上げが濃厚との見方が強まるなか、直近発表の米国の経済指標も良好な内容のものが多く、同社への評価が一段と高まる展開を想定。上期決算は2桁の営業減益での着地となったが、市場は悪材料出尽くしで反応した。株価は11月上旬の急騰後は高値もみ合いが続く。400円台後半までは戻り売り圧力が強くなるだろうが、現時点の信用売り残と買い残の取組は良好である。つまり、商い増加で一段と取組に厚みが出てくれば、注目度は増す公算が大きい。12月後半には週足の一目均衡表では基準線が上昇に転じる可能性が高く、そのタイミングなどでも再動意に期待できる。PERは依然10倍を下回る水準である。ターゲットは410円、ロスカットは310円

6098

4,880円

4,010円

2017年3月期の上期決算では、連結営業利益が前年同期比11.7%増の584億円と2桁増益での着地となった。販促メディア、人材メディア、人材派遣の各セグメントがそろって増収を達成している。グルメサイトや美容サイトの利用実績が着実に伸びているほか、旺盛な求人需要を背景に人材派遣事業が大きく伸びている。同社のブランド力の高さを改めて確認できた決算で、業績好調および成長性を評価した買いが続くと考える。株価は右肩上がりのトレンドを形成している。10月には昨年4月に付けた上場来高値を更新し、一段と上値余地が広がった公算が大きい。直近の信用残は売り残が買い残を上回っており、信用倍率は0.51倍と低水準である。好需給にある状態であり、きっかけ次第では騰勢を強める展開が予想される。ターゲットは4,880円、ロスカットは4,010円

6857

2,070円

1,410円

ITバブル当時からの出遅れ感が依然として強く、米ナスダックが史上最高値を更新するなかで改めて注目したい。上期の決算発表時には通期の連結営業利益計画を110億円→145億円に上方修正している。上期は円高影響を受けながらも受注は前年同期並みを確保し、採算の良い製品の売り上げが伸びたことで、営業利益は前年同期比25%増と大幅増益を達成した。通期計画の想定為替レートは米ドルで100円と保守的に見積もっており、さらなる上振れへの期待も高まる。株価は日足ベースでは下値を着実に切り上げ、8月高値(1,556円)更新後も高値もみ合いが続く。信用の売り残と買い残がきっ抗しており、需給面に不安は乏しい。月足の一目均衡表では抵抗帯(雲)を上抜けるタイミングにきており、長期波動でも底打ち感が強まっている。ターゲットは2,070円処、ロスカットは1,410円

出所:DZHフィナンシャルリサーチが作成

  • 注目銘柄採用基準・・・ 東証1部銘柄で11/30現在、時価総額が1,000億円以上、PBRが5.0倍以下、配当利回りが1.0%以上、信用倍率が2.0倍以下、株価が25日移動平均線や200日移動平均線が上回っている中から、出来高面、テーマ性、話題性などを考慮してピックアップした。
  • 「目標株価(円)」・・・一目均衡表分析の値幅観測やフィボナッチ、株価の過去の節目などを基準に総合判断。
  • 「ロスカット株価(円)」・・・一目均衡表や移動平均線、株価の過去の節目などを用い総合判断。
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