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マーケット > レポート > サキモノの『ココがPOINT!』

サキモノの『ココがPOINT!』

2015/8/3

相場が荒れる?今月は「三日新甫」スタート

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  ファナック急落もファーストリテイリングが上場来高値を更新

前週(7月27日-31日)の225先物は週間ベースで50円上昇と小動きとなった。米国株安や中国株の急落など外部環境が不安定だったことから週初は売り優勢となる場面もみられたが、外部環境の落ち着きとともに買い戻される展開に。決算本格化で現物株に関心が移るなか、ファナック<6954>や東エレク<8035>による通期業績見通し下方修正が懸念されたものの、ファーストリテイリング<9983>が上場来高値を更新したことでマイナスインパクトを相殺。指数を下げさせたくない投資主体が同社を集中的に買い上げたと観測される。週末にかけては決算ラリーが鮮明となり、先物・オプション市場は商い閑散となった。なお、7月24日時点の裁定買い残は16億株程度と引続き低い水準に留まっている。

日経225と裁定残(7月24日時点)
225先物買い筆頭の野村はETF組成に絡んだ買いか

225先物の手口では、レバレッジETF組成に伴う売買が膨らんだことで野村が買い筆頭となった。これにバークレイズ、ゴールドマン・サックス、ドイツ証券が買い方上位に並んだ。一方、売り方ではAアムロが7,766枚を売り越すほぼ一手売りの状態となった。TOPIX先物はBNPパリバ、クレディ・スイス、Nエッジと欧州勢が買い方上位に並んだ一方、モルガン、バークレイズ、ゴールドマン・サックスが売りに回った。

日経225先物手口(期近)  週間累計上位15社(売り買い差し引き)
  • ※各取引所より発表される売り買い上位20社のデータをもとに、売り買いの差し引き週間累計の上位順に表示してあるため、日々ベースで上位となっている証券会社でも表示されていないケースがあります。また日々発表される手口は20位以下が未発表であるため、差し引きが実際とは異なる(大きく傾いて表示される)場合があります。日々の手口は限月間スプレッドを含み、イブニング、立会外及びSGXは含んでいませんが、推定建玉はイブニング、立会外の分も加味しています。尚、推定建玉は週初一回のみ各取引所より発表される建玉残に日々の売り買い差し引き枚数を加減算した推計値となっています。
TOPIX先物手口(期近)  週間累計上位15社(売り買い差し引き)
  • ※各取引所より発表される売り買い上位20社のデータをもとに、売り買いの差し引き週間累計の上位順に表示してあるため、日々ベースで上位となっている証券会社でも表示されていないケースがあります。また日々発表される手口は20位以下が未発表であるため、差し引きが実際とは異なる(大きく傾いて表示される)場合があります。日々の手口は限月間スプレッドを含み、イブニング、立会外及びSGXは含んでいませんが、推定建玉はイブニング、立会外の分も加味しています。尚、推定建玉は週初一回のみ各取引所より発表される建玉残に日々の売り買い差し引き枚数を加減算した推計値となっています。
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  ボラティリティは低位安定

日経VI(ボラティリティ・インデックス)は17.57pと引き続き20pを下回る低い水準。225先物が一時20,060円まで下落した28日に21.88pまで上げる場面がみられたものの、日銀によるETF買入れなど需給面を背景に日本株は下がり難いことから日経VIの上昇は瞬間的に留まった。足元では、指数下落局面で活発化する個人投資家による日経平均レバレッジETF買い入れも底堅い地合いを作り上げるファクターとなっているもよう。また、7月SQ通過以降、先物・オプション市場で積極的な売買を手がける投資家が減少していることも、ボラティリティが低位安定している要因と言えよう。

ファーストリテイリングやファナックの影響でNT倍率(先物)は縮小へ

NT倍率(先物)は縮小している。225先物、TOPIX先物で目立った売買は観測されなかったが、現物市場では上場来高値を更新していたファーストリテイリング<9983>が週末にかけて伸び悩む格好となった。また、決算内容が嫌気されて急落したファナック<6954>の反発が弱いこともNT縮小に影響している。もっとも決算ラリーが続いていることから、足元のNT縮小はさほど意味はないとの見方。

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  今月は相場が荒れると言われる「三日新甫」スタート

今月は相場が荒れると言われている「三日新甫」スタートとなるが、足元の地合いを考慮すると「夏枯れ相場」の雰囲気の方が勝るか。

(「三日新甫(みっかしんぽ)」とは、月の初めの一日が休みで、相場が三日から始まる月を言います。「三日新甫」と言いますが、このような月は昔からの格言で「相場が荒れる」と言われています。)

中国株急落で突発的に下げ幅を広げるような展開は無くなりそうもないが、日本株は需給面から下げにくいとみられ、下落は短期的な動きに留まろう。短期筋は値幅が取れないことから積極的な商いは引き続き手控えると想定。今週は約1,200社が決算を発表することで決算ラリーも本格化を迎える。国内株に目線が移ることから先物・オプション市場は引き続き盛り上がりに欠ける展開が続くか。

直近ではTPP合意先送りが嫌気されそうだが、下げは足元買われていた食料品や自動車部品関連の一角に留まり日本株全体への売り圧力とはならないと見る。週末に米雇用統計の発表を控えていることからも様子見姿勢は強まろう。今週の上値メドは20,750円、下値メドは20,150円とする。

経済スケジュール(8月3日〜9日)

  • 提供:フィスコ社

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