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2019-06-26 05:28:59

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週刊日本株式アウトルック

トレンドに逆らうな、週初の動き次第だが上げ加速も

2014/6/6
提供:DZHフィナンシャルリサーチ 日本株情報部 東野 幸利

来週の株式見通し(2014/6/9〜6/13)

来週(2014/6/9〜6/13)の日経平均株価の予想レンジは15,000円-15,800円。国内では週初に発表される5月景気ウォッチャー調査から、週末の黒田日銀総裁会見まで注目の経済指標やイベントが続く。メジャーSQに絡む売買なども振れ幅を大きくする要因だ。週間ベースの初動の方向性を決めるのは、6/6に発表される米5月雇用統計の結果次第である。

米地区連銀経済報告では、12地区全てで経済は緩やかに拡大し、労働市場は全般的に回復しているとの認識が示されたが、市場の反応は限定的だった。日米ともに株価は正念場に差し掛かっており、米雇用統計に対する株価の反応はいつも以上に注目される。戻り歩調が続く日本株の調整のきっかけになりえる反面、上昇加速の要因になる公算も大きい。また、週末13日には中国5月都市部固定資産投資・小売売上高・鉱工業生産などが発表される。中国の景気改善期待が高まっているだけに注目されると同時に、国内のメジャーSQや黒田日銀総裁などのイベントが重なるタイミングでもあり、緊張の一週間となるだろう。13日の金曜日は天底の分岐点になりやすい「満月」でもある。

東証一部の騰落レシオ(25日)は121.6%(6/5現在)と、3/12以来の120%超えとなった。同指標は120%超えが株価の過熱ゾーンとされているが、過去の経緯では株価はその後もしばらく上昇を続けるケースが多い。

来週の国内の経済指標やイベントでは、1-3月期GDP改定値、5月消費動向調査、5月景気ウォッチャー調査(6/9)、4月第三次産業活動指数、5月工作機械受注速報値(6/10)、4-6月期法人企業景気予測調査、5月国内企業物価指数(6/11)、4月機械受注、5月都心オフィス空室率、日銀金融政策決定会合(〜6/13)(6/12)、黒田日銀総裁会見、先物・オプションSQ(6/13)などが重要。

一方、海外の経済指標やイベントでは、中国5月貿易収支(6/8)、中国5月生産者物価、中国5月消費者物価、米4月卸売在庫、米ゲーム見本市E3(〜6/12ロサンゼルス)(6/10)、OPEC定例総会、米5月財政収支(6/11)、豪5月失業率、ユーロ圏4月鉱工業生産、米5月小売売上高、米4月企業在庫、サッカーW杯ブラジル大会開幕(〜7/13)(6/12)、中国5月都市部固定資産投資・小売売上高・鉱工業生産、ユーロ圏4月貿易収支、米5月生産者物価、米6月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値(6/13)などが注目される。

国内主要指数の連騰により投資家の強気マインドが向上している。持ち株の評価損が減少し、収益率の向上を通じて投資心理が改善。材料の出た銘柄に対する物色意欲はかなり積極的だ。それを後押ししている好材料が、海外株高や円安に加え、法人税減税の議論、GPIFの改革、NISAの非課税枠拡大、企業による設備投資意欲の回復や株主還元策の導入、M&Aによる攻めの姿勢などである。

もう一つの株高シナリオの要素としては、現時点で予想されている企業の今期業績の増益率が一桁台と、前期に比べ大幅に鈍る予想であることだ。これは消費増税による需要減速を見越したものであるほか、外部環境の悪化により株価が低迷していたときにアナウンスされた控え目と推察される見通しである。つまり、今後は下方修正よりも上方修正の方が確率が高いと、市場は期待感を織り込み始めている。

一方、6月末ごろに公表される成長戦略の外枠がマスコミを通じて報道されてきており、その内容に対して海外投資家がどのように評価するかがポイントだ。内容に失望するような動きが出る可能性も否定できない。

また、外部環境ではダウ平均のアノマリーにも注意したい。直近20年間(1994-2013)の月間平均騰落率をみると、6月は-0.8%と8月(-1.04%)に次いで12カ月中でワースト2位(図表1)である。昨年はFOMCで当時のFRB議長バーナンキ氏が会見で、経済が予想通りに改善すれば今年後半に量的緩和策の縮小を開始するのが適切、2014年半ばに終了させる可能性があるとの見解を表明したことで、ダウ平均は200ドル程度下落。翌日は中国のクレジットバブル崩壊の可能性も警戒され、2日間で550ドル超の下落幅を記録した。今年も5月の勢いが前半は続きながらも、その反動で後半は調整を強いられるシナリオなども考えられる。

図表1:ダウ平均の直近20年間の月間平均騰落率(1994年-2013年)
ダウ平均の直近20年間の月間平均騰落率(1994年-2013年)

出所:BloombergよりDZHフィナンシャルリサーチが作成

図表2は、ダウ平均の日足チャートである。3/7高値(16505ドル)→4/4高値(16631ドル)→5/13高値(16735ドル)と少しずつ高値を切り上げており、過熱感なく順調に推移している。が、これは5/20安値からのじり高も含め警戒する動きでもある。

次の上値の節目は、上記の高値同士をつないで延長した上値抵抗線上である16800ドル前後。目前に迫っており、目先的には同線を強く上に超えていけるかが焦点となる。

一方、下値の節目は、4/11安値(16015ドル)から切り上げた5/20安値(16341ドル)を通る下値支持線上が考えられる。上値抵抗線と下値支持線は次第に近づいていくことが予想され、株価はそのレンジ内で動くパターンも十分に考えられる局面だ。だとすれば、この5/20安値を基点とした目先波動で上値抵抗線を超えられなければ、下値支持線に向けて調整波が生じる可能性が高まる。

そもそも、上昇しながらレンジを狭めるパターンは一見して強そうにみえるが、急落につながりやすい。米5月雇用統計という重要なイベント前後のタイミングで上値抵抗線を超えれば上昇に弾みがつく可能性が高まる反面、超えられなければ下値支持線までの調整にとどまらず、2/5安値を基点とした上昇波を調整する比較的大きな波動に進展していくリスクが高まりかねない。

図表2:ダウ平均の日足(2014/1/2-6/4)
ダウ平均の日足(2014/1/2-6/4)

出所:BloombergよりDZHフィナンシャルリサーチが作成

東証マザーズ指数は6/3で11連騰を達成。2003年9月に指数算出を開始して以来で始めてのことだ。6/4は830P付近の節目が意識され反落したが、目先の売りサインが出たわけではない。

「初動の勢い」や「初動の値幅」が将来のトレンドのスケールを決める。弱気ムードから不意を突くような連騰により、買い指し値が株価上昇に追いつけなかった買い方は比較的多いと推察される。「人の行く裏に道あり花の山」の相場格言、いつもそうである。嘘をつかなかったのはチャートだけであった。

足元の上昇で重要なのは、昨年以降のレンジ相場の中心となる830P水準以上に戻せるかどうか。上昇の勢いからすると戻す可能性は高いと思われるが、実現すると株価の力はもっと強くなる。下落基調にある26週移動平均線(827.73P、6/4)がいったん上値抵抗になる可能性がある反面、上昇基調に入ったばかりの52週移動平均線(809.44P、同)がサポートになる可能性も高く、13週移動平均線(744.62P、同)までの深押しは回避できる公算が大きい。

図表3は、東証マザーズ指数の日足の一目均衡表である。「トレンドに逆らうな」とよくいわれるが、遅行スパンが雲の下限にみあう水準であること、2月から3月上旬のもみ合い相場の中心まで上昇したこと(昨年からのボックス相場の中心でもある)など、上げ一服となりやすい水準であることも確かだ。また、「指数算出以来、過去最高・・・」などの言葉が出てくると相場が一巡するケースが多い。

一方、株価は雲上限を上回り、中期トレンドの方向を示す新値10本足なども陽転した。多少の調整を入れながらも上昇基調は続く公算が大きい。この先、明らかな値幅調整があれば、750P前後(4/21高値)が下値のフシになりやすい。一方、多少の小休止をいれながらも、転換線の上昇をサポートに上値追いが続くケースはどうか。「十字足に近い動き(青丸)」をトレンドの真ん中水準と仮定した場合、921P程度まで上値余地があると予想する。ちょうど1月高値からの急落幅(290P)が、5/20安値からの上昇幅とみた背反値(923P)と重なり、当面の重要な上値メドとなる。

図表3:東証マザーズ指数 (日足、2014/1/6〜2014/6/4)
東証マザーズ指数 (日足、2014/1/6〜2014/6/4)

出所:BloombergよりDZHフィナンシャルリサーチが作成

来週の注目銘柄(2014/6/9〜6/13)

銘柄
コード

銘柄名

目標株価(円)

ロスカット株価(円)

注目ポイント

5333

2,880円

1,850円

主力のセラミックスが自動車排ガス浄化用に好調。2015年3月期の配当を前期から2円増やし24円にすると発表した。今期は、自動車関連製品や半導体製造装置用セラミックス製品の需要増が見込まれるほか、電力貯蔵用NAS(ナトリウム・硫黄)電池についても、海外案件の大口出荷を予定している。株価は3月高値2,230円で上昇一服感が強いが、早々に13週移動平均線上に回復し、やる気は十分。2009年8月高値2,340円を前に一時的に押し戻されたに過ぎない。2009年8月高値を上回れば、2007年高値からの調整に対する61.8%戻しへ向け騰勢強める公算も。13週移動平均線が上昇に転じるタイミングとなり注目だ。ターゲット2,880円、ロスカット1,850円

6770

1,500円

1,150円

電子部品大手。売上の60%程度が自動車向け。スマートフォンのカメラ用部品が大幅増。リストラが寄与するほか、自動車の電装化に伴う供給拡大など、中期的にも業績の上振れ余地大きい。アルパインは子会社。株価は2011年2月高値1,158円を上回り、長期の下落トレンドに終止符。週足では、13週移動平均線が上昇に転じるタイミングに加え、ゴールデンクロスにも期待したい。目先波動でも5/2高値1,275円をクリアし、2/3高値1,441円が視野に入ってきた。2/3高値を上回れば、当面は1,820円処まで上値余地が広がる公算が大きい。ターゲット1,500円、ロスカット1,150円

6832

3,130円

2,000円

独立系の電子部品製造。IC・モジュール・光学センサー・LEDなどを手がける。自動車向けや照明機器向けなどが堅調な一方、産業機器やPC関連、液晶テレビなどの家電向けは弱含み。今期も増収増益予想。LED関連部品や自動車向けICなどの好調見込む。株価は2006年安値2,280円の節目に接近。中長期でも重要な節目であり、超えることができれば2006年高値2,850円や3,410円まで主要な節目はない。信用買い残もやや整理が進捗。日足ベースでは下値を切り上げ、上げ加速局面の雰囲気も。出来高増加がポイントとなる。ターゲット3,130円、ロスカット2,000円

6924

370円

229円

照明灯大手。発光ダイオード (LED)照明が堅調であるほか、トンネル非常警報システムやLED道路情報システムなどの情報機器が公共事業の増加で受注が伸長。海外の業績も好調。2014年3月期は6期ぶりに復配へ。自社株買いにも意欲的。株価は12カ月移動平均線をサポートに上昇トレンドが続く公算が大きい。2011年高値294円は出来高急増局面にあったことから、戻り売り圧力は一見強そうにみえるが、2月の大陽線に続き上値遊びは4カ月目に突入。いつ上方に抜け出しても不思議ではない。日足の一目均衡表では雲下の推移となっているが、基準線の下げ止まりをきっかけに雲上に抜け出せるかがポイント。出来高の増加が伴えば、順張りスタンスで挑みたい。ターゲット370円、ロスカット229円

6961

9,080円

6,110円

精密プラスチック加工首位。海外の生産拠点は充実。主力のエンプラ事業やオプト事業は今期も増収見込むが、控え目か。液晶テレビ用LED光源拡散レンズは高水準ながらも、中国におけるプレゼンス拡大がカギ。イスラエルに現地法人を設立し、マーケティング体制を充実。剰余金の配当を決議、自社株の取得・消却など株主還元に意欲あり。株価は12カ月移動平均線上に回復。2013年8月高値9,470円から調整一巡感強く、リバウンドは本格局面か。日足の一目均衡表では好転サインはまだ出てないが、転換線上昇で株価動意付くかが注目される。信用買い残は整理が進捗。1月の戻り高値(7,760円)を上回れば、9,000円台も視野か。ターゲット9,080円、ロスカット6,110円

7012

470円

368円

総合重機大手。航空宇宙事業が業績の柱。鉄道車両や大型バイク、油圧関係機器、ガスタービンなどにも強い。油圧機器は中国油圧ショベル市場の回復が鈍いが、国内設備投資の増加は追い風。北米向け鉄道車両の採算改善にも期待大。シンガポールLTA新線向け地下鉄電車364両を受注した。株価は5/2高値390円を上回り、二番底が完成した。一目均衡表では三役好転に続き、遅行スパンの雲超えが当面のポイント。週足では雲をサポートに出直りの兆候あり、基準線(423円)超えで中長期スタンスでも上昇トレンド継続か。ターゲット470円、ロスカット368円

  • 出所:DZHフィナンシャルリサーチが作成
  • 注目銘柄採用基準・・・東証上場銘柄で6/4現在、時価総額が100億円以上、PER25倍以下、PBR3倍以下、今期増収予想、13週移動平均線を上回っている銘柄の中から、短期的な売られ過ぎや話題性を考慮してピックアップした。
  • 「目標株価(円)」・・・一目均衡表分析の値幅観測やフィボナッチ、株価の過去の節目などを基準に総合判断。
  • 「ロスカット株価(円)」・・・一目均衡表や移動平均線、株価の過去の節目などを用い総合判断。
  • ※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。

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