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2019-08-25 03:48:19

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どうなる金価格!!金はここで買ってよいのか?

2016/03/23

年初の世界的な株安を受けて金価格が上昇、年初来の上昇率は17%に達しています。2月半ばからはリスク資産の回復もあって、金価格は1,250ドルを中心としたもみ合いに相場に移行しています。金価格は11年の1,800ドル台の高値から長期的に下落傾向となっていましたが、金およびその関連商品などはここで買ってよいのでしょうか?検討してみましょう。

図表1:金関連商品

銘柄(コード) 概要 取引所 出来高
金ETF・ETN
SPDR ゴールド シェア(GLD) 金地金価格(ロンドン金値決め)との連動を目指す。 NYSEArca 15.0百万
iシェアーズ ゴールド・トラスト(IAU) 金地金価格との連動を目指す。 NYSEArca 9.5百万
純金上場信託(現物国内保管型)
(1540)
東京工業品取引所の金価格との連動を目指す。現物に転換できるのが特徴。 東証 78,571
金価格連動型上場投資信託
(1328)
円換算した「金地金価格(ロンドン金値決め)」との連動を目指す。 東証 7,333
SPDRゴールド・シェア
(1326)
円換算した「金地金価格(ロンドン金値決め)」との連動を目指す。 東証 6,899
NEXT NOTES 日経・TOCOM 金 ダブル・ブル ETN(2036) 日経・東商取金指数の前日比変化率の2倍となるように計算された、日経・東商取金レバレッジ指数に連動する。 東証 8,321
NEXT NOTES 日経・TOCOM 金 ベア ETN(2037) 日経・東商取金指数の前日比変化率の-1倍となるように計算された、日経・東商取金インバース指数に連動する。 東証 233
金鉱株ETF
マーケット ベクトル 金鉱株ETF(GDX) NYSEArca金鉱株インデックスに連動を目指す。 NYSEArca 93.3百万
マーケット ベクトル ジュニア金鉱株 ETF(GDXJ) マーケット・ベクトル中小型金鉱株インデックスの価格および利回り実績と同等水準の投資成果を目指す。 NYSEArca 10.4百万
Direxion デイリー 金鉱株 ブル3倍 ETF(NUGT) NYSEArca金鉱株インデックスの3倍の運用実績に連動する投資成果を目指す。 NYSEArca 10.0百万
Direxion デイリー 金鉱株 ベア3倍 ETF(DUST) NYSEArca金鉱株インデックスの-3倍の運用実績に連動する投資成果を目指す。 NYSEArca 33.9百万
金鉱株
バリック ゴールド(ABX) カナダの産金会社。カナダ、米国、南米、オーストラリア、アフリカなどで金を生産。 NYSE 24.8百万
ニューモント マイニング(NEM) 米国の産金会社。カナダ、メキシコ、インドネシア、オーストラリアなどで金を生産。 NYSE 13.2百万
ゴールドコープ(GG) カナダの産金会社。カナダ、米国、メキシコ、中南米などで金を生産。 NYSE 14.8百万
ツージンマイニン(02899) 中国の産金会社。中国最大規模の紫金山金鉱(福建省)を保有するほか、豪州、ロシアなどの鉱山にも出資。 香港 51.4百万
  • 注:出来高は、16年2月の1日当たり平均出来高です。
  • ※当社WEBサイト、Bloombergデータを通じてSBI証券が作成
1

金価格は底入れ?

年初来、金価格および金鉱株の上昇が目立っています。

15年末に1,061.10ドルだった金の現物価格は、3/21時点で1,243.75ドルと17%の上昇で、上昇率は同期間に0.4%の上昇にとどまるS&P500指数を大きく上回っています。また、金鉱株の「マーケットベクトル金鉱株ETF(GDX)」の上昇率は50%に達しました(それでも、11年高値の31%の水準ですが)。

週足チャートで過去2年の金価格の推移を見ると(図表2)、50週、100週移動平均線とも突破して移動平均線の上でのもみ合いに移行しており、相場が底入れした可能性が窺えます。

過去10年のチャートでは(図表3)、米国でサブプライムローン問題が発生する07年に600ドル台であった金価格は08年〜09年の金融危機を経て11年には1,800ドル台に達し、その後下落トレンドを辿ってきたことが確認できます。

現値は過去10年の高値、安値の半値押しの水準にあり、金に投資する良いタイミングかもしれません。

米国の著名投資啓蒙家ジム・クレイマーは、株式ポートフォリオを構築する際に、分散先として金を保有することを勧めています(詳しくは、15年12/7掲載の「アメリカNOW! 今週の5銘柄 〜著名投資啓蒙家クレイマー式ポートフォリオ構築術とは?〜」をご参照ください。)

まだ金を保有していない方には組入れのチャンスかもしれません。金の価格形成について考え、金投資の可否について検討してみましょう。

図表2:金価格の推移(現物、1トロイオンス当たり、週足2年)

  • ※当社WEBサイトを通じてSBI証券が作成

図表3:金価格の長期の動き(現物、1トロイオンス当たり、月足10年)

  • ※当社WEBサイトを通じてSBI証券が作成

図表4:金鉱株大手3社の株価推移(月次データ)

  • 注:3月のデータは3/22です。
  • ※BloombergデータをもとにSBI証券が作成
2

金の価格形成を考える

金価格には、以下に挙げる様々な要因が影響を与えると言われています。

【金価格に影響を与える要因】

[1] ドルの動向・・・金は世界共通通貨としての側面があり、基軸通貨である米ドルの上昇(下落)は、金の価格下落(上昇)要因と考えられています。

[2] 米国金利動向・・・金は保有によって利息を生まないため、米ドル金利上昇が金の価格下落要因、米ドル金利低下が金価格の上昇要因と考えられています。

[3]インフレや地政学的リスク・・・インフレは金価格にプラスとなる傾向が強いと言われます。また、地政学的リスクが高まると、資産保全ニーズで金が買われる傾向があります。

[4]産金会社・生産国動向・・・主要な産出国である南アフリカの金鉱山でしばしば事故などにより、操業が停止されることがあり、金価格に影響を与えます。

これらのうち、これまで金に投資しにくかった要因は[1]のドル高と[2]の米国の政策金利引き上げと考えられますが、いずれの影響も緩和の方向と見られます。

[1]については図表5の通り、一般によく使われる「ICEのドルインデックス」(ICEはインターコンチネンタル取引所)は頭打ちとなって横ばい圏から、今後はドル安となる可能性も出てきていそうです。

より幅広い通貨を対象とする「FRBのドルインデックス」(FRBは米連邦準備制度理事会)は、新興国通貨のウェイトが高いため15年中も上昇傾向が続きましたが、足元では頭打ちの兆しが見られます。

[2]についてはご案内の通り、米国は昨年12月に7年ぶりの利上げに踏み切りました。それまで利上げが悪材料として意識されていた金価格に対しては、一旦悪材料の出尽くしと言えるでしょう。また、3/16のFOMCでは、16年末の政策金利予想の中央値が昨年12月の1.375%から0.875%に低下し、将来にわたって金利見通しが引き下げられました。

さらに、日本銀行が政策金利にマイナス金利を適用したこと(1/29公表、2/16実施)も金価格の押し上げ材料と言えそうです。14年6月からマイナス金利を導入しているユーロ圏など欧州諸国と併せて、GDPで世界の4分の1を占める国が政策金利にマイナス金利を適用しています。利息を生まない金の相対的な価値に影響を与えていると見られます。

以上は、金が買いにくかった理由が緩和したということですが、積極的な注目点として金の総需要の約4割を占める中国とインドの消費需要動向があげられます。

両国は歴史的文化的に金選好度が高く、その需要動向が金価格に大きな影響を与えてきました。図表6の通り、両国とも14年の需要は大幅に減少しましたが、15年には増加に転じています。インドは7%台、中国は減速したとは言え6%台の経済成長を維持していることから金需要を支えることが期待できるでしょう。

金の価格形成にマイナスに働いていた、ドル高、米金利上昇への懸念が緩和に向かう中、中国・インドの金需要が回復しつつあることから、金価格は中期的に底入れして堅調となる可能性が高まっていると言えるのではないでしょうか。

図表5:ドル高からドル安への転換?(月次データ)

  • 注:16年3月のデータは、FRBのドルインデックスが3/18、ICEのドルインデックスが3/22です。
  • ※BloombergデータをもとにSBI証券が作成

図表6:中国とインドの金の消費需要推移

  • ※「World Gold Council」の公表資料をもとにSBI証券が作成

図表7:金の需要と供給(15年)

  • ※「World Gold Council」の公表資料をもとにSBI証券が作成
2

金への投資を考える

金関連の主な金融商品として、以下があります。

(1)金のETF・ETNに投資する・・・金を裏付け資産とする証券で、金現物への投資と同等の効果が期待できます。ニューヨーク市場に上場する「SPDR ゴールド シェア(GLD)」「iシェアーズ ゴールド・トラスト(IAU)」や東証に上場する「純金上場信託(現物国内保管型)(1540)」などがあります。

(2)金鉱株ETFに投資する・・・金鉱株に分散して投資することができます。ニューヨーク市場に上場する「マーケット ベクトル 金鉱株ETF(GDX)」などがあります。

(3)金鉱株に投資する・・・金生産を主力事業とする大手企業には、ニューヨーク市場に上場する「バリック ゴールド(ABX)」「ニューモント マイニング(NEM)」などがあります。

もちろん、金の現物を買って保有することもできますが、小売価格の売買差額が比較的大きいことや保管のリスクを考えれば、証券による投資が効率良いと言えるのではないでしょうか。

金鉱株に投資する際のご参考として、図表8に米国市場に上場する産金大手3社の投資指標を掲載しています。

予想PERで比較すると、バリック ゴールドまたはニューモント マイニングが良さそうです。さらに、金埋蔵量との関係では、最大手のバリック ゴールドが割安と言えます。

金鉱株で注目できるのは、図表9の通り年々生産コストを低下させていることです。金価格がある程度戻れば、一気に利益が出てくる可能性があります。金価格が1,800ドル台まで戻らなくても、最高値を更新する可能性があるでしょう。

図表8:金鉱株大手3社の投資指標比較

  • 注:Gの「1株当たり埋蔵価値」は、E 「1株当たり金埋蔵量」×(金価格1,248ドル − F「金生産コスト」)を計算したものです。Fの「金生産コスト」は、現在稼働中の金鉱での一連の営業活動を維持するために必要なすべての費用(将来の成長のために使用される費用は除く)で、All in sustaining costs(AISC)を使用しています。「oz」はトロイオンスです。トロイオンスは金の重量を計るときに使われる単位で、31.1035グラムに相当します。
  • ※Bloombergデータ、会社資料をもとにSBI証券が作成

図表9:金の生産コスト削減が進む金鉱会社

  • 注:生産コストは1トロイオンス当たりで、図表8の注のAISCによります。
  • ※会社資料をもとにSBI証券が作成

※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。

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