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2019-08-20 05:27:00

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週刊日本株式アウトルック

欧米株に対する出遅れ感が買い安心感に

2013/9/20
提供:DZHフィナンシャルリサーチ 日本株情報部 東野 幸利

来週の株式見通し(2013/9/24〜9/27)

来週(2013/9/24〜9/27)の東京株式市場は目先の調整局面か。直近の上昇ペースが速い欧米主要指数の反落が予想され、全体的に影響を受ける可能性が高い。中秋節明けの中国市場に期待は持てそうだが、FOMCの結果を通じて円がドルに対し一時買われたことで、主力大型株に対する手控え姿勢は続くだろう。また、9月末の配当権利狙いの買い一巡で反動安が警戒される局面でもある。
一方、国内の経済対策への期待感が報道などを通じて維持されやすいことや、欧米株に対する日本株の出遅れ感は強く、金融などの内需株への物色意欲の衰えは想定しづらい。
来週の国内の経済指標では、8月全国消費者物価指数(9/27)以外は特に重要なものはない。一方、海外では、中国9月HSBC 製造業PMI、独9月製造業PMI、ユーロ圏9月製造業PMI、米8月シカゴ連銀全米活動指数(9/23)、独9月Ifo景況感指数、米7月S&Pケース・シラー住宅価格指数、米7月FHFA住宅価格指数、米9月CB 消費者信頼感指数(9/24)、米8月耐久財受注、米8月新築住宅販売件数(9/25)、米4-6月期GDP 確報値(9/26)、中国8月工業利益、米9月ミシガン大学消費者信頼感指数改定値(9/27)などが重要だ。
9/25には、エンビプロ・ホールディングス(5698)が東証二部に新規上場となる。鉄くずが主力のリサイクル専業としては恐らく上場初のケース。中小業者が多いセクターで業界は昔から存在しており、特に新奇性はない。今期は営業減益の予想となっており成長期待は乏しそうだ。それでも吸収金額は最大12億円弱に過ぎず、PERは6倍台と低い。強い地合いが続くなかでは、堅調な展開が望める。
また、9月末に株式分割を予定しているコロプラ(3668)enish(3667)ヤマダ電機(9831)カルビー(2229)国際石油開発帝石(1605)など、分割権利落ち日(9/26)の動きにも注目したい。

日経平均株価の予想レンジは14,200円−15,000円。現状では8/28安値13,188円を基点とした上昇トレンド継続との見方が基本となる。ただ、7/19高値14,953円を前にいったん調整も考えられ、25日線(13,893円、9/19現在)や一目均衡表の基準線(13,977円、9/19現在)などが位置する心理的節目14,000円前後までの調整なども想定しておきたい。週足の一目均衡表では転換線(14,004円、9/19現在)の下落基調も弱含む要因になりえる。短期的な上値メドは、7/19高値14,953円〜15,000円。また、6/13安値12,415円〜7/19高値14,953円までの上昇幅2,538円を8/28安値13,188円からの上げ幅とみた15,726円なども考えられる。基調に変化が生じやすいのは、9/20、10/1、10/4、10/10などがある。
図表1は、日経平均株価の一目均衡表である。2013年5月高値15,942円を基点に考えられる1つの三角もち合いを上放れたことで、一段と上昇が加速するとみることができる。ただし、上放れた方向とは逆方向に一時的に戻る習性もある。それを考慮した場合は、いったん調整後に抵抗帯(雲)のネジレが発生する10/4前後に変化日らしい動きが生じるシナリオもあるだろう。
当面は、10/1発表の日銀短観、10/3〜10/4に開催される日銀金融政策決定会合あたりに注目。大型株が上昇しやすい年末に向けて、この先最初のターニングポイントとなるか。

図表1:日経平均株価の一目均衡表(2013年1月23日〜9月19日)
  • 出所:BloombergよりDZHフィナンシャルリサーチが作成

米長期金利がやや低下している。FOMCで量的緩和の縮小が見送られたことや次期FRB議長候補にハト派のイエレン氏が有力候補として浮上したことなどが要因だ。また、足元の米景気指標の改善の鈍さなども要因として挙げられる。
一方、9/22にはドイツ連邦議会選挙がある。直後には、中国や欧州の製造業PMIや独9月Ifo景況感指数の発表などが続くことから、FOMCを通過した米国市場よりも、それらの結果を通じた欧州市場や中秋節明けの中国市場の動向に焦点が移る可能性がある。図表2は、ユーロ圏の製造業PMI(購買担当者指数)の推移である。2013年7月には、景気の好不調の分かれ目となる50を約2年ぶりに上回った。仮に、欧州の景気指標などを通じてユーロ高・円安が一段と進行すれば、日経平均先物への買い戻しが意識され上昇ピッチが強まるかもしれない。中国を牽引にアジア市場への成長期待から、工作機械や重機メーカーなどにも注目だ。

図表2:ユーロ圏の製造業PMI(2006年4月〜2013年8月)
2013年7月は約2年ぶりに50超えを達成
  • 出所:BloombergよりDZHフィナンシャルリサーチが作成

来週の注目銘柄(2013/9/24〜9/27)

銘柄
コード

銘柄名

目標株価(円)

ロスカット株価(円)

注目ポイント

6005

3,300円

2,500円

産業小型ボイラーで国内5割超のシェア。国内メンテナンス、販売の緩やかな売上増加と米国やアジアなど海外案件が好調。中国で低効率ボイラーから同社製品への置き換えが加速する可能性がある点に注目との見方も。水処理や環境事業も収益の柱へ。株価は8/6に形成したマド埋め後も高値圏維持で先高期待は強い。一目均衡表では遅行線の再度好転。7/25高値2,787円更新が視野だが、短期的な過熱感も。2,600円台の押し目を拾いたい。ターゲットは3,300円、ロスカットは2,500円。

6135

810円

615円

工作機械の総合大手。精密加工や航空機向けにマシニングセンター(MC)が柱。国内の設備投資関連は依然としてさえないが、自動車エンジンの低燃費化に伴う新規設備の受注が続く。航空機産業からの引合いも増加。海外はアジアにおける受注が想定超。株価は商いともない7月高値646円をあっさりブレーク。短期的な過熱感は否めないが、抵抗帯を上回る強気ゾーンの押し目は買い。2011年高値812円を上回れば、長期N字波動で大台替りもありえる動き。当面のターゲットは810円、ロスカットは615円。

6302

600円

435円

総合重機械メーカー。変減速機、射出成形機などが得意。機械から環境プラント、建設機械、造船などに幅広く展開している。射出成形機はIT関連市況が好調に推移し、受注は増加傾向。油圧ショベルは国内受注は前年を上回るペース。建設用クレーンは北米回復続き受注、売上ともに増加。がん治療装置なども手掛ける。株価は高値圏で強含み。信用売り残と買い残が拮抗し、取り組み妙味も大。三角もち合い上放れで2010年高値636円が節目に。中期では900円前後の波動パターンも想定される。短期的なターゲットは600円、ロスカットは435円。

6768

350円

242円

電子部品の製造会社。トランスやリアクタ大手。円安追い風に米国で自動車用トランスが好調。前期低迷した家電分野では家庭用電動工具関連が伸長のほか、太陽光発電などのエネルギー関連分野も堅調に推移。スマートフォンで需要高いフレキシブル基板用はんだ絶縁膜の工場を新設。韓国に開発拠点も。株価は13週移動平均線サポートに下値切り上げ順調。週足三役好転をにらみ、8月高値284円をうかがう。信用買い残は上値の重荷だが、PBRに割安感あり再動意の公算も。中期的な上値メドは450円前後。短期的なターゲットは350円、ロスカットは242円。

7003

319円

191円

三井系の重工業メーカー。造船、機械、プラントなどを手掛ける。船舶用エンジンでは国内で50%の市場シェア。トルクメニスタン国営化学公社から化学プラントの受注や、欧州で建築廃材などを燃料とするバイオマス(生物資源)発電事業に参入するなど、材料は意外と豊富。株価は5/22高値227円が視野に入ってきた。月足の一目均衡表では基準線をサポートに上値は抵抗帯(雲)に入り込む動き。5月高値を上回れば、下げの倍返しで319円処が見込めそうだ。ターゲットは319円、ロスカットは191円。

  • 出所:DZHフィナンシャルリサーチが作成
  • 注目銘柄採用基準・・・9/19現在、株価800円以下で時価総額が200億円以上の東証一部銘柄が対象。9/13時点の信用売り残が前週比で増加、買い残が前週比で減少した銘柄のうち、PBRは1.5倍以下。5日移動平均線のトレンドは上昇を継続し、株価が同線を上回っている銘柄。
  • 「目標株価(円)」・・・一目均衡表分析の値幅観測やフィボナッチ、株価の過去の節目などを基準に総合判断。
  • 「ロスカット株価(円)」・・・一目均衡表や移動平均線、株価の過去の節目などを用い総合判断。
  • ※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。

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