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週刊日本株式アウトルック

休暇明けの投資家、円安続けば出遅れ株から物色か

2014/8/15
提供:DZHフィナンシャルリサーチ 日本株情報部 東野 幸利

来週の株式見通し(2014/8/18〜8/22)

来週(2014/8/18〜8/22)は値固めの展開が予想される。日経平均株価の予想レンジは15,100円-15,500円。週前半は材料となる経済指標やイベントはなく、後半に発表される中国8月HSBC製造業PMIや、ジャクソンホールにおけるイエレン議長の発言などを前に夏枯れムードが続く可能性が高い。米国株の短期的な戻りもそろそろ一巡しそうな水準である。ただ、お盆休みを終えた市場関係者や機関投資家などが戻ってくることで、出遅れ感のある主力株などに買いを入れてくる可能性はある。

図表1は、東証一部の業種別株価指数である。TOPIXが年初来高値を付けた1/10週を基準に指数化したグラフでみると、証券や海運、銀行株などが相対的に出遅れている。特に、日本郵船(9101)や商船三井(9104)、川崎汽船(9107)などの海運株は、円安メリット株として連想から物色される可能性が高いことや、連動性が高いバルチック海運指数(図表2)が底値から8/13まで8連騰と、反発基調を強めている点にも注目したい。
ドル円相場はチャート上で三角もち合いを上放れたあと、101円台への揺り戻しが一巡し、値固めから円安方向へ基調を強めていく可能性がある。

国内4-6月期実質GDP(1次速報)は前期比年率マイナス6.8%と、7四半期ぶりにマイナスに転じたが、市場予想(マイナス7.1%)とおおむね一致した。7-9 月期以降は増加が予想されている公共投資に加え、企業の積極意欲のわりに伸びない設備投資の増加がポイントになるだろう。ただ、輸出の伸び悩みや増税の反動減の影響により、生産活動の停滞感が懸念されている。8/14に発表された6月の機械受注は前月比+8.8%と市場予想を下回った。いったん後退した国内の追加緩和期待が再び浮上する公算が大きく、円安バイアスが一層意識されてくるのかもしれない。

図表1:業種別株価指数 (2014/1/10〜2014/8/13)
  • 出所:BloombergよりDZHフィナンシャルリサーチが作成
図表2:バルチック海運指数 (2012/1〜2014/8/13)
  • 出所:BloombergよりDZHフィナンシャルリサーチが作成

国内の主要な経済指標は、7月貿易収支、6月全産業活動指数、7月コンビニエンスストア売上高(8/20)のみ。海外の経済指標やイベントでは、米8月NAHB住宅市場指数 (8/18)、米7月消費者物価指数、米7月住宅着工・許可件数(8/19)、7月29・30日開催のFOMC議事録公表(8/20)、中国8月HSBC製造業PMI、米8月フィラデルフィア連銀製造業景況感指数、米7月中古住宅販売件数、米7月CB景気先行総合指数、7月北米半導体製造装置BBレシオ(8/21)、米ジャクソンホールにおける金融・経済シンポジウム(8/21-23)などが注目される。ターゲット、ヒューレット・パッカード、ロウズ・カンパニーズ(8/20)、ダラー・ツリー、ギャップ(8/21)など米企業の決算発表も予定されている。

図表3は日経平均株価の日足チャートである。6/9高値15,206円を起点とした(1)の水平ライン上を目先的に維持できれば、一目均衡表上では雲の上限や基準線を上回ることを意味し、今後は持ち直していく公算が大きい。短期的には、7/31高値からの下落波動を中心に左右対照的にもみ合いが続く展開が予想される。

週足(図表4)でアベノミクス相場の起点からの動きをみると、上昇トレンドの中では主要な2本の下値支持線((1)、(2))が考えられる。26週移動平均線や52週移動平均線が集中する先週末の安値で下げ止まり、底堅さを維持できれば、下値支持線(1)と上値抵抗線(3)が収れんするタイミングから上に抜け出す公算が大きい。
一方、もう一段下の下値支持線Aまで下げる場合、もみ合いの調整期間が長引くということになる。そのケースで注意が必要なのは、下値支持線(2)と上値抵抗線(3)が収れんするタイミングなどで52週移動平均線の下落がともなってくれば、株価は下向きに勢いがつきやすくなるといった点である。
以上を想定すると、早期に15,200円〜15,300円水準以上を保てる動きに変われるかが重要である。

図表3:日経平均株価の日足チャート (2013/9/30〜2014/8/14)
  • 出所:BloombergよりDZHフィナンシャルリサーチが作成
図表4:日経平均株価の週足チャート (2012/4〜2014/8/13)
  • 出所:BloombergよりDZHフィナンシャルリサーチが作成

来週の注目銘柄(8/18〜8/22)

銘柄
コード

銘柄名

目標株価(円)

ロスカット株価(円)

注目ポイント

2670

6,100円

5,390円

靴専門店「ABCマート」を全国展開。スポーツとキッズのスニーカーの販売が好調。国内は都心部中心にアジア観光客のニーズも掴む。雷雨・大雨等天候の悪化あるも、全国的に既存店売上は好調。値引きやセールの抑制で粗利益率もコントロール。韓国など海外での収益性改善も進む。株価は13週移動平均線をサポートに再び上放れ期待あり。割安感は薄れてきたものの、信用売り残が買い残を上回り、需給面がトレンドを支える公算が大きい。2013年後半からの下げの倍返し、2002年以降で形成されるN字波動から、6,100円〜6,200円が上値の目安。ターゲットは6,100円、ロスカットは5,390円

4528

9,900円

7,690円

医療用専業。自社開発品多い。がん領域に参入。骨粗鬆症治療剤などが伸長。国内販売は苦戦だが、抗がん剤「ニボルマブ」をドライバーに高い利益成長も。ブリストル・マイヤーズと腫瘍免疫で戦略的提携へ。株価の調整含みはみせかけ。週足では大陽線に続く上値遊びは先高期待が強い。中期の52週移動平均線の上昇トレンドは続いており、1万円の大台替りに再チャレンジは時間の問題か。三角もち合いなら上昇エネルギー蓄積でさらに上乗せの公算あり。信用買い残は出来高増加で吸収できるレベルである。ターゲットは9,900円、ロスカットは7,690円

5401

400円

268円

粗鋼生産で世界第2位。高級鋼板で圧倒的シェア。消費増税の反動減で主力の製鉄部門が増収も振るわず。中国メーカーによる高水準の生産で国際市況は引き続き厳しい。国内も合弁後の合理化やコスト削減で市況の軟化に対応。適正価格を確保しつつコスト削減を進展。下期は設備投資の増勢に期待。株価はダブルトップの後遺症残るが、13週移動平均線上に早期に回復できるかが注目される。もみ合い相場に移行なら300円割れは買い場到来。中期的には出遅れイメージが強く、2007年高値からの下げの半値戻しで550円処も。昨年高値更新で買い乗せの方針を前提に逆張り買いも一考だろう。ターゲットは400円、ロスカットは268円

6957

2,800円

1,880円

温度センサー部品最大手。子会社は12社。センサーの大半は海外生産。アジア向け空調機器や家電向けに加え、将来は電気自動車向けの新用途が伸長の公算。燃料電池やオール電化など成長分野でシェア拡大狙う。福島工場の生産能力増強に加え、海外工場の自動化進め生産効率向上へ。計測制御機器なども。株価は高値更新直後に上げ一服ムード。陰線で下押す場面でも、2,000円割れは押し目買いか。13週移動平均線と26週移動平均線のゴールデンクロスを睨み、強気スタンスは継続。N字波動の確度高く、2月高値からの下げの倍返し2,800円は最低限の上値メドと想定。過熱感なければ2倍返し3,500円まで引っ張る価値あり。ターゲットは2,800円、ロスカットは1,880円

7202

850円

680円

国内トラック大手。国内トラックの収益貢献と合理化効果が寄与。主力ピックアップではタイや豪州以外の輸出拡販が想定超。タイは下期からの台数回復に期待。アジア販売網見直しで補修備品事業も強化図る。株価は2013年高値918円からの調整の半値戻しで上ヒゲ示現した。短期的には13週移動平均線を意識してもみ合いの可能性はあるが、信用買い残の整理が進んでいる。新規材料に対する買い方の反応次第では、上値追いは意外と軽い。週足の遅行スパンが抵抗帯(雲)を上回れば高値へ早々にチャレンジか。ターゲットは850円、ロスカットは680円

出所:DZHフィナンシャルリサーチが作成

  • 注目銘柄採用基準・・・ 東証上場銘柄で8/12現在、時価総額が100億円以上、PBR4倍以下、配当利回り1.0%以上、13週移動平均線が上昇基調にある銘柄の中から、話題性、需給面などを考慮してピックアップした。
  • 「目標株価(円)」・・・一目均衡表分析の値幅観測やフィボナッチ、株価の過去の節目などを基準に総合判断。
  • 「ロスカット株価(円)」・・・一目均衡表や移動平均線、株価の過去の節目などを用い総合判断。
  • ※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。

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