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マーケット > レポート > 225の『ココがPOINT! > 一目均衡表が示唆!日経平均株価は「強気」転換へ

225の『ココがPOINT!』

2015/10/13

一目均衡表が示唆!日経平均株価は「強気」転換へ

9/29の安値を起点に、順調に戻り相場を展開してきたかのようにみえる東京株式市場ですが、連休明けの10/13は売り先行になってしまっています。折しも、日経平均株価は8/11から9/29までの下落幅に対する「3分の1戻し」水準を回復するなど、短期的な目標達成感が出て戻り売りも出やすく、局面判断が難しいタイミングとなっています。

そこで今回の「225の『ココがPOINT!』」では、一目均衡表の形状は現在、何を示唆しているのかをチェックすることで、今後の日経平均株価の方向感を予想する参考材料にしてみたいと思います。結論的にはタイトル通り、日経平均株価は「強気」転換の形になりつつあるようですが、それはなぜでしょうか。

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戻り相場は続くのか?ここで一服するのか?

日経平均株価は9/29を安値に上昇基調が続いてきました。10/2〜10/12の7営業日にNYダウおよび独DAXが7営業日連続高するなど、海外株が上昇を続けてきたことが追い風になっています。10/2に発表された米雇用統計(2015年9月)で、雇用者数が事前予想を大幅に下回る弱い内容となり、年内利上げ観測が後退したことで、世界的な過剰流動性が続きやすいとの見方につながっています。

この間、中国市場では国慶節の休日(10/1〜10/7)があり、中国発の悪材料が出にくくなっていたことも、東京株式市場には好材料でした。折しも、10/1からは月替わりであるのみならず、年度下半期のスタートにも相当し、買いポジションが取りやすくなってきたことも下支え材料になりました。

なお、下落局目での「売り主体」になってきた海外投資家ですが、9/28〜10/2(最新データ)の週まで8週間連続売り越しになっています。この間の売り越し額は合計4兆円に達し、2014年・年間の買い越し額である9,346億円を大きく上回る金額になっています。こうした海外投資家の売りの「正体」は、実はオイルマネーだったのではないかとの見方が有力視されています。ただ、足元で原油価格の動きは落ち着いているようで、オイルマネーの売りは弱まると期待されています。

こうした中、日経平均は、8/11の高値(20,946円)から9/29の安値(16,901円)までの下落幅に対する「3分の1戻し」水準が18,249円であり、10/9終値が18,438円ですので、重要な戻りのメドまで株価を回復させてきたと考えられます。連休明けとなった10/13の東京市場では再び売りが先行し、株価の回復ムードに一服感も出ています。今後、さらに戻り相場が続くのか、それともこのまま押し返されてしまうのか、非常に微妙な所だと思われます。そこで今回の「ココがポイント」では改めて現在の株価水準をチャート面(一目均衡表)からチェックしてみたいと思います。

図1:反発に転じた日経平均株価(日足)

  • ※当社チャートツールをもとに、SBI証券が作成(2015/10/13現在)。
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【ココがPOINT!】「一目均衡表」は、強気転換を示唆へ

図2の日経平均株価「一目均衡表」をご覧ください。一目均衡表の見方・現状判断については表1を、用語解説については表2をご参考にしていただければと思います。

多くの投資家が参考にしており、もっともわかりやすい「クモ」との位置関係については、残念ながら日経平均株価日足チャートはまだ「クモ」の下に位置していますので「弱気局面」のままです。

しかし、「遅行スパン」が、日足チャートを上回り始めていることに加え、このままいけば「転換線」が「基準線」を上回りそうです。これまでは、表1でご紹介したすべての注目ポイントで、一目均衡表は「弱気局面」を示唆してきましたが、ここにきて2つの点で「強気転換」してきたと見受けられます。日経平均は総じて「弱気局面」から「強気局面」に変わりつつあるとの現状判断が妥当だと思われます。

一般的に「一目均衡表」で、「クモ」はそれを日経平均が上抜ければ「強気転換」のシグナルですが、それまでは上値抵抗ラインとして位置づけられます。上記したように、現状で日経平均株価日足チャートはまだ「クモ」の下に位置しています。しかし逆に考えれば、そこまでは「抵抗」が少ないと考えられますので、当面は、この「クモ」の近辺が日経平均の戻りのメドになる可能性があります。10/13現在では日経平均株価19,023円近辺、来週・週明けの10/19段階では18,742円近辺が「クモ」の下限とみられますので、当面は、それらを意識した展開になりそうです。ちなみに、日経平均株価が前日比1,343円高した9/9の高値は18,770円であり、10/19に想定される「クモ」の下限に近くなっています。

図2:「強気転換」を示唆し始めた日経平均「一目均衡表」

  • ※当社チャートツールをもとに、SBI証券が作成(現地時間2015/10/5現在)。

表1:「一目均衡表」の主要な注目ポイントと現状

一般的な注目ポイント   現状判断は?
ポイント1 日足チャートが「クモ」の上にあれば「強気トレンド」。日足チャートが「クモ」を下から上へ突き抜ければ「強気転換」。 10/13現在、日経平均の「クモ」の下限は19,028円なので、まだ「クモ」の下。
ポイント2 「遅行スパン」が日足チャートの上にあれば「強気トレンド」。日足チャートを下から上へ突き抜ければ「強気転換」。 まだ不安定ながら「遅行スパン」が日経平均日足を上回る日が出てきた。
ポイント3 「基準線」が上向きならば中期的に「強気トレンド」。「転換線」が「基準線」を下から上へ突き抜ければ「強気転換」。 「基準線」は横ばい傾向も、それを「転換線」が下から上へ突き抜ける兆し。

表2:「一目均衡表」の用語解説/h4>

基準線 「過去26日間の高値と安値を足して2で割った数値」をつなげた線。
転換線 「過去9日間の高値と安値を足して2で割った数値」をつなげた線。
先行スパン1 「基準線と転換線を足して2で割った数字を本日を含む26日先に表示し、それをつなげた線。
先行スパン2 「過去52日間の高値と安値を足して2で割った数字を本日を含む26日先に表示し、それをつなげた線。
クモ 先行スパンの1と2に挟まれた場所。
遅行スパン 当日終値を、当日を含む26日前に表示し、それをつなげた線。
  • ※各種資料よりSBI証券が作成。

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